先住民族関連ニュース

先住民族関連のニュース

新・郷土料理レシピ募集 食べるスープ「ポスト石狩鍋」テーマ 札幌でコンクール

2018-03-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/21 05:00
 次世代に親しまれる新しい郷土食を―。センチュリーロイヤルホテル(札幌)と北海道栄養士会は、道産食材を使った郷土料理の開発を目指す「みらいの食べる北海道スープレシピコンクール」を開催する。食生活が多様化する中、伝統の郷土料理を現代風にアレンジしたレシピを募集。入賞作品はレシピ集の作成などを通し、普及につなげる。
 テーマは「ポスト石狩鍋」。アイヌ民族の伝統料理「オハウ」が起源とされ、北海道を代表する郷土料理の一つとして知られる石狩鍋をベースに、道産食材を使った新たな具だくさんスープを作ろうと企画した。
 調理師や管理栄養士を目指す学生などアマチュアが対象。道産の「サケ」「鹿肉」「野菜」「米」をメイン食材とする4部門を設ける。4月15日~6月15日にレシピと料理写真を募集。7月の書類審査で12人を選出し、8月下旬に札幌市内で決勝大会を実施する。
 全部門の中から最優秀賞を1人、優秀賞3人を選出。石狩管内の学校給食や飲食店での提供を目指すほか、レシピ集の作成や料理講習会の開催を予定する。問い合わせはセンチュリーロイヤルホテル(電)011・210・9340へ。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173733

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

上川×アイヌ文化=新ラーメン 「日本遺産」見据え開発

2018-03-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/21 05:00
 【上川】上川、十勝管内の2市10町がアイヌ文化などをテーマに認定を目指す「日本遺産」を見据え、「上川町ラーメン日本一の会」が、アイヌ民族の食文化を採り入れたラーメン2種を開発した。だしにアイヌ文化と結びつきの深いサケやシカを使うなどした。認定により増加が見込める観光客に向けて「食を通じて地域の魅力を発信したい」と期待を込める。
 メニュー開発は、町などでつくるプロジェクト「大雪山大学」の事業の一環。ラーメンの会は食を通じた町おこしを進めており、同様に地域活性化を図る大雪山大学が、同会に新メニュー開発の協力を依頼した。今月上旬から試作を繰り返していた。
 サケ節と町特産のニジマスの骨でだしを取った「カムイミンタラ(神々の遊ぶ庭)ラーメン」(仮称)と、シカの骨で取ったスープにギョウジャニンニクを盛り付けた「オハウ(汁物)風みそ」(仮称)が完成した。
 19日に町内で行われた試食会には関係者ら約20人が出席。旭川市の川村カ子(ね)トアイヌ記念館の川村久恵副館長(46)は「味も良く、このような取り組みは興味深い」と話した。試食後には町内のレストラン「フラテッロ・ディ・ミクニ」のオーナーシェフ、三国清三さんが講評し「『上川の独自性』があった。だしが利き2種類とも完成度が高かった」と絶賛した。日本遺産認定後、同プロジェクトはレシピを共有するなどして、町内の各店舗に普及を図る計画だ。
 日本遺産は文化庁が2015年度から始めた制度。文化財や歴史的魅力を共通のテーマでつなぎ、一体として認定する。地域の知名度向上や文化庁の補助金を活用できるなどのメリットがある。道教委によると、道内からの18年度の申請は、上川・十勝のほか室蘭など7市町、根室など1市4町の3件。認定の可否は4月下旬から5月上旬に判明する見通し。(相沢宏)
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173661

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

<現場から>阿寒湖温泉 アドベンチャーツーリズム始動 富裕層誘客 新会社設立へ

2018-03-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/20 09:23
【阿寒湖温泉】NPO法人阿寒観光協会まちづくり推進機構(釧路市)や地元企業・団体などが4月、欧米で人気の高い体験型観光「アドベンチャーツーリズム(AT)」の事業会社を設立する。自然豊かでアイヌ文化も体験できる阿寒湖温泉は、道内の中でも適地とされる。観光消費額が通常の旅行の倍以上と言われるAT普及の試金石として、新会社に関係者の注目が集まっている。
 「氷が割れて落ちるかもしれません。必ず私の後に続いてください」。1月下旬の早朝。国内外からの観光客13人が、ガイドの案内で、普段は立ち入りできない結氷した阿寒湖の上を歩く。氷点下25度の厳しい冷え込みで水蒸気が凍り、湖面には、霜が花のようになった「フロストフラワー」が広がっていた。「素晴らしい。これを見たかった」。シンガポールの会社員デビッド・ロウさん(40)は感嘆の声を上げた。
■自然と文化堪能
 冬の早朝散策は同機構が2013年度に始めた。1月15日~3月11日に行った今季は約700人が参加、うち3割が外国人だった。参加者は年々増えている。料金は1時間半で大人1人2500円とやや高めだが、ガイドの寺尾泰徳さん(30)は「連泊して毎朝参加する人やリピーターが増えている」と手応えを語る。
 ATは、本格的な自然体験と特色ある地域文化を堪能する富裕層向けレジャーだ。阿寒湖は温泉街が自然豊富な国立公園内にあり、早朝散策のようなツアーが手軽に行える環境に加え、国の特別天然記念物「阿寒湖のマリモ」やアイヌ文化の発信拠点を有し、全国の中でも適地といえる。
■手厚いサービス
 一般的なアウトドア観光は地元ボランティアがガイドを務めるなど小規模なのに対し、ATでは富裕層に満足してもらえる手厚いサービスを用意し、それに見合った料金を取る。事業会社設立は、ATに対応する態勢を整える狙いがある。
 新会社名は「阿寒アドベンチャー・ツーリズム(仮称)」。鶴雅ホールディングス(HD)など複数のホテル運営会社でつくる団体をはじめ、同機構、JTB、金融機関などが計4億円程度を出資し、社長には同機構の大西雅之理事長(鶴雅HD代表)が就く予定。新会社は事業として、マリモの自然生息地を訪れるツアー、夜の森を楽しむテーマパーク、温泉街の空き店舗を利用したアイヌアート空間、原生林に囲まれた阿寒湖を一望できる白湯山周辺のトレッキングコース整備などを想定している。
■市が1億円補助
 釧路市によると、テーマパークは阿寒湖畔にある泥火山「ボッケ」周辺の森林を候補地に、プロジェクションマッピングで映像を周囲の森に投影し、夜の散策を楽しんでもらう構想。市は補助金1億円を新年度予算案に盛り込んでいる。
 同機構や地元関係者は、ATを強みに、増加傾向にある阿寒地域の外国人客をさらに伸ばしたい考えだ。北海道運輸局は「阿寒湖をモデルケースに同様の取り組みが各地で広がり、北海道ブランドとしてPRできるよう支援していきたい」と話している。(東京報道 山田崇史、釧路報道部 佐竹直子)
 <ことば>アドベンチャーツーリズム(AT) アドベンチャートラベルとも呼ばれ、1980年代にニュージーランドで発達した観光分野。「アクティビティー(遊び)」「自然」「異文化体験」のうち二つ以上を含むと定義されている。米ジョージワシントン大などの調査によると、参加者の平均年齢は35歳と若く、高学歴・高収入層が多い。欧米AT市場はここ数年急成長し、現在は50兆円規模。北海道経済産業局などはATに関係する約千団体でつくる世界的組織「アドベンチャー・トラベル・トレード・アソシエーション」(ATTA)サミットの日本誘致を目指している。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173481

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

アイヌ工芸×ビームス新発想 刀下げ帯、縫い針入れがアクセサリーに

2018-03-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/20 17:58 更新
 【阿寒湖温泉】釧路市阿寒湖温泉街のアイヌ民族の若手工芸家5人が、若者に人気の衣料品・雑貨販売「ビームス」(東京)と連携し、木彫りやアイヌ文様を生かした服飾品や雑貨の商品化を目指している。中には、チタラペ(模様のあるござ)でカゴバッグを作るなど、従来の発想にとらわれない物も。ファッションを通し、伝統の手仕事に光を当てる試みだ。(報道センター 斉藤千絵)
■阿寒湖畔の若手5人 商品化目指す
 アイヌ文様が施された木製のバターナイフや、シャモジ―。手によくなじむ緩やかな曲線と木のぬくもりが心地よい。釧路市阿寒湖畔のアイヌコタンにある土産物店「イチンゲの店」。店の奥には、店主の滝口健吾さん(35)がビームスの提案を受けて試作した木製のキッチン用品が並ぶ。
 ビームスと連携した商品開発は、阿寒観光協会まちづくり推進機構と釧路信金が昨秋から始めた共同事業の一環。滝口さんを含め、阿寒湖畔で活動する30~40代の工芸家5人が参加する。滝口さんは「世界中の良いものを見てきた人の視点を知るのは楽しいし、参考になる」と話す。
 推進機構と信金は昨年、首都圏で作品の販路を開拓することを狙い、全国的な人気を誇るビームスに協力を打診した。ビームスは15年前から、こけしやつる細工など日本の伝統的な手仕事と、海外のデザインを融合させた独自の商品を展開している実績があり、応じた。
 ビームス側はアイヌ民族の手仕事を、全く新しい発想でファッションに取り入れることを提案している。男性用の刀下げ帯(エムシアッ)は文様の美しさを生かし、ブレスレットにアレンジ。チシポと呼ばれる棒状の縫い針入れは、ペンダントとして活用する。
 ともに同社ロンドン事務所ディレクターのテリー・エリスさん(56)と北村恵子さん(56)は、これまで日本各地の伝統工芸を視察してきた。「アイヌ民族の手仕事は、独特の美しさや力強さがある。現代の暮らしに取り入れる工夫を提案し、地元の方も気付いていない可能性を形にできれば」と力を込める。
 地元でアイヌ音楽などの発信に取り組む下倉絵美さん(44)は妹の郷右近(ごううこん)富貴子さん(42)と協力し、チタラペのカゴバッグを製作している。
 チタラペは本来、乾燥させたガマの茎に赤や黒の布を糸で編み込み、儀式で壁に掛けたり、床に敷いたりして使う。2人は「そんな発想もあるのかと驚いた」と声をそろえる。
 チタラペを編む糸は、2人の祖母が幼木から約40年かけて育てたオヒョウの木の繊維で作られる。ガマも数年前に叔母が刈り取り、乾燥させてきた。下倉さんは「自然から頂いたものに感謝し、大切にする気持ちも伝われば」と願う。
 現在、エリスさんらが定期的に阿寒湖畔に足を運んで試作を重ねており、2019年度の商品化を目指す。
※「チシポ」の「シ」、「チタラペ」の「ラ」は小さい文字
 ビームス 1976年、東京・原宿で創業。欧米の輸入ブランド服や雑貨などを扱う若者に人気のセレクトショップで、独自ブランドの商品も製造する。現在は東京と、ロンドンやニューヨークなど海外5カ所に事務所があり、店舗は札幌など国内外で約160店を展開。2003年から、日本の伝統的な手仕事と海外のデザインを融合させた企画「フェニカ」に取り組んでいる。
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173600

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「国際環境映像祭」、気候変動の加速化で応募が最多

2018-03-21 | 先住民族関連
alterna3/21(水) 2:32配信

「海―消えたプラスチックの謎(仮題)Oceans: The Mystery of the Missing Plastic」(フランス / 監督 : Vincent PERAZIO)より
今年で4回目となる日本で唯一の環境をテーマとした映像祭「グリーンイメージ国際環境映像祭」が3月3日から5日まで東京で行われる。応募数は年々増加し、本年度は48の国と地域から194作品の応募があった。これまでの映像祭では、気候変動、生物多様性、エネルギー、持続可能性をテーマとした作品が受賞している。今回は海洋汚染など、海の環境を取り上げた国内外の作品が目立つ。(箕輪 弥生)
環境をキーワードに世界各国から映像作品が出品される「グリーンイメージ国際環境映像祭」は、地球サミットが行われた1992年に、アジアで初めての国際環境映像祭として始まった歴史のある映画祭である。地球温暖化や気候変動が加速化する現在、環境へのアクションや、テーマも多様化している。
本年度は特に海をテーマにした作品が目立った。そのひとつ「海-消えたプラスチックの謎(仮題)」(仏)は、人間が作り出し、海に漂うプラスチックゴミの行方とそれが生物に与える影響を科学者たちが追うドキュメンタリーである。
日本人監督による「とけてゆくスイス 氷河×光×地球の未来」は気候変動により消滅の危機に面するグリーンランド、パタゴニアなどの氷河を追い、温暖化に対応する技術を探る。
海に関わる作品が多いことについて、同映像祭実行委員会の尾立愛子事務局長は「環境汚染や気候変動による影響など、海はまだまだ解明されてなく、謎が多いからでは」と分析する。
このほか、人間の都合で変化しつつある野生生物の生態について描いた国内外の3作品や、中山間地に住む人々の暮らしや林業に挑戦する若者を描いた国内3作品も今年の特徴を表す。福島をとらえた作品では、未だ避難区域にある地域に住む同一人物を日欧2人の監督が異なる視点で映像化している。
映像祭では2回の審査を通過した15作品の上映を行う。製作者の対談やトークもあるほか、最終日にはグリーンイメージ大賞の発表がある。
グリーンイメージ国際環境映像祭
http://green-image.jp/festivals/4th/
http://www.alterna.co.jp/20496

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

外界と“接触していない”部族、世界には100以上

2018-03-21 | 先住民族関連
ビジネスインサイダー Mar. 17, 2018, 11:00 AM Jeremy Berke

アマゾンの熱帯雨林の奥深くで、孤立して生活する部族。
Gleilson Miranda/State of Acre Department of Communication/Wikimedia (CC BY 2.5 BR)
人類の歴史上、我々は最も“つながった”時代を生きている。だが現代社会から離れた場所で、孤立して暮らす人々がまだ存在する。
そのような部族がどれくらい存在するのか、正確には分からない。しかし、先住民の保護に取り組むNGO、サバイバル・インターナショナル(Survival International)などは、世界中に100以上の孤立して暮らす部族が存在していると考えている。
彼らは“未接触部族”あるいは“孤立部族”などと呼ばれるが、厳密にはその意味は曖昧。今や外界との接触を避けることはほぼ不可能、貿易を通じて離れた場所にも入り込んでくる工業製品のナイフやボウルなどを避けることは難しい。
だが、それにもかかわらず、多くの部族が孤立した生活を続けている。
残念ながら、環境破壊や開発(森林を伐採して木材にしたり、農地にするなど)によって、多くが重大な危機に瀕している。サバイバル・インターナショナルやブラジル国立先住民保護財団(FUNAI)などは、危機に晒された部族を彼らに干渉することなく保護しようとしている。
彼らが住んでいる場所、そのユニークな存在を維持するなかで直面している課題を見てみよう。
「未接触」の意味は?
ある時点ですでに外界と接触している可能性はある。だが侵入者による暴力行為で孤立した場所に戻っていったのかもしれない。当初、彼らの独立を擁護することに、誰も興味を持たなかった。
こうした部族は、概ね地理的な理由から外界との接触を避けることができている。アマゾンの熱帯雨林やインドネシアの島々など、地球上で最も人里離れた場所に住んでいるからだ。
ニューギニアの密林地帯にある高地に住んでいる部族もいる。
インドネシアの西パプア州には、40以上の未接触部族がいると見られている。しかしその数を確認することは難しい。山岳地帯であり、またインドネシア政府によって、マスコミや人権団体は立ち入りが禁止されているためだ。
アンダマン諸島に住む部族も。インドとマレー半島の間だ。
最近まで、アンダマン諸島に住むジャラワ(Jarawa)族は、外界との接触を避けていた。しかし幹線道路の開通により、観光客と密猟者がやってきた。病気の発生と搾取を招いている。
アンダマン諸島から少し離れた場所にあるのが北センチネル島。センチネル(Sentinelese)族が住んでいる。彼らは島に上陸する人が誰であれ攻撃する。
だが、すでに知られている未接触部族の大半はアマゾンの熱帯雨林の奥地に住んでいる。
ブラジル政府は世界の未接触部族のうちの大半、77部族が存在すると述べている —— ナショナル・ジオグラフィックは84部族と推定。ほとんどがマットグロッソ州、ロンドニア州、アクレ州などブラジル西部に住んでいる。
アマゾンでの違法伐採がこの地域に住む彼らを重大な危機に晒している。拡大する荒廃に抗議して、姿を現す部族も出てきた。
ブラジル政府はこれらの部族を守る最良の方法との考えから、彼らを見つける「ファースト・コンタクト」調査を実施していた。しかし政府は、こうした調査を中止し、時折、上空からの調査を行っている。
ブラジル国立先住民保護財団(FUNAI)は、未接触部族をアマゾン川流域の先住民と同様に保護するために、折を見て上空から調査し、彼らが住居を移動していないか、木材の伐採者が彼らの土地に不法侵入していないかを確認している。
約15の未接触部族が住むペルーのように、こうした地域を守る予算が乏しいアマゾン川流域の国々では、自然保護活動家が地域と未接触部族の居住地を木材の伐採者や金採掘者から守るために苦闘している。
残念なことに、外界から孤立していることは、彼らが外界からの病気に弱いことを意味している。
それが人類学者や先住民の権利を擁護する人が、未接触部族の孤立を維持しようとする理由の1つ。
これらの部族は我々人類の仲間であり、彼らのユニークな文化は保存し、保護されるべき。
[原文:More than 100 'uncontacted' tribes exist in total isolation from global society]
(翻訳:本田直子、編集:増田隆幸)
https://www.businessinsider.jp/post-163378

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

だて歴史文化ミュージアムのスタンプデザインが決定【伊達】

2018-03-21 | アイヌ民族関連
室蘭民報2018.03.20
 伊達市梅本町の総合公園だて歴史の杜内で建設が進む「だて歴史文化ミュージアム」に置かれるスタンプのデザインが19日決まった。いずれも伊達を開拓した旧仙台藩亘理伊達家の先祖・伊達成実(しげざね)をモチーフに採用している。
 市教委が来館の思い出づくりのために昨年12月中旬から約2カ月間、募集した。道内外から181点が寄せられ、大賞は、伊達市の篠原彩花さん、東京都文京区の佐々木佑実子さん、静岡市の天野穂積さんの3人、特別賞は、応募の7割を占めた小、中学生の中から伊達小6年の椎名舞花さんの作品をそれぞれ選んだ。
 篠原さんは、ウェブデザイナーの腕を生かし、パソコンで描いた迎賓館やアイヌの人々と対等に接した伊達家の歴史からアイヌ文様を組み合わせた。伊達市出身で東京でグラフィックデザイナーとして活躍する佐々木さんは、イラスト化した成実と伊達家の家紋を入れた。天野さんは、成実のシルエットを中央に配した。椎名さんは、社会科で学んだ伊達の歴史から、成実と特産の藍などを描いた。
 市役所で19日にあった表彰式では、菊谷秀吉市長が受賞者に賞状と記念品を贈り、「どれも個性があって素晴らしい」と評価した。
 スタンプは、ミュージアムの受け付けに備え付けられる予定で、具体の活用策は今後、検討する。
 だて歴史文化ミュージアム(伊達市梅本町)のロゴデザインが決まった。青い「海」、褐色の「大地」、緑豊かな「自然」を台形など三つの形を使って表し、それぞれ「縄文」「アイヌ」「武家」の意味を持たせている。開館日は2019年4月3日に正式に決まった。
 市教委が19日、発表した。ロゴマークは情報デザインを専門とする公立はこだて未来大・原田泰教授の作品。伊達成実の毛虫の前立てのかぶとと、噴煙を上げる有珠山のイメージを合わせて持たせたという。
 市教委がミュージアム開館に向けた講演会などで講師を務めた原田教授に制作を依頼していた。今後、ミュージアムのパンフレットやポスターなどに使用していく。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/5289

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

マイ箸作りと試食楽しむ 白老アイヌ民博で最後の文化教室

2018-03-21 | アイヌ民族関連
苫小牧民報2018/3/20配信

箸作りに黙々と取り組む参加者たち
 白老町のアイヌ民族博物館で18日、最後のアイヌ文化教室「いろりを囲んでイペアン ロ!」が開かれた。イチイの木を使ってイペパスイ(箸)製作に挑戦。切り出しナイフで角材を滑らかに削り、乾燥させたトクサで表面を磨き上げて箸を完成させた。
 今月末での閉館を控えた最後の文化教室。今回は、イチイの木を使った箸作りと、完成させた箸を使ってオハウなどの伝統料理の試食した。
 箸は、1センチほどの角材を切り出しナイフで丸く滑らかに削り、トクサで表面を磨き上げ、最後にクルミの油を塗って完成させた。上部から箸の先端に向かって細く木を削ったり、2本とも同じ太さにそろえる作業が難しく、参加者たちは、何度も両方の箸を見比べながら太さを整えたり、箸の先端部分の細さを微調整したりと悪戦苦闘。トクサで表面を磨き上げるときれいな木調が現れ、仕上がり具合に感動している参加者もいた。
 箸を完成させた後には、用意されたオハウ、焼きサケ、かぼちゃと金時豆、トウモロコシを混ぜた「ラタシケ」を出来上がったばかりの「マイ箸」で試食し、アイヌの伝統料理に舌鼓を打った。
https://www.tomamin.co.jp/news/area2/13436/

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

白老の魅力MAPに 誘客推進会議作成 HPに動画も

2018-03-21 | アイヌ民族関連
北海道新聞03/20 11:09 更新

 【白老】町や観光協会などでつくる「白老町観光誘客推進会議」は、町内のアイヌ文化体験プログラムなどを紹介する地図「まち歩き体験MAP」を作成した。プログラムに関連する動画も町のホームページ(HP)で公開している。アイヌ民族博物館が31日で閉館するのを前に、町のさまざまな魅力をPRする狙いだ。
 同会議は、国がポロト湖畔に整備中のアイヌ文化復興の拠点「民族共生象徴空間」の開設で、増加が見込まれる観光客の受け入れ態勢の強化を目指している。地図と動画の作成は、海外富裕層向け個人旅行を手掛け、町内で体験プログラム開発を担う北海道宝島旅行社(札幌)に委託した。
残り:343文字/全文:620文字
https://www.hokkaido-np.co.jp/article/173487

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

「環境殺人」とは何か―ある女性環境運動家の死が訴えるもの

2018-03-21 | 先住民族関連
Yahoo!ニュース 個人3/20(火) 8:00

 コスタリカに集まった中南米諸国は3月8日、環境保護に取り組む人々の安全を各国が守ることに合意。このエスカス合意が成立した背景には、世界各地で自然保護に取り組む人々が襲われ、生命を落す事態が頻発していることがあります。その人数は年間約200人にも及びますが、とりわけ2016年3月に銃撃されたある女性運動家の死は、このような「環境殺人」への関心を高める一つのきっかけになりました。
「環境殺人」とは
 ここで「環境殺人」と呼ぶのは、森林伐採、農園開発、ダム建設、鉱山開発、密猟などから自然環境を守ろうとする運動に参加している現地の先住民族や、外国人NGO、さらに違法な伐採や狩猟を監視するレンジャーや警官などの公務員が標的となる殺人事件を指します。いわば土地をめぐる争いのなかで、自然環境を守ろうとする人が犠牲になる事件といえます。
 国際的な環境保護団体グローバル・ウィットネスと英紙ガーディアンの共同調査によると、その発生件数は増加傾向にあり、2015年以降は世界全体で年間約200人が生命を落としています。

 国別でみると、2015年からの3年間で最も多いのはブラジルの145人。これにフィリピン(102人)、コロンビア(95人)、コンゴ民主共和国(34人)、インド(33人)と続きます。ブラジルとコロンビア以外にもメキシコやホンジュラスなど、とりわけ中南米諸国で「環境殺人」は目立ちます。
 犠牲者にはその国の先住民族だけでなく、外国人の運動家なども含まれます。グローバル・ウィットネスなどによると、2014年のブラジルの犠牲者29人のうち先住民族は4人で、被害者の多くは外国人でした。一方、コロンビアでは25人の犠牲者のうち15人は先住民族が占めます。
 「環境殺人」が広がる背景には、先進国やアジアの新興国、アラブ産油国を中心に、農業やエネルギー開発を目的に海外で大規模に土地を購入する「土地買収」が加速していることがあります。そのため、ほとんどの場合に「環境殺人」の加害者として、森林伐採、農地開発、ダム開発などを行う企業だけでなく、それに連なる政府や海外企業にも疑惑が向けられています。しかし、多くの機関がかかわるだけに、ほとんどの事件で解決が困難なままです。
カセレス事件の衝撃
 こうした「環境殺人」が広く注目されるきっかけになったのは、中米ホンジュラスでアグア・ザルカダム建設工事に反対する運動の中心にいた女性運動家ベルタ・カセレス氏の殺害でした。
 先住民族レンカ人の出身であるカセレス氏は、ダム開発や森林伐採などで居住地を追われる先住民族や貧困層の権利保護を求める運動を1990年代から行ってきた「ホンジュラス民衆と先住民族の協議会(COPINH)」の創設者の一人。環境保護と先住民族保護の活動の功績から、「環境保護のノーベル賞」とも呼ばれるゴールドマン環境賞を2015年に受賞するなど、国際的に知名度の高い運動家でした。
 しかし、2016年3月2日、自宅に押し入った暴漢がカセレス氏を銃殺。カセレス氏が国際的に知られていたこともあり、その死はホンジュラスで広範な抗議デモを引き起こしただけでなく、環境保護に関心の高い欧米諸国で広く報じられ、「環境殺人」への関心を高める大きな転機となったのです。
川をめぐる戦い
 なぜカセレス氏は殺されなければならなかったのでしょうか。当時カセレス氏は、ホンジュラス西部のグアルカルケ川に建設中だったアグア・ザルカダムの問題に取り組んでいました。
 ホンジュラスの国土は日本の約3分の1にあたる約11万平方キロメートルで、その約8分の1が熱帯雨林に覆われています。2010年、ホンジュラス政府は産業化を推し進めるため、海外企業の投資を誘致し、河川流域の土地の民営化も認める法案を成立させ、この年だけで47のダム建設が認可されました。なかでも22メガワットの発電量が見込まれる巨大なアグア・ザルカダムの建設は、ホンジュラスの産業化の一つの象徴でもありました。
 しかし、それは現地に暮らし、生活用水から農業、漁業に至るまでグアルカルケ川に頼っているレンカ人の生活を脅かすものでもありました。そのため、レンカ人は川の譲渡を拒絶。やはりレンカ人であるカセレス氏を中心に、COPINHや国際的な環境団体による反対運動も活発化するようになりました。
 ところが、2013年3月には河川流域への立ち入りが禁止され、ホンジュラスの大企業デサロージョ・エナゲティコ社(DESA)と中国の国営企業である中国水利水電建設集団公司(シノハイドロ)が工事を開始。工事現場には警官や兵士が駐留し始めたのです。
 同年7月、これに対する抗議デモが発生すると、兵士の発砲で2人が死亡。さらにこの前後から、反対運動をしている人たちへの嫌がらせや脅迫、襲撃も頻発するようになりました。その死の約2年前の2013年12月、海外メディアの取材にカセレス氏は、それまで幾度となく脅迫状を送り付けられたと明らかにしたうえで、以下のように語っています。「自由に出歩くこともできないし、…脅迫があるから子どもとも離れて暮らさないといけなくなった。…でも、私は故郷を離れたくない。亡命もお断り。私は人権のファイター。この戦いを決してあきらめない」
ホンジュラスの闇
 犠牲者の知名度で注目されたカセレス事件の展開は、さらにホンジュラスのダム開発が抱える闇を浮き彫りにしました。
 事件の後、ホンジュラスの政府・警察は捜査の名目で、ダム建設に反対していたCOPINH関係者を相次いで逮捕。また、事件の現場に居合わせたメキシコ人運動家などを拘留し、出国を禁じるなど、アグア・ザルカダム建設を批判する人々を一方的に容疑者として扱い始めました。これに抗議していた、やはり著名な環境保護運動家のネルソン・ガルシア氏がデモの最中に兵士に銃殺されたことは、ホンジュラス政府への批判をさらに高めるものでした。
 被害者がむしろ加害者扱いされた背景には、政府と企業の癒着があります。例えば、カセレス事件当時、議会多数派の国民党の党首を務めていたグラディス・ロペス国会副議長の夫は、各地でダム建設を行い、エネルギーを政府に売る企業の責任者でした。同様に多くの政治家が産業界と深く結びついた背景のもと、グローバル・ウィットネスの報告によると、カセレス事件以前からホンジュラスでは住民に対する事前説明も十分に行わないままにダム建設が強行され、これに住民などが抗議運動を行うと、兵士や警察、企業の雇った警備会社がこれを鎮圧する事態が珍しくなかったのです。
闇を暴く「蟻の一穴」
 ところが、ホンジュラス政府はその後、不公正な対応の修正を余儀なくされます。カセレス事件が海外でも関心を集めた結果、国内からだけでなく、最大の援助国で、ホンジュラス軍の後ろ盾でもある米国でも批判が噴出。ホンジュラス政府は、それまでのように「政府にたてつく者を犯罪者扱いして済ます」ことができなくなったのです。
 その結果、捜査は徐々に本格化。事件の3ヵ月後に当局は、ダム建設を行っていたDESAの社員、DESAが雇っていた警備会社の関係者、(米軍の訓練を受けた)元ホンジュラス軍の軍人など4名を逮捕。しかし、実行犯が逮捕されても内外の批判は収まらず、「首謀者を逮捕するべき」という声に押されて、カセレス事件から丸2年にあたる2018年3月2日、DESAの経営責任者ロベルト・メヒア氏が逮捕されました。
 先述のように、「環境殺人」の多くでは政府や企業の関与が疑われるものの、その関係者が逮捕されることさえ必ずしも多くありません。カセレス事件の場合、メヒア氏で逮捕者は9人にのぼり、関係する大企業の経営者にまで捜査が及んだ点で画期的といえます。ただし、先述のように政府と大企業の癒着が深刻なホンジュラスで、そこから先に捜査が進むかは不透明なままです。
 その一方で、カセレス事件は、国際的な影響の大きさでも例をみないものです。カセレス氏は生前、DESAだけでなく、そのパートナーであるシノハイドロや資金協力を行っていた世界銀行も批判。抗議運動の広がりにより、最初の大規模な抗議デモと発砲事件が発生した2013年にはこれらがいずれも撤退していました。
 カセレス事件後はこの動きが加速し、2016年4月にはこのプロジェクトに出資していたオランダとフィンランドの援助機関が、2017年8月にはドイツの建設会社が、それぞれ撤退を決定。いずれも国際的な批判の高まりを受けてイメージダウンを恐れたものとみられます。
 海外からの支援の停滞は、アグア・ザルカダムをはじめホンジュラスのダム建設を大幅に遅らせることになっています。エネルギー需要や産業化の必要があるとしても、ダム開発を強引に推し進めたツケがホンジュラス政府に返ってきているといえるでしょう。
カセレス氏が残したもの
 カセレス事件はホンジュラスのダム開発をめぐる闇を浮き彫りにしただけでなく、「環境殺人」への国際的な関心を高めました。冒頭で取り上げたエスカス合意の成立にも、その影響はみてとれます。
 しかし、先述のように、カセレス事件の後も「環境殺人」は高止まりの傾向をみせており、これが一朝一夕になくなると想定することは困難です。
 一般的に、温室効果ガスの排出規制を進めれば新たな技術を導入しなければならないように、自然環境の保護にはコストがつきものです。とはいえ、開発途上国で自然破壊をともなう開発プロジェクトが増え、海外からの資金がこれを加速させるなか、「環境殺人」の広がりは環境保護のコストがこれまでになく高くなっていることを意味します。カセレス氏の死は、自然環境の保護に大きなコストが払われている現実を改めて世界中に知らしめた転機として、歴史に刻まれるといえるでしょう。
六辻彰二
国際政治学者
博士(国際関係)。横浜市立大学、明治学院大学、拓殖大学などで教鞭をとっています。アフリカをメインフィールドに、分野にとらわれず国際情勢を幅広く、深く、分かりやすく解説します。『21世紀の中東・アフリカ世界』(芦書房)、『世界の独裁者』(幻冬社)、『イスラム 敵の論理 味方の理由』(さくら舎)など。
https://news.yahoo.co.jp/byline/mutsujishoji/20180320-00082891/

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

台湾のお年寄りに「立ちやすいスツール」 高さ安定性重視 普及目指し、初 港区の医療・福祉関連会社 /東京

2018-03-20 | 先住民族関連
毎日新聞2018年3月20日 地方版
 医療・福祉関連プロジェクトを手がける会社「観察の樹」(港区三田)が、台湾でお年寄りが玄関で腰掛けに使える木製スツールの普及に取り組んでいる。靴を脱いだり履いたりした後、立ち上がる時に踏ん張りやすいよう、高さや安定性を重視。座面に台湾先住民族の伝統織を使うなど、台湾産にこだわった。1月には台北で初めて展示会を開催。同社アートディレクターの黒坂昌彦さん(45)は「台湾でお年寄り向けに安全な家具を提供したい」と意気込む。
 医療・介護関連広告の仕事をしていた黒坂さんは2012年、会社の同僚で台湾生まれの庄司佳代さん(41)に誘われ、初めて台湾を訪れた。台湾社会は日本と同様に急速に高齢化が進む。黒坂さんは、訪れた家の玄関で滑ったりした体験などから、日本だけでなく台湾でも、家の中に潜む危険性が少なくないと感じた。台湾に通い、高齢者を取り巻く環境を調べ始めた。13年、庄司さんとともに同社を設立し、家具造りを始めた。
残りあり(全文788文字)
https://mainichi.jp/articles/20180320/ddl/k13/100/029000c 今回展示した「Kino Stool

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

松前城資料館が開館 展示内容大幅リニューアル【松前】

2018-03-20 | アイヌ民族関連
函館新聞2018.03.19

縄張図を解説する佐藤学芸員
 松前城資料館(町松城)が18日から、展示内容を大幅リニューアルして開館している。北海道命名150年を記念して、城の縄張り図を発掘調査資料、絵図などと合わせて一堂に展示し、「最後の日本式城郭」の築城から終焉までを紹介する。また、松前神楽の国指定重要無形民俗文化財指定を記念し、神楽関係資料を新たに展示している。12月10日まで無休。
 松前城の復興天守を展示空間とする同資料館は、地階がアイヌ関係資料、1階が松前藩関係資料、2階が前藩主の御座船だった「長者丸」関係資料などを展示してきたが「城そのものの展示を充実させてほしい」という来館者の声が多かったのを受け、展示内容を大幅に見直した。
 地階には、城の設計図として作られた「福山城縄張図」と安政元年(1854年)完成時の「福山城見分図」、城の前身である幕領時代の松前奉行所の絵図(いずれも複製)をまとめて掲出。町教育委員会の佐藤雄生学芸員は「城の変遷をこれほどの規模で一望できる展示は、今回がおそらく初めて」と胸を張る。
 1階には刀剣や書状などの旧藩資料、蠣崎波響の掛け軸作品10点のほか、今回新たに松前神楽の特別展コーナーを設置。社家佐々木家に伝わる寛政11年(1799年)の翁面、清部八幡神社の獅子頭、1950年代に撮影された神楽舞のカラー写真や、神楽を描いた江戸時代の絵図などを展示する。
 2階にはアイヌ民族資料と長者丸関係資料、3階展望台には明治初期から戦後の天守閣焼失、復興に至る写真資料24点を掲示している。
 同館の開館時間は午前9時から午後5時まで(最終入館は同4時半)、入館料は大人360円、小中学生240円。佐藤学芸員は「観光客の方々に城を知ってもらえるのはもちろん、地元の人にも郷土を見直してもらえる機会になるのでは」と来館を呼び掛けている。問い合わせは同館(0139・42・2216)へ。
http://www.hokkaido-nl.jp/article/5266

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

今年のハラル輸出5%増、五輪で日本向けも

2018-03-20 | 先住民族関連
NNA.ASIA 2018/03/19(月)
マレーシアのハラル開発公社(HDC)は、今年のハラル(イスラム教の戒律で許されたもの)製品の輸出額が2017年比5%増の450億リンギ(約1兆2,150億円)に達するとの見通しを示した。拡大する市場として、アフリカ大陸と20年に東京五輪が開催される日本に注目が集まっている。国営ベルナマ通信が16日伝えた。
HDCのジャミル・ビディン最高経営責任者(CEO)は、「アフリカ大陸は5億人のイスラム教徒を抱え、多くの市場が未開拓である点が魅力」と説明する。日本に関しては、「20年に東京五輪が迫る中、海外からの訪問客を見据えたハラル産業が活気づいている」と期待を寄せた。
同CEOはハラル製品の輸出増加に向けて、中小企業(SMEs)とブミプトラ(マレー系と先住民族の総称)企業の伸びしろを指摘する。現状、輸出額に占めるこれら企業の割合は1割にとどまる。また、ハラル製品は非イスラム教圏で盛んに開発され、マレーシアを除くイスラム教国家は、製品を消費する側に回っているのが実情だという。
17年の輸出額は、仕向け先別ではシンガポールが最も多い49億リンギ。以下、中国(48億リンギ)、日本(28億リンギ)が続いた。
https://www.nna.jp/news/show/1739333

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

プレアヴィヒア寺院に博物館が3月20日に開館 カンボジア[観光]

2018-03-20 | 先住民族関連
カンボジアビジネスパートナーズ2018年3月19日

(c)Khmer Times
 フン・セン首相と国際連合教育科学文化機関(ユネスコ)は、3月20日にプレアヴィヒア世界遺産博物館を正式に開館する。クメールタイムズ紙が報じた。
 プレアヴィヒア州当局の文化芸術担当の責任者は、「この博物館は、フン・セン・エコ・グローバル博物館と名付けられ、現地や外国人の観光客を誘致する。世界遺産の背景にある歴史や文化を学ぶことができる」と述べた。
 博物館は、177ヘクタールの敷地に、プレアヴィヒア寺院、絶滅の危機に瀕した植物や動物、先住民族の生活風景等が展示される。
 このプロジェクトは、クメール古代文明を反映した新しい文化機関として、2008年5月に発足され、カンボジア政府とユネスコの支援で、国際的な専門家が何年もフィールドワークを重ねていた。
http://business-partners.asia/cambodia/kankou-20180319/


  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

苫小牧民報2018/3/19

2018-03-20 | アイヌ民族関連
アイヌ語絵本を制作 「シコッコタンのモシリとレラ」-千歳アイヌ語教室

 千歳アイヌ語教室(中村勝信代表)は子供の頃からアイヌ文化に親しんでもらおうと、絵本「シコッコタンのモシリとレラ」を制作した。100年前のアイヌの生活、子供たちの遊びなどを物語にした絵本で、アイヌ語、日本語、ローマ字で表記した。18日に発刊記念会を西洋軒=千代田町=で開き、中村代表(73)は「子供たちがアイヌ語に気軽に触れてくれれば」と話している。
 同教室の生徒や講師ら12人が2016、17年度の約2年間掛かりで制作した。アイヌの伝統的な生活や遊びをを舞台にした物語を創作し、生徒たちがアイヌ語辞典で翻訳した。絵は全道展会友の北島裕子さん(62)が担当し、併せて物語を読んだCDも作った。出版費用はアイヌ文化振興・研究推進機構の全額助成で、A4判、28ページを200冊作成。市内の小・中学校をはじめ、石狩、胆振、日高の図書館などに寄贈する。
 同教室がアイヌ語絵本を作るのは初めて。子供の頃からアイヌ文化に親しみをもってもらおうと16年から物語の創作を始め、昨年4月から千歳方言のアイヌ語に翻訳。物語の内容は「シコッコタン」(アイヌ語で千歳村)で暮らす主人公の2人、「モシリ」(同大地)と「レラ」(同風)が子供の頃を思い出す内容。サケ採りやかんじき履きなど、四季に分けてアイヌの生活や遊び、自然や神々に感謝する様子などを紹介した。
 絵本はアイヌ語、日本語、ローマ字で表記し、中村代表は「例えば『プ』でも大きい字と小さい字では発音の仕方が違うことを説明したかった。小さいプは発音するかしないか無声音に近い」と説明する。絵は北島さんが柔らかく温かみのあるタッチで描き、「アイヌ文化を伝えるために自分も勉強し直した」と振り返る。平取町の二風谷アイヌ文化博物館まで足を運んだといい、「絵本は子供でも入っていきやすい。絵本でアイヌ文化が伝われば」と願いを込める。
 夫婦で教室に通う渡辺日朗さん(63)、美智子さん(66)は物語の秋を担当。アイヌ語の歴史や文化などを学び直しながら、言葉を一つ一つ辞書で引き、「絵本作りに関われて幸せ。アイヌの暮らしや考え方により関心を持てた」と笑顔。冬を担当した田中史郎さん(78)は「自分にとっても勉強。言葉の意味など教えてもらった方が多い」と控え目に話しつつ、「絵本ができてよかった」と喜ぶ。朗読のCD録音も担当した渡邉圭さん(48)は「子供たちがアイヌ語を話せるようになってくれたら」と期待している。
https://www.tomamin.co.jp/news/area1/13424/

  • Twitterでシェアする
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする