「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

身を以って体験した「疲れる音」

2021年06月07日 | オーディオ談義

音楽を聴くときのサウンドというのはよほど変な音じゃない限りそこそこ聴けるものである。

何故なら無意識のうちに「脳の補正回路」が勝手に作動して「聴きやすい音」に変換しているから。

しかし、その変換が長時間続くと脳が疲れてしまい、音を聴くのが嫌になる、あるいはシステムのスイッチを入れるのが億劫になるというのが先日のブログ「疲れる音の正体とは」の骨子だった。

実は、我が家のSPシステムも結局その例に漏れなかった(笑)。



これまでサブウーファー(100ヘルツ以下を担当)として使っているウェストミンスター(改)の上に載せた「AXIOM80」(復刻版)。

当初は「
比類のないサウンド」だと大いに気に入っていたものの、そのうちめっきり出番が減ってきて次第に遠ざかっていくばかり~。

おかしいなあ・・、そして突然、閃いた。

もしかして無意識のうちに「疲れる音=不自然な音」になっているのじゃないかという疑念が「鎌首」のようにもたげてきた。

少しでもそういう疑念が沸き起こるともうダメ(笑)。

少なくともオーディオに限っては思い切った「行動派」を自認しているので、ためらうことなく一気に改造に取り掛かった。



改造の骨子は次のとおり。

✰ ウェストミンスター内蔵の「スーパー12」(口径30センチ:赤帯マグネット)を、コイルやコンデンサーをいっさい使わずに伸び伸びとフルレンジで鳴らす。

 おそらく周波数7千へルツあたりから、だら下がりだろうから同じワーフェデールのツィーター「スーパー3」(口径10センチ:赤帯マグネット)でその辺を補ってやる。ローカットに使うコンデンサーはウェスタン製のブラックタイプ。

二つのユニットともにワーフェデール(英国)だし、奇しくも赤帯マグネットを使っているので音色の違和感もないはずと踏んだ。

ほら、見た目もこっちのほうがずいぶんすっきりしていると思いませんか(笑)。

さあ、ワクワクしながら試聴に入った。

やっぱり、いいなあ、ゆったりとして何よりも音にゆとりがある。「疲れを知らない音」とはこういう音を指すのだろうか。やはり、サウンドは箱次第で大勢が決まるなあ・・。

などと、物思いに耽った。

まあ、細かいことを言うとキリがないのでこれにて一件落着といこう。

次は移した「AXIOM80」(復刻版)の始末をどうつけようか。

すると妙案が一つ浮かんだ!

以下、続く。



この内容に共感された方は励ましのクリックを →      

 


  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする