「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

オーディオ談義~新春初夢・理想的なオーディオ・システム~

2010年01月01日 | オーディオ談義

「明けましておめでとうございます。本年もよろしく~。」

さて、大晦日は午後から例年どおり今年の音楽の聴き納めとして「第九」を。

                     

モノラルだし録音が”いまいち”なので、今さらフルトヴェングラー(指揮者)でもないんだろうが・・・。


その後は、「娘」推奨のテレビの日曜ドラマ「Jin ~仁~」を観た。主役は「大沢たかお」という俳優だそうで、娘がずっと以前からぞっこんの大ファンだったとのこと。

「顔もだけど、何といっても雰囲気がいいのよね~」

フ~ン、「そんなに”いい男”なら一度観せてくれ」というヤキモチ半分のオヤジの要望に応えて、11回の連続ドラマ(12月20日終了)をすべてダビングしたDVDを大阪から持って帰ってくれた。

現代と江戸時代をタイム・スリップする奇想天外な「脳外科医」の話で、第一話を観たが、なかなかの魅力に渋々(?)納得。

内容の方もまるで軽薄さが感じられず、主人公が次々と降りかかる試練の都度成長を遂げていくというストーリーで、思わず二話、三話と立て続けに観てしまった程の面白さ。これは上質のヒューマン・ドラマだ。

ところで、話は変わってあんなに楽しみだった1等前後賞合わせて3億円という年末ジャンボも予想どおり縁がなかった(ネットで確認)ようで、相変わらずだが今年も引き続き、懲りずに「宝くじ」にチャレンジする積もり。

もし1億円ぐらい当たったら何に使おうか。そりゃあ、もちろん「オーディオ・システム」へ。

この際、年頭の初夢にふさわしく現在考えている理想的なシステムを頭の中に思い描いてみた。

☆ オーディオ・ルーム

「オーディオは何やかや言っても、最後は部屋で決まりですよ~。」とは、装置に軽く一千万円以上をつぎ込んだ湯布院のA永さんの弁。

自分の現在の部屋は6m×7mなので、せめて広さは9m×9mは欲しい。天井の高さは7mほど、それに壁と天井の形は共鳴音と定在波を防ぐために不整形に。また防音に配慮し、出入り口は分厚くて重たい鉄の扉、窓は厚めのガラスで二重窓に。と、いうわけで結局、新築する羽目になる~。

 システムの設置場所

「システムは三通り」にして出入り口を除いてそれぞれ3つの壁に配置する。室内の真ん中ほどに椅子を置いてクルリとまわしていけばそれぞれのシステムに正対できて試聴できるというわけ。

その三通りとは、自分なら「室内楽」用、「交響曲」用、「ジャズ」用に分ける。室内楽にはヴァイオリン演奏やボーカルを含み、交響曲にはピアノ演奏を含む。

なぜ三通りかといえば今のところこれらのジャンルをすべて一つのスピーカーで”100点満点”で鳴らせる代物はないから。いくら1000万円クラスの万能スピーカーを持ってこようと到底無理だと思う。迫力と繊細さは両立しない。

 室内楽用

まだ聴いたことがないが、いつぞやのブログでも紹介したことがあるスピーカー
「エヴァヌイ」(ペア420万円)を使ってみたい。「ダンパーレス」「エッジレス」の画期的なつくりの威力は「アキシオム80」でおよそ想像がつくが、性能的にずっと上をいっていると見ていい。

                 

 交響曲用

大編成のオーケストラが奏でるシンフォニーのファンダメンタルな重低音の豊かな広がりを再生するのは「オーディオの中で一番の難所」だし醍醐味でもある。もちろんコストが最もかかる。

この部分の再生をちょっと割り切る(諦める?)だけでオーディオに対するアプローチは随分とたやすくなる。極端にいえば「ヘッドフォンの世界」で、間に合ってしまう。

結局、本格的に取り組むとなると相当の大型SPシステムに限られる。「大口径ユニットつきの大型ボックス」にするか、「中口径ユニットを複数内臓した大型ボックス」にするかは各自の好みといったところ。近年の流れは音声信号への応答性を考えて独自の素材を使った後者のようだ。

さらに、このハイエンドのSPにマッチしたメイン・アンプともなると真空管タイプでは高出力とメンテナンスを考え合わせるととても無理。やはり、ここは最新型のトランジスターアンプの出番。

「ジェフ・ローランド」などは設計思想もしっかりしているし大音響の振動にも耐える筐体がしっかりしたセパレート・アンプを造っている。それに電源部分もセパレートになっているもの(モデル9はまだあるかな?)があり都合4つの筐体となるが自分ならこのアンプにしたい。

また、プリアンプは「マークレヴィンソン」の最高級タイプに。

 ジャズ用

「JBL」にするか「アルテック」にするか或いは最新のアヴァンギャルドみたいなスピーカーにするかといったところ。ほかにも自分が知らないハイエンドのSPが随分あることだろう。もし「JBL」なら現行の最高価格のSPシステムを持ってくれば十分足りる。メンテナンスも当然、安心で楽。アンプには相性がいいと定評のある
「マッキントッシュ」に。

ただし、自分ならアルテックの「604-8K」ユニット〔38cm同軸2ウェイ)を購入してタンノイ・ウェストミンスターに取り付けて真空管アンプで駆動してみたい。明るくてこだわりのないスカッと抜けきった音になることだろう。

CDシステムについては高級品になるとメーカーの差はないように思う。

SACD/CDトランスポート、DAコンバーター、マスタークロックの3つを合わせるとおよそ1000万円程度を見込んでおけばよかろう。

アナログも欲しいところで、「ノッティンガム」あたりの最高級品を。

以上「理想のオーディオ・システム」に向けて勝手な御託を並べたが、3通りもあれば毎日、日替わりで聴いても飽きがこないしホントに楽しくてたまらないだろうなあ~。

それと、自分ひとりで楽しむのではなく「若い人」を中心に広く開放して「オーディオ文化」の衰退に少しでも歯止めをかける役割を果たせればなんて思ったりする。
        

 


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