「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

「東野圭吾」さんの新刊 → リサイクル図書 → 「月の光」

2022年03月17日 | 読書コーナー

クルマの運転中に携帯が鳴ったけど、出たくても出れないので自宅に戻って確認したところ、どうも相手先の番号に心当たりがない。

もしかして詐欺がらみかなと半信半疑で返信すると、「別府市図書館です。予約されていた本が入りましたので取りに来てください」

な~んだ、予約していたのをすっかり忘れていた。はて、どんな本だったのかなと、押っ取り刀で駆け付けると東野圭吾さんの最新刊だった。



出す本がことごとくヒットするベストセラー作家「東野圭吾」さんなので、新刊ともなると予約でもしておかなければ購読はとても無理。

それにしても、予約したこともタイトルまでも忘れていたとはご愛嬌(笑)。

次の予約の方々が目白押しなので急いで読み通したが、さすがに面白かった。相変わらず読者をぐいぐい引っ張ってくれますねえ。

以下、ネットのレヴューから共感したものを引用させてもらいます。

「マジシャンと言うよりペテン師▶︎中学の同窓会を控える真世。彼女の父は中学校の教師だった▶︎その父が同窓会の直前、殺された。連絡を受け実家に戻った真世は叔父の武史と再会する。彼は元マジシャンだった▶︎地元の同級生には漫画家で活躍する者、東京で会社を経営する者、町おこしを画策する者と色々いるがその中に犯人が…▶︎コロナ禍での社会情勢が書き込まれ、犯行の動機も、被害者の心情も理解出来た。でもかつての恩師にそこまでおんぶに抱っこかなっと言う点は疑問。武史のやり口はペテン師だったな。」

「今までに読んだ東野さんの作風とは、なんとなく少し違った感じで展開していくように思ったが、面白かった!たしかに〝名もなき町〟という設定で起きた、一人の元教職にあった者が殺害され、その犯人を探っていくという内容。

被害者の弟であり、かつて、アメリカでマジックを生業としていた主人公による、事件のトリックを明かしていくという内容は、読みやすくて良かった。この〝ショーマン〟の続編が出来たら、是非読みたい!」

と、いったところ。

肩の凝らない「ライトミステリー」という感じだが、これまでの作風からして東野さんに犯行の動機に重きを置いた重量感のあるミステリーを期待してはいけない気がする。

で、図書館でこの本を受け取って帰りかけたところ、出口のスペースに「リサイクル」図書があった。「自由にお持ち帰りください」とある。

「無料(ただ)」という言葉にいつも弱いのだが(笑)、どれどれと立ち止ってじっくり拝見。

どうやら展示してすぐのようで、好みの本や有名どころがかなりあった。



結局これらの6冊を持ち帰った。

そのうちの1冊「音の雲」(冨田 勲)は掘り出し物だった。冨田さんといえば何といってもシンセサイザーによる新しい音楽の創造だ。

ずいぶん昔のことだが、CD「月の光」をよく聴いたものだと懐かしくなって探してみるとようやく「ドビュッシー」のファイルの中にあった。特に曲目「亜麻色の髪の乙女」は記憶に残っている。




いつでも手軽に聴けるようにさっそく「ブルーレイ」に収納した。



久しぶりに聴いてみるとやっぱり抒情味に溢れていてとてもいいです!

冨田さんの作品はいろいろあるが、これが最高傑作だと思うし、自分独りだけで聴くのはもったいないくらい。

で、「ユーチューブ」でも聴けるようだが、もし本格的に聴きたい方がいらっしゃればメールください。手持ちの「○○R」の余裕の範囲内で対応します。

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