見もの・読みもの日記

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北京・天津・河北省の旅2009【第5日】秦皇島→天津

2009-09-19 00:17:12 | ■中国・台湾旅行
 秦皇島は、不老不死の薬を求めて秦の始皇帝が訪れた(当時の小島が地殻変動で半島になった)という伝承を持つ。中国人民解放軍の基地があり、10月1日の建国60周年国慶節には、280キロ離れた北京の空まで、8分間で航空機が到着する予定だという(リハーサル中)。老龍頭長城→孟姜女廟→山海関を見学。

 老龍頭。万里の長城の「始まり」というか「終わり」というか、海岸に突き出た最東端である。かつて、長城の西端といわれる甘粛省の嘉峪関を訪ねたことを思いあわせると、感慨深い。



 山海関。明清の攻防の要。清を建国したヌルハチ、ホンタイジは、この関を抜くことができなかったが、順治帝のとき、明の守将・呉三桂の投降によって、清は山海関を超え、皇都・北京に侵攻する。



 もっと天然の要害みたいなところかと思っていたら、意外と平地(しかも市街地)にあるので拍子抜け。しかし、考えてみれば、攻めやすいところにあるから激戦地になるのだな。「天下第一関」というのは、海岸線から数えて第1番目の意味だそうだ。稲村ヶ崎みたいなものか。なお、現在は、河北省と遼寧省(東北三省の一)の省境は、わずかに東にある。

 午後はまた長距離を走って、天津着。さすが大都市で、夜景が美しい。

(9/27記)

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