台風5号が大分を文字通り縦断した(8月3日)が、その後天候不順の日々が続いている。やや不安を持ちながらも、潮の状況がいいので8月7日(火)に釣行を予定していたところ、雨の予報が50%以上なのでやむなく8日(水)に変更した。
前々回の大漁(7月23日)のときは、小潮が3日連続した後の長潮の日だったが、7日も同じで3日連続の小潮の後の長潮の日という好条件だったのだが、8日は1日延びて若潮の日となる。
これがどう釣果に反映するのか、とにかく前回(8月1日)の雪辱を期しての出発となった。それに潮の状況と釣果の因果関係が研究できるチャンスでもある。
場所は同じくY半島T防波堤。ここには連続6回と足繁く通っているが、知人から毎回同じ場所に行くのだねと言われた。
たしかに、ごもっともな意見。これまでの経験でいえることは、釣り場所は毎年同じように釣れるわけでもなく、1~2年もすると全然釣れなくなる場合が意外に多い。やはり自然が相手なので黒潮の流れや海水温の影響で釣り場を取り巻く環境が刻々と生き物のように変わっていく。したがって、同じ場所で釣れる間は徹底的に釣り上げようというわけ。
予定通り、8時着。早速釣り開始だが、これが予想外にサッパリ釣れない。エサ取りの小魚の数がものすごい勢いで群がり、クロが食べる余地がない。6回も続けて来て、1週間に1度の割合で大量のマキエをまいたので、どうやらエサ取りが味をしめて居ついてしまったようだ。
これでは潮の研究どころではなく、釣果も上がらず結局3時間で10匹程度でがっくり。今更ながら、クロ釣りがこんなに難しいとは思わなかった。型の文句を言うどころではない。早々の退散で場所替えとなった。
いさぎよく道具をたたんで、Y半島のつけ根の位置にある別のF防波堤に移動。到着したのが12時10分。このF防波堤は初めての釣り場だがT防波堤が釣れないときはと、かねてから目をつけておいたところで周囲の地形や汐の流れ具合からいかにも釣れそうな嗅覚がはたらく。平日なので誰も釣り場にいない。
駐車場から約5分と非常に便利もよく足場もよい。早速の釣り開始だが予想通りだった。はじめから入れ喰いの状態で次から次に面白いように釣れる。結局全部で60匹程度(大型クーラーで約5部目程度→写真)ぐらいになっただろうか。
釣りはやはり場所が一番重要と改めて認識した。この場所はエサ取りが非常に少なく釣り荒れていないので、これに味をしめて当分連続してこの場所に来ることにした。
結果としてはT防波堤が釣れなかったおかげでF防波堤を発見できたので、何が幸いするか分らない。
なお、家内の話ではクロの味が梅雨時に比べてサッパリした味になっており、油分が少なくてコクが無くなったとのこと。やはり、梅雨グロという旬は伊達ではなかった。
と き 2007年8月8日(水) 海上、強風・突風
ところ Y半島T防波堤 → F防波堤
潮 若潮
釣り時間 T防波堤(8時15分~11時15分)、F防波堤(12時30分~15時30分)
釣 果 足の裏サイズ10匹前後、手の平サイズ50匹前後
メ モ 集魚剤の種類は一考のこと
竿のせいで右手首痛し、次回はリストバンド着用のこと