じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

伸びる子と伸びの鈍い子

2017-12-25 02:27:00 | Weblog
☆ クリスマス・イブだというのに浮いた話もなく、深夜に教材をつくっています。明日から冬期講座。

☆ 朝8時から昼3時半まで。夕方からはレギュラーのクラスもあり、朝、昼、夜と3回も通ってくれる子もいます。連日、塾で10時間自習をする子もいます。

☆ この業界に身を置き40年。クリスマスも正月も街中の賑わいを横目に見ながら、受験の追い込みに拍車をかける。

☆ 今や街中にあふれるものは、美容院、歯医者、そして学習塾。買い手市場のこのご時世、失敗は許されない。全員第一志望に合格できるように必死で戦います。

☆ ところで、伸びる子どもとの伸びない子。その見分け方は案外簡単です。特に課題を与えずに10分間ほど放置します。伸びる子は何か作業を始めます。伸びない子はただじっとしています。

☆ 指示を待っている子。課題を待っている子は伸びが鈍い。

☆ 伸びる子は、ブツブツ文句を言いながらも、自分で課題を始めます。そして「プリントが欲しい」「課題が欲しい」と言い出すと、力がグッと伸びます。このモチベーションの差が実に大きいと思います。

☆ 塾にはいろいろな子がやってきます。伸びる子は必要な時に必要なサポートをするだけで力を発揮してくれます。では伸びない子はどうするか。難関校を目指す進学塾ならそもそも受け入れない、入塾させないというのも一つの方法です。しかし、個人塾でそんな贅沢はできません。伸びが鈍い子もなんとか志望校へ入れないといけません。

☆ 受験はキレイごとでは済みません。「よく頑張った」ではダメなのです。合格させないと塾の意味がありません。(合格させる自信がなければ受け入れないのが良心的です。) 

☆ ある意味、この伸びの鈍い子のモチベーションを高め、彼ら(彼女ら)が嫌いな勉強に時間を割かせ(彼らにとっては苦痛以外の何物でもないが)、最低点でもいいから合格させる。それが塾の腕の見せ所です。

☆ そんな生徒も、時にキラリと光り出し、力が伸びるから不思議です。ほめること、時には外発的動機付け(アメとムチ)が効果を発揮します。勉強が嫌いな彼らも高校には行きたいのです(高校でさらに嫌な勉強が待っていようとも)。

☆ 定期テストで20点や30点しかとれなかった子が70点をとったとき、満面の笑みを浮かべてくれます。その光った瞬間を見逃さないこと。

☆ 1月8日まで、気を引き締めて頑張ります。「合格しました」の一言を聞くために。 
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