じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

大リストラ時代の予兆

2017-12-03 16:08:23 | Weblog
☆ メガバンクが大規模な人員整理を行うという。

☆ 人口減少社会、そして長期にわたる低成長時代。より付加価値が高く収益率の大きな分野に、どの企業も選択と集中をすすめつつある。同時に経営の重荷となる人件費の縮減。AIなど新しい技術を生かした効率化が志向されている。

☆ 今、世の中は人材不足が叫ばれ、パートの時給は上昇気味だ。しかし、これは過渡的な現象であろう。正規雇用を手控えた代償といえまいか。パートの時給やアウトソーシングの経費を勘案しても、急速に変化するニーズに機動的に対応するには、少数精鋭主義が向いているようだ。

☆ 電子タグによって、コンビニやスーパーのレジの仕事も遠からず消滅しそうだ。貨幣自体が消滅するかも知れない。

☆ 介護職など慢性的に人材が不足している業種がある。経験の積み重ねや忍耐力が求められる職種だが、労働条件は良くない。保育職にしてもそうだ。20代の女性が結婚までの間、勤務するには良いかも知れないが、男性が家族を支える収入を得るには、園長(経営者)にでもならなければ難しいのではないか。雇用機会均等とは言いながら、歴然とした所得の壁がある。

☆ 人海戦術の時代ではない。労働市場からあふれた人々の行き場をどう開発するか。ワークシェアによって貧しさを共有するのか。人の習性として、そうはなるまい。富める人は更に富を求める。その富はかつては労働者から搾取したものだったが、これからはAIなどのテクノロジーが富を生み出してくれる。

☆ プロテスタンティシズムの精神や仏教の慈悲があれば、富はベーシックインカムとして再配分され、人々は糊口を凌ぐことになるが、そうでもなければ資本主義経済は終焉を迎える。

☆ かつて、農業革命、産業革命そして情報革命と社会の移り変わりを予言した未来学者がいたが、それを最近実感する。マルクスの理論にしても、20世紀の社会主義革命は強引で乱暴であったが、これからは歴史的必然性として、その予言通りに高度に資本主義が発達した国家から新しい社会体制に移行するのかも知れない。

☆ 時代の動きを感じる。
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「動乱」を観る

2017-12-03 04:04:24 | Weblog
☆ 映画「動乱」(1980年)を観た。

☆ 5.15事件から2.26事件まで。高倉健さんが演じる宮城大尉を中心に描かれていた。

☆ 高倉健さんと吉永小百合さんとの人間模様が突出していて、「動乱」そのものは軽めの扱いだった。キャストも東映映画ということで、仁侠映画とかぶっている。

☆ 森谷司郎監督でシナノ企画が絡んでいるというから東宝映画の「八甲田山」(1977年)からの流れだろうか。
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