じゅくせんのつぶやき

日々の生活の中で感じた事をつぶやきます。

「欲望のユートピア」

2017-12-28 23:49:13 | Weblog
☆ NHK-BSで「フランケンシュタインの誘惑 科学史 闇の事件簿」スペシャル「欲望のユートピア」を見た。

☆ 断片的にしか見なかったが、面白かった。こんな番組があったんだね。

☆ A.I.、脳科学など科学と倫理が交錯する分野について、第一線の研究者が討論をしていた。

☆ 物理の研究が核兵器を生み、医学の研究が細菌兵器を生み、化学の研究が毒ガスを生んだ。航空機、艦船、ロケットそしてインターネットも、科学の発展と軍事研究は密接にからんでいる。 

☆ 倫理綱領や「歯止め」というのも実に脆弱だ。かといって科学の発展を放棄することはできまい。

☆ 自己陶酔に陥り権勢欲に支配された人格が権力を握るかも知れない。軍拡競争は疑心暗鬼の産物だ。殺される前に殺せと。

☆ 科学はマインドコントロールも可能にするかも知れない。既にマスメディアはその道具として使われていないか。

☆ 人間の「歯止め」が脆弱であるなら、その運命を人工知能(A.I.)に託すか。しかし、論理的な人工知能にとって、人間などはゴキブリのように忌むべき存在になるかも知れない。

☆ 番組のホームページは興味あるテーゼを掲げている。

☆ 科学は正義ではない。科学は万能ではない。科学は英雄ではない。科学は希望ではない。科学は魔法ではない。

☆ どこにアウフヘーベンを求めようか。
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