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「音楽&オーディオ」の小部屋

クラシック・オーディオ歴40年以上・・身の回りの出来事を織り交ぜて書き記したブログです。

健康コーナー~納豆ダイエットのねつ造~

2007年01月23日 | 健康コーナー

我が家では地元紙と全国紙の二つの新聞を購読しているが、その二紙ともに21日(日曜)の第一面トップは、デカデカと納豆ダイエットの実験結果のねつ造記事が占めていた。

簡単に経過をいうと、関西テレビ制作の番組「あるある大事典」で納豆によるダイエット効果を放映したところ、それを信じた消費者が一斉に納豆の購入に走り首都圏で納豆の売り切れ現象が起こっていた。

しかし、その後外部の週刊誌からの指摘により調査したところ、制作を委託された会社がアメリカでの取材や実験結果の大半をねつ造しており番組への信頼を根幹から揺るがす内容とのことで、関係者は平謝りである。

今後の番組の打ち切りも検討しているそうで、結局は、テレビ局の委託先へのチェック機能が働かなかったことが大きな原因だろう。

じぶんも実際にこの番組を観たが、自分の経験を通して納豆を食べるだけでそんなにやせることはあるまいと半信半疑だった。要するに聞き流していたのだが、そうではない人が沢山いて影響が大きすぎたということだろう。

このブログ1月14日付けの「独り言~納豆の売り切れ現象~」でも、食品に対する過大な期待を持つ「フード・ファディズム」の典型的な一例として取り上げていただけに内容が正鵠を射た形になったが、そんなことよりもむしろ残念な気持ちの方が先にたつ。

というのは、この番組はずっと以前から素人向けの健康お宅に分かりやすい内容で毎週見続けており、NHKの「ためしてがってん」と並んで最新の健康情報の取得源にしていたので、今後もし打ち切られるとすると何だか半分楽しみが減ってしまう心境なのである。

ねつ造した原因の詳細についてはこれから調査委員会を設置して 究明し、再発防止策を練るそうだが、関係者は二度とこいうことを起こさないことを誓ったうえで少々スタイルを変えてでも是非再出発をしてほしい。

今回のねつ造事件の被害者は、納豆を購入しすぎた消費者、増産や販売計画が狂った生産者と流通業者、信用を失ったテレビ局だろうが、最大の被害者は番組を楽しみにしていた視聴者だろう。


 

 


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健康コーナー~ナノボットの時代がやってくる~

2007年01月16日 | 健康コーナー

「人間の血管の中にナノボット(超小型ロボット)が注入されて、自動的に病巣を捜し出し治療してくれる」そういう夢のような話が現実味を帯びてきている。

年末(2006年)にNHKBSで放映された「未来への提言」は世界のキーパーソンとして、20世紀のエジソンと呼ばれスキャナーの発明で有名なレイ・カーツワイル氏(マサチューセッツ工科大卒)へのインタビューだった。

同氏は、1988年の著作「インテリジェント・マシーン」でコンピューターの発達に伴う数々の予測を的中させてきた。

90年代初期のイラク戦争におけるデジタル技術の活用、90年代半ばのインターネットの誕生、90年代後半にはコンピューターがチェスの世界チャンピオンを打ち負かすなどなど。

「発明家は発表のタイミングが重要」と語る同氏だが、21世紀の「テクノロジーの急速な進化」について次の3つの分野が鍵とみている。素人の自分にはかなり分かりづらいが理解できる範囲で次のとおりだった。

遺伝子工学は既に2003年にヒトゲノムの解読が完了し、データベース化が成功したのでこれから遺伝子治療が飛躍的な発展を遂げる。

ナノテクノロジーは1mmの100万分の1を取り扱う技術が進展し、原子レベルで新たな物質の作成が可能となる。

ロボット工学はコンピューター技術の更なる進展により人間の知能に匹敵する人工知能を持ったロボットが開発される。

この遺伝子工学、ナノテクノロジー、ロボット工学が融合して冒頭で述べたナノボット(カーツワイル氏の命名)が開発されるとのことで、血液細胞よりも小さいロボットが血管の中に入って治療するというものだ。

これはガンなどをはじめとする現代の難病や老化を防ぐ画期的な治療になると待望されており、既にアメリカでは初期段階の動物実験に入っている。

さらに、番組の終わりでアメリカ医学会関係者が「ナノボットが登場する時まで人々の若さを保つことが医者の使命」と言っていたが、何だか現在の医学の限界を悟ったような物言いが印象的だった。

問題はこの新技術が確立し、応用される時期が何時なのかだが、カーツワイル氏の予想は2020年ごろ、アメリカ医学会では20年~30年後と双方の予測にかなり開きがある。

いずれにしても、医療の世界以外にも広範に利用されるナノボットの時代が到来して、社会と医療に大革命を起こすことは間違いない。

長生きの是非は別として、現在難病に苦しんでいる方は大きな光明だろうが、この新技術はプログラム・ミスなどにより人間にとっては両刃の剣になることも付言されていた。

また、同氏の近著「シンギュラリティ(特異点)は近い」によると2045年ごろにはコンピューターの演算処理の加速によって人工知能が人間の知能を上回る特異点が来ると予測されており、人類にとっては未知の領域に入るのでいかに備えるべきか大きな課題になってくるだろうとのことだった。

                         
                                      レイ・カーツワイル氏







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健康コーナー~納豆の売り切れ現象~

2007年01月14日 | 健康コーナー

最近、家内が左肩を痛めて無理がきかないので、運搬役として買い物によく駆出されるようになった。

車で20分ほどのスーパーなのだが、興味半分で納豆コーナーを覗いてみた。ご存知の方も多いと思うがテレビ「あるある大辞典」で納豆がダイエットに有効と放映されてから、首都圏では納豆が売り切れという店が続出している。

幸い、地方にはまだ沢山のストックがあるとみえ、それに人口も比較にならないほど少ないので、このスーパーでは従来どおり納豆が山積みにして販売されていた。しかし、このブームが全国的に続けばいずれその余波が押し寄せて来るかもしれない。

それにしても、女性の美と健康への執念はすごいなーと今更ながら感じ入った。

この納豆ブームが一過性なのか永続的なものになるのか即断は難しく、納豆は定評ある健康食品でもあり(自分は嫌い!)取りすぎても害はないだろうが少しばかり異常な現象といえるだろう。

一般的に食べ物が健康や病気に与える影響を誇大に信奉することをフード・ファディズムというそうだ。

もちろん、食と健康は密接に関連しているので、どこまでが適正でどこからが過大なのか個人差もあって判断が難しいが、マスメディアを通じて食品への過大評価は近年よく見られる傾向にある。

実を言うとじぶんも健康維持の面からこれまでいろんな食品を度々試したことがあるが、
その食品がおいしいと感じる場合でなければ長続きはしないと自分自身に体験付けている。

ま、いろいろいってみても長生きはしたいので健康食品には無関心ではいられず、こういった方面の資料にはかなり目を通してきたのだが、総じて栄養学の専門家のご意見は次のとおりである。


・食生活に一夜漬けは効かない

・万能薬として機能する食品も有毒物のように作用する食品も基本的には存在しない

・体に良いか、悪いかは摂取する量や摂取経路も大切な要素である

・とりわけ量の問題は重要で「ある物質が有益であるか否かは量で決まる」ともいえる。

・現代の科学をもってしても食品成分の分析は十全ではない。食品に効果・効能を求めるのはほどほどにして、「おいしさ」を優先する

結局、健康の維持・増進の三要素は「栄養・休養・運動」、これを分かりやすくいえば「食う・寝る・動く」であって、食だけで何とかなると期待してもどだい無理な話である。

日々まじめに、まんべんなく食べることが食生活の基本という常識論で締めくくりにしよう。

                          



 



 


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健康コーナー~ウォーキングの効用~

2007年01月04日 | 健康コーナー

運動不足解消のため毎日トレーニング・ジムに通っているが、公設のため12月27日の水曜日から休館日となっている。

開館するのは1月4日からなので、8日間は別の運動を考えなければならない。しかたがないので正月休みで帰省した娘と2人で近くの公園を毎日午後の約1時間ほど
ウォーキングをしていたが面白いことに気がついた。

トレーニング・ジムでは毎回自転車こぎをしているのだが、ウォーキングとでは同じ費やす時間で比較した場合にどうも消費カロリーが違う感じがする。

自転車の方が短時間で手足が温もり、汗をかくので、個人差はあるかもしれないがウォーキングよりも確実に効率的にカロリーを消費できるようである。

日ごろ、大阪の方で自転車漕ぎをしている娘も同意見であり、しかもどうやら違う筋肉を使うようでふくらはぎのこりをしきりに訴えている。

したがって、カロリー消費に限っては自転車有利なのだが、ウォーキングの場合、大地に直接足を設置するので太ももとふくらはぎの筋肉とが丈夫になるという利点もあるようで一概にどちらがよいとはいえないようだ。

これからは、ウォーキングと自転車こぎをうまく組み合わせようと考えているのだが、トレーニングジムの休館がこれからの運動習慣に思わぬ示唆を与えてくれた。

また、ウォーキングは話をしながら出来るのが強みで久しぶりに娘と長時間に亘って趣味の話を出来たのが面白かった。

娘の話では、宝塚歌劇では男役トップと娘役トップが劇の中心となるそうだが、この二人が歌唱力、演技力、容姿がそろって息が合うことは滅多にないそうで昨年退団した「和央ようか」さんと「花總まり」さんの場合は20年に一度ぐらいという息が合った
ゴールデンコンビとして有名だったそうだ。

実はモーツァルトのオペラ「魔笛」もそうで、タミーノ役(王子)とパミーナ役(王女役)の二人のゴールデンコンビには、これまで21セットのCD盤、5セットのDVD盤を聴いてきたが未だに巡り会えない。

どうしても、どちらかの役に何らかの不満が生じるのである。また、テノールとソプラノの二重唱は相性があって簡単にはごまかしが利かないのでアラが目立つのも一因だ。

ことほどさように良いコンビというのは実に難しいものだが、よく考えてみると身近な例で言えば夫婦も男女のペアとして同じことなのだが、我が家の場合は果たしてどういうコンビなんだろう!?

                       



 


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健康コーナー~健康管理~

2006年11月09日 | 健康コーナー

身体はあまり頑健ではない方なので、健康管理にはかなり気をつかっている。特に健康食品や薬品は、宣伝文句につられてつい手を出してしまうが、残念なことに長続きしたことはない。

その理由は1~2週間で効果が出るはずがないのに、つい即効性を期待するためである。また、その食品(薬品)が自分の体質に合っているかよく分からないという不安もその一因だ。

ずっと以前、健康管理の本を読んでいたら、連続して服用したときに自分の体質に合うかどうかを判断する目安が載っていた。メモしていたので紹介しておこう。

 通じがよくなる

 小便の出が良くなる

 体が温まる感じがする

 なんとなく気分が良い(免疫力が高まっている証拠だそうだ)

以上の4点だった。個人差があるかもしれないが自分の経験では、これはかなり当てはまった。

しかし、健康食品よりも効果をより自覚したのはやはり定期的な運動だった。近くの公立の施設で約3ヶ月間続けたところ、先日の人間ドックでコレステロールが適正値に収まり、中性脂肪が激減したのには驚いた。

ただし、やり過ぎは逆効果なので自分の体力に応じてその辺の見極めが大切だ。中高年になると特にそうだが、これが意外と難しい。むしろ、やり過ぎよりもやり足りない方がよい。自分の場合かなりの期間、試行錯誤を要した。

その結果、落ち着いた現在のメニューは、ゆっくりとした有酸素運動が40分、ストレッチが20分、筋トレが20分である。これを1週間に4日以上、時間帯は人間の体温が一番高くなる午後4時前後に当てている。

あまり長生きしても世の中のお役にたてそうにないが、病気になって医療費が増えるよりはマシだろうと思って現在も継続している。

                 

 



 


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