「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オークション情報~AXIOM80・ダブルユニット~

2018年07月05日 | オークション情報

今回オークションに出品されていた物件ばかりは実に悩ましかった。

         

言わずと知れた「AXIOM80」が2個づつ入ったスピーカーシステムである。

めったに出ない代物で、しかも内蔵されているユニットが復刻版ではなく
オリジナルものだった。お値段の方もスタート時点で1000円だし、途中経過においてもそれほど伸びていない。

腐れ縁(?)の「ウェストミンスター」を持ってなければ入札するんだがなあと切歯扼腕しながら我が家のオーディオルームでは置き場所が無いのでとうとう諦めた。

そして落札結果はといえば「603,000円」(6月29日深夜)なり~。

想像以上の高値に所詮は「高嶺の花」だったのかとようやく止めが刺された感じ(笑)。

それにしても、「AXIOM80」の潜在的なファンって多いんですね~。

そして追い打ちをかけるように今度はペアのユニットが出品されており、こちらは落札価格が「274,000円」(6月30日)だった。ひところよりもさらに人気が上乗せされてきた印象を受けた。

          

この「じゃじゃ馬ユニット」はクラシックファン、それもボーカルと弦楽器を愛好される方なら必須だが、おそらくうまく鳴らすのにたいへんな手間と苦労を要することでしょう。これから購入される方は数年単位で「ひとかたならぬ覚悟」が要りますぞ(笑)。

また奇しくも諦めの遠因となったウェストミンスターがオークションに出品されており、6月27日に落札されていた。

          

その落札価格は「634,904円」なり。

このSPはまともに買うと軽く200万円以上はすると思うが、意外と人気が無い。「AXIOM80ダブル」とはスピーカーの格からいって相当開きがあると思うのだが、時価としてはほぼ同額なんですよねえ


おしなべて近年は大型スピーカーのお値段が伸び悩んでいるようだ。どうやら都会のマンション事情に一因があるようで、高層マンションの一室に大型スピーカーを運び入れるシーンがどうしても想像できないし、隣室に遠慮してあまり大きな音を出せないこともあるのだろう。

これから中小型スピーカーを比較的小さめの音で楽しむ傾向にますます拍車がかかって、オーディオがさらに「壺中の天地」化していくことだろうが、何だか「小ぶりの夢」一辺倒になるような気もして淋しい思いも禁じ得ない。

そもそもオーディオ人口が減っていく一方だから仕方がないが起死回生の妙手ってないものだろうか。

いっそのこと富裕層が多くなった中国あたりでオーディオ熱が爆発すればオーディオ機器の活況は一変するのだろうが、一党独裁の共産主義のもと厳重な言論統制が敷かれた中で「音楽を楽しむ=魂の開放、自由の謳歌」ともなるとちょっと無理だろうなあ(笑)。

 
 

 

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