憎むべきものの翼の上に荒廃をもたらすものが座す。そしてついに、定められた破滅が荒廃の上に注がれる。(9:27)
ダニエル70週の預言で特筆されるべき点は、イスラエルに最大の危機を及ぼす「憎むべき者」の存在である。
当時のイスラエルは、アレキサンダー大王の死後、4つに分裂したギリシア帝国の一つであるセレウコス朝に支配されていた。
アンティオコス3世は、アレキサンダーの再来と言われ、ユダヤ人を厚遇した王として知られているが、ローマとの戦いで敗北し、莫大な賠償金を課せられた。
彼の死後、多額の借金を抱え込まされた息子のセレウコス4世は、エルサレム神殿の財宝に目をつけ、エルサレムに財務長官を派遣する。
ところが、その財宝に目が眩んだ長官にセレウコス4世は暗殺され、そ の長官を倒して後を継いだのが、アンティオコス.Ⅳエピファネスという人物であった。
神殿の財宝を餌に、セレウコス朝に必死で取り入ろうとした当時のユダヤ人指導者達の内部争いが、イスラエルを破滅させることになる。
それは、「幻と預言は封じられ(9:24)」、政治的指導者も、宗教的指導者も、預言者もいない、 旧約と新約との間に起きた出来事だった。
イアソンという人物が、多額な賄賂によってエピファネスに取り入り、大祭司の地位を得た。しかし、イアソンは、同じ地位を狙っていたメネラオスに引きずろ下ろされる。
こうした騒動をユダヤ人の反乱と受け取ったエピファネスは、怒り狂ってエルサレム神殿をゼウス神殿に変え、ユダヤ教を全面的に禁止し、ユダヤ人8万人を殺害、8万人を奴隷にした。
このアンティオコス.Ⅳエピファネスこそ、地上最後の1週(7年間)に、世界を支配する反キリストの予表なのである。(メッセージから抜粋)
ダニエル70週の預言で特筆されるべき点は、イスラエルに最大の危機を及ぼす「憎むべき者」の存在である。
当時のイスラエルは、アレキサンダー大王の死後、4つに分裂したギリシア帝国の一つであるセレウコス朝に支配されていた。
アンティオコス3世は、アレキサンダーの再来と言われ、ユダヤ人を厚遇した王として知られているが、ローマとの戦いで敗北し、莫大な賠償金を課せられた。
彼の死後、多額の借金を抱え込まされた息子のセレウコス4世は、エルサレム神殿の財宝に目をつけ、エルサレムに財務長官を派遣する。
ところが、その財宝に目が眩んだ長官にセレウコス4世は暗殺され、そ の長官を倒して後を継いだのが、アンティオコス.Ⅳエピファネスという人物であった。
神殿の財宝を餌に、セレウコス朝に必死で取り入ろうとした当時のユダヤ人指導者達の内部争いが、イスラエルを破滅させることになる。
それは、「幻と預言は封じられ(9:24)」、政治的指導者も、宗教的指導者も、預言者もいない、 旧約と新約との間に起きた出来事だった。
イアソンという人物が、多額な賄賂によってエピファネスに取り入り、大祭司の地位を得た。しかし、イアソンは、同じ地位を狙っていたメネラオスに引きずろ下ろされる。
こうした騒動をユダヤ人の反乱と受け取ったエピファネスは、怒り狂ってエルサレム神殿をゼウス神殿に変え、ユダヤ教を全面的に禁止し、ユダヤ人8万人を殺害、8万人を奴隷にした。
このアンティオコス.Ⅳエピファネスこそ、地上最後の1週(7年間)に、世界を支配する反キリストの予表なのである。(メッセージから抜粋)
そのことについて、私たちの時代では、すでに起こった史実として確認する事、そして、これから起こるべく出来事について理解し、どのように備えていく必要性があるのかを教えていただきました。
ダニエル書に書かれていることを中心に、黙示録の艱難時代(7年間の前期と後期)に起こり得る出来事が
具体的に思い描けるようになったメッセージでした。
何よりも驚いたことは、ヨハネの黙示録に書かれている2人の証人とは、教会、つまり、地上にいるクリスチャンとメシアニック ジューの事だと言うことです。
私は、今まで、この二人の証人とは、影響力のあるクリスチャン、聖書的に言えば、エリヤや洗礼者ヨハネのようにカリスマ的な預言者が週末時代に出現するのだと思っていました。
2人の特定の人物ではなく、イエス様に従っている教会の群れを象徴する言葉だったとはっ!
しかし、啓介牧師の説明により、2つの蜀台(ゼカリヤ13:8-9)、2本のオリーブ(ローマ11:17-24)が2人の証人を指していることがよくわかりました。
「すると、川の流れの上に立つ、あの麻の衣を着た人が、左右の手を天に差し伸べ、永遠に生きるお方によってこう誓うのが聞こえた。「一時期、二時期、そして半時期たって、聖なる民の力が全く打ち砕かれると、これらの事はすべて成就する。」(ダニエル12:7)
「聖なる民の力」すなわち艱難時代後期にクリスチャンの力が全く打ち砕かれると、イエス様が再臨されることが明白にダニエル書に書かれています。
しかし、神様は、最初にこう約束してくださっています。
「その時、大天使長ミカエルが立つ。彼はお前の民の子らを守護する。その時まで、苦難が続く
国が始まって以来、かつてなかったほどの苦難が。しかし、その時には救われるであろう
お前の民、あの書に記された人々は。」(ダニエル12:1)
今まで、終末に関する記載は、どこか他人事でした。しかし、イエス様を信じるクリスチャン、全員について記されているなら
「私もその中に入っているんだ~!!」
と今更ながら慌てふためいている次第
どう見たって、私がその中に入っているとしたら、ダニエルの若い頃のように毅然とした態度で、ライオンの穴に落されても、神様が守ってくださる!
なんて気持ちは、残念ながらどこかに行ってしまうかも・・・
終末に備え、より一層、神様に頼って祈っていく必要性を感じたメッセージでした。
「イエスは彼らを見つめて言われた。『人間にできることではないが、神にはできる。神は何でもできるからだ。』」(マルコ10:27)
ダニエル書にもイエス様の十字架が預言されている。そして、十字架の40年後、AD70にエルサレムがローマ帝国によって滅亡させられたようなことが、終末時代にも起きる。第四の国の大軍が洪水のように押し寄せ、崩壊、消滅、殺戮、離散という惨状がある。ダニエルがその幻を見て、茫然自失となったのも当然だ。しかし、そんな時、絶望しかないと思うその時に麻の衣を着たイエス様が現れてくださる。真の希望を見る。
終末はまもなく来る。これから起きる。あるいはすでに始まっているかもしれない。艱難期、地上の教会が必死に伝道を続ける時、聖霊様の万全の助けがある。主は、そのお約束通り共におられるのだから。再臨された主を見るだけで簡単に救いはない。悔い改めが必要なのだ。私にも。日々。だからこそ今、福音をこの地に伝える働きを担うその使命を守り通そう。最後の時まで。
追伸:
数字についての質問があります。確認して別にコメントします。