見もの・読みもの日記

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北京・天津・河北省の旅2009【第7日】石家荘(趙県、正定県)

2009-09-21 00:21:01 | ■中国・台湾旅行
 石家荘では、流暢な日本語を話すローカルガイドの陳さん(女性)が加わった。石家荘市は河北省の省都だが、現在の市中心部は、20世紀以降、鉄道の敷設に伴って発展したもので、歴史は浅い。郊外に多くの史蹟が残る。

 まず、趙県の安斎橋→趙州陀羅尼経幢を見学し、正定県に移動。ここは、真定、常山、鎮州などと名を変えながら、中国の歴史に記されてきた「歴史文化名城」の1つである。三国志の英雄、趙雲子龍の生誕地でもあり、そのせいか、映画『レッド・クリフ』で趙雲を演じた胡軍(フー・ジュン)を使ったお酒の広告が目について、可笑しかった。

 正定県旧城では、隆興寺(巨大な千手観音など、見どころ多数)→広恵寺華塔→文廟→開元寺(須弥塔、鐘楼、特大の贔屓=石碑を背負う亀)→臨済寺(澄霊塔。臨済宗発祥の地)→天寧寺凌霄塔→南城門、を見てまわる。

 趙県の陀羅尼経幢。見てほしいのは、まわりの看板に並ぶ「驢肉」の文字。趙県の名物はロバ肉料理なのである。ということで、われわれも昼食で一品だけ驢肉料理に挑戦。歯ごたえは牛肉に似ていた。



 正定県の隆興寺。堂内撮影禁止だが、のんびりしていて「見つからなければ大丈夫ですよ」とガイドさんが言うので1枚。中国の寺廟めぐりで、仏像・神像に感心することは少ないが、壁画の素晴らしさは、日本では味わえない体験である。このツアー後半は、連日、壁画の名品との出会いが続く。



(9/28記)
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