「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

晩酌はカボス入りの「芋焼酎」で

2012年08月25日 | 独り言

猫の額ほどの我が家の庭にカボスの木を2本植えている。もう15年以上は経っており、ろくに肥料もやらないのに真面目にスクスクと育っている。このあたりは毎日、粗食に耐えている「家主」に似ている。(笑)

このカボス、人間のスランプと同じようにきちんと表年と裏年とがあって、今年は表年に当たり昨年に比べて全般的に実のつきがいいようである。

玄関側に植えている1本(写真左)は種が無い種類のもので一回り果実が小さい。

            

カボスは色も形もミカンに似ているが、とても酸っぱいので輪切りにして絞って生酢として使用するのが一般的。丁度レモンのような存在。

カボスの語源は「皮を刻んで、蚊いぶしに用いたことから「蚊いぶし」がなまって「カブス」になり「カボス」はその音転である説が有力。大分県の特産品であり「県を代表する顔」としてイメージアップにも随分貢献している。

地元の新聞社と県が協力して、県出身の著名人あるいは大分県に赴任してきた企業の所長さん、支店長さんたちが大分を離任するときに「カボス大使」になっていただき「今後とも大分県をよろしく」ということで送り出している。

弱小県ならではの工夫とイメージアップ戦略を展開しているというわけだが、収穫時期が8月~9月と限られているため、年間を通して出回らず全国展開にはなかなか苦労しているようだ。ライバルは徳島県の「スダチ」。

一県民として宣伝に一役買いたいが、これといったセールスポイントがないのが残念である。高齢化社会となり、健康ブームなので、ガンによく効くとか新しい効能が発見されると起死回生の妙薬となるのだが。

自分がもっぱら利用している方法は、晩酌用の芋焼酎の中に絞り込んでお湯割りで飲むこと。これから収穫時期なので、運動ジムから戻って夕食までのひととき、庭のカボスをもぎとって新鮮な香りを楽しみながらチビリチビリやって音楽を聴くのが至福のひととき。

自分の場合、音楽とアルコールは切っても切れない縁があり、ほろ酔い加減で頭を少しばかり麻痺させる方が音楽が気持ちよく聴けるのでとても止められそうにない。それにどんなオーディオ装置だってどこかに弱点があるもので、我が家もその例に漏れないが、なるべく(弱点を)目立たなくしてくれるところも非常によろしい。ただし、ヤセ型人間(身長170cm、体重54kg)のため、キャパシティが貧弱なので飲む量はしれている。

何かの本に「アルコールは飲み過ぎさえしなければ心臓をいたわるのにはいいが、脳にはけっして良くない、結局、飲酒とは心臓を大事にするか、脳を大事にするかの二者択一である」と書いてあった。

あまり心臓が丈夫な”たち”ではないので、脳よりも心臓優先でこれからもアルコールへの傾斜を止めるつもりはないものの、脳の方はせめてものブログで鍛えている積もりだがストレスのない甘い環境のもとでの書き放題なので、はてさて、どこまで効果があることやらと、ちょっと疑問視している。まあ、遅かれ早かれ、結着がつくことだろう。

それと、飲酒にまつわる心配の一つにガンがある。長生きの時代になって今や国民の二人に一人がガンに罹るとされている。細胞分裂の回数と(分裂の)ミスが起こる確率は確実に比例するので、長生きすればするほどガンの発生率が高くなる。

自分の身の回りでもガンになった方を数人知っているが、ほとんどが手術で助かっていて、今となっては「早期発見さえすればガンは怖くない」といえるが、「食道ガン」ばかりは甘く見ないほうがいいようだ。

10年ほど前に、酒とタバコが好きだった家内の長兄が「食道ガン」に罹って、福岡県内で術例が一、二を争うほどの大病院で手術をしたが失敗して、1年ほど入院したあげくに還らぬ人となった。明らかに手術ミスが原因で訴えてもいいケースだったが、「どうせ戻ってこない命だから」と遺族があっさり諦めてしまった。こういう隠れた事例は結構あるに違いない。

つい最近も、知人が人間ドックで「食道ガン」と診断された。ごく初期の段階で、8月末に手術と聞いているが、この人の場合、酒はいっさい”たしなまない”がタバコの方
はヘビ-・スモーカーだった。

どうやら酒よりもタバコの方が危険因子のようである。

タバコを吸うのは「緩慢な自殺行為」とも言われている。長生きしてもっと音楽を楽しみたいと思う人で、現在タバコを吸っている人はすぐに禁煙したほうが無難である。

「俺だけは別だ」と思っているだろうが、「後悔先に立たず」ですよ~。


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