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ネパール旅行 10月04日 ポカラ滞在 4日目 国際山岳博物館へ

2012年11月27日 | ネパール旅行2012/09/24~
6時前、起床。
窓からヒマラヤが見えないかと覗いた、まだ完全に明るくなっていない、薄明るい。
厚い雲はない、ガスも少ない。ヒマラヤが見えるかも知れない。
6時過ぎ、屋上に上がると、マチャプチャレが見えた。
 朝焼けのマチャプチャレ
 
朝日は昇っているが薄雲が掛かっていた。
 
高い空は晴れているが低い空は駄目だ。
今日もヒマラヤの眺めは期待できない様だ。

朝食を食べ終わった8時ごろ3階の食堂からヒマラヤが薄く見えてきた。
カメラを持って屋上に上がった。
アンナプルナ4&2が薄っすらと見えた。空の色が青くないので、ぼやけている。
 
1時間ヒマラヤの移り変わる景色を見た。空の色が少しは青くなった。
今、9時である。今日はこれが限度だろう。雲が湧いてきて山が見えなくなるだろう。
 

2日連続でハイキングしたので、今日は、ゆっくりしよう。
どこか観光できるところがないかと思っていると、国際山岳博物館を奥さんに薦められた。
判り辛いところにあるのでタクシーで行きなさいと言われた。博物館は広い敷地内にあり、食事もできるそうだ。

10時ごろ、G.Hを出た。
フェワ湖沿いでレンタサイクルRs.200(\195)を借りた。鍵のかけ方を教わったが、ガタガタで不安だ。
レンタサイクルは変速機付きで、足に掛かる負荷を少なくなる様に速度を調整した。アップダウンがあるが無理せずに自転車を降りて歩いた。
ダムサイドのビューポイントに寄ったが、雲が湧いていてアンナプルナ4の山頂が見えるだけだ。
今日も8時から9時の約1時間だけが辛うじてヒマラヤが見えた。しかし、すっきりはっきり真っ青なヒマラヤを見たい。

ダムサイドから国道に出て、国際山岳博物館方向へ向った。判り辛いところに差し掛かると国際山岳博物館の道標を発見した。それからは、所々に山岳博物館の道標があり、迷う事無く着いた。
ダムサイドから20分位だろう。
門を入ると広い駐車場があり、指示に従いレンタサイクルを置いた。
チケット売場でチケットRs.300を買った。
売場横から舗装道路を奥に進む。
博物館の敷地は大変広い。障害物がないのでヒマラヤが美しく見える事だろう。今日は駄目だ。
一昨日登った日本山妙法寺の白い仏塔が見えた。
 国際山岳博物館
 

世界の山岳民族が展示され、日本は駒ヶ根市の展示があった。ポカラと駒ヶ根市は友好都市か??
職員に「ネパールのビデオ」が始まるので映写室に入れと誘われた。客に声を掛けていた。
私は見ることにして会場に行った。
ネパールの山岳地帯の生活模様を映し出していた。始まって10分ほどで停電?でビデオが止まった。
 展示風景
 

次に、登山関係の展示が続いた。
初登頂年表があった、山名、何年何月、誰が初登頂しかを年表にしてあった。
若い頃ヒマラヤの登頂記を片っ端から読みあさった時期があり、山名はほとんど判る。
ポカラから見える西からダウラギリ、アンナプルナ、マナスルも当然乗っていた。
登頂に使った装備を寄贈され展示されていた。
日本からは、マナスル初登頂者の故今西壽雄氏の多くの登山用品が展示され、エベレスト女性初登頂の田部井淳子氏コーナーのあった。
 マナスル初登頂コーナー                      田部井淳子氏コーナー
   

博物館は、各国の山岳関係者からの支援を受けて展示されているが、マナスル初登頂コーナーの広さ、空撮による大型山岳パネル写真(K.Ohmori)や野口健氏のエベレスト清掃登山の回収品の環境コーナーなどを見ていると、日本の山岳団体や個人の援助が国別では最大だろう。
 
2時間ほど見学した後、博物館を出て敷地内のレストランに行った。
オープンテラスでビールとサンドイッチを取った。
雲が無ければ、ヒマラヤの眺めが素晴らしいだろう。今日は残念だ。

ポカラにはヒマラヤ絶景ポイントが3ヶ所あり、サランコットと日本山妙法寺、そしてフォクシンがある。
フォクシンは、国際山岳博物館の南に登り口ある。ポカラ滞在中に行く予定にしているので、レンタサイクルで道を下見しようと思った。
道がよく分からないが、レンタサイクルだから気が楽だ、違っていてもすぐ戻れる。
国際山岳博物館から元来た道を戻り国道のビラウタ・チョークに出た。
その先のダムからの放流川沿いにフォクシンの山並みに向った。
1kmほど行くと水門があった。
レンタサイクルを置いて水門の前に出た。
 水門
 

絶壁の下に川が流れていた。
水門から水圧管が下にある水力発電所まで伸びていた。
  

川に架かる吊り橋が小さく見えた。
川原まで下りたかったが、行きはよいよい帰りは恐いである。水圧管横の急階段を登って来なければならない。
 

下に見える吊り橋はフォクシンへの橋ではない。
ここから1kmほど下流にも吊り橋があり、それがフォクシンへの登り口である。
その吊り橋に行く為、レンタサイクルの鍵を解除しようとすると、ガタガタな鍵が開かない。
恐れていた事が起きた。10分ほどガチャガチャしているとようやく開いた。

水田の中の道を行ったがすぐに行けなくなった。水田の水が道に溢れていて停まると足が濡れる。
遠回りになるがシャングリラ・ビレッジ方面から廻り込むことにして向った。
石ころの悪路でレンタサイクルを変速機で減速した、ペタルの回転を上げなければ進まない、ダッシュで走っているようだ。疲れた。
この道も水田の水が道に溢れ、ゴミまである。
2日連続夜の大雨で溢れているのだろう。今日はフォクシンへの吊り橋行きをあきらめた。
ここにシャングリラ・ビレッジがあるのだ。前を通り、国道のビラウタ・チョークに戻った。
ダムサイド経由でレイクサイドでレンタサイクルを返した。

ツアー会社のインターネット・カフェに寄って使い始めると、5人ほどの中国人が入って来た。
ツアー会社のデスクに座っている担当者に中国人が話し掛けていった。
5人が別々に次から次と担当者に話している。
普通、ツアー会社に来るのは、ツアー申し込みだ、各人が質問や要望を言っているのか??
それにしてもうるさいので、私はインターネットをやめ立ち上がった。
担当者は立ち上がって中国人の対応をしている、険悪な様子だ!!!
私は担当者とアイコンタクトとしてOKをもらって立ち去った。

16時、空G.Hに戻った。
ゆっくりするつもりがレンタサイクルで悪路を行って疲れ、寝てしまった。
目覚めた時には暗くなっていた。2時間ほど寝たようだ。

夕食は、日本食レストラン「桃太郎」に行く事にした。
G.Hから意外と近い。フェワ湖沿いメイン通りを行くと遠いがG.Hから逆に奥から廻ると近い。
中国人カップルがテーブルにいた、外に向ってカウンター席があったのでそこに座った。
とんかつ定食とビールにした。旨かった、カトマンドゥの「桃太郎」より旨い。

G.Hに戻ると、必ず夫婦どちらかが迎えてくれる。
今日は、ネパール人の旦那さんが迎えてくれた。
停電の予定表はないのか尋ねたら、無いとの事。カトマンドゥの様に予定表がないかと思ったのだ。
停電でも最低限の明かりがあるが、夜の停電は小説を読むのに暗い。
停電でなければ、蛍光灯がつき大変明るい。

 今日のレンタサイクル・ルート
 

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