じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

高橋克彦「緋い記憶」

2018-07-22 20:22:28 | Weblog
☆ 高橋克彦さんの「緋い記憶」(文春文庫)を読んだ。ぞっとするような話だった。

☆ きかっけは何気ない「同窓会」の話。故郷の町では「厄払い会」という名の「同窓会」があって、それへの参加を呼びかける葉書だった。デザイナーとして成功をおさめている主人公は参加に乗り気ではなかったが、出張のついでとは言いながら、友人がわざわざ東京まで会いに来てくれた。その友人、趣味は古い地図の蒐集だという。そこから話は広がっていく。

☆ 主人公が心に抱える苦い思い出、その家が地図に見当たらないのである。そして、過去の自分と対峙するため主人公は故郷へと向かった。

☆ 主人公が心を魅かれた少女の正体は。
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映画「雨あがる」

2018-07-22 17:33:59 | Weblog
☆ 映画「雨あがる」(2000年)を観た。

☆ 剣術の腕は一流だが、気が優しいためにそれがかえって相手を傷つけてしまう。宮仕えには向かず旅を続ける伊兵衛とその妻たえの話だった。

☆ とにかく絵が美しい。緑色の美しさは格別だ。そして表情を刻々と変える川、滝の映像、海の見渡す風景も美しかった。

☆ 果たして仕官が叶うのか、最後は思わせぶりに終わるけれど、仕官するもよし、青空を舞い飛ぶタカのように自由に生きるもよし、水のように自然体でそして力強く生きていってほしいと思った。
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