先住民族関連ニュース

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アイヌの星座の物語を読むイベントをニセコで開催、出演は五十嵐裕美&細谷佳正

2022-01-05 | アイヌ民族関連
ナタリー 2022年1月4日 10:25
朗読イベント「星降る夜はこの丘で ~夜空に浮かぶカムイたちの物語~」が、2月5日に北海道・ニセコ町民センター 大ホールで開催される。
「星降る夜はこの丘で ~夜空に浮かぶカムイたちの物語~」ビジュアル
本イベントには、声優の五十嵐裕美と細谷佳正が出演。2人はアイヌ民族の伝統楽器の生演奏と、8Kプロジェクターから大型スクリーンに映し出されるNHKの映像コンテンツに乗せ、末岡外美夫の著書「人間達(アイヌタリ)のみた星座と伝承」より、アイヌ民族の星空にまつわる物語を朗読する。
オオカミの女の子とエゾシカの男の子は、かつて一緒に遊んでいた幼なじみ。彼らは普段別々に暮らしていたが、よなよな秘密の場所である“星降る丘”に集まり、“夜空に浮かぶカムイたちの物語”を読み合っていて……。
オオカミの女の子を演じる五十嵐は「私は地元が北海道なのでニセコへはスキーに行ったりと、リゾート地として何度か訪れたことがあるのですが、アイヌ星座については全く知らなかったので今回私もすごく楽しみにしています」と期待を語り、エゾシカの男の子を演じる細谷は「今回こうして、御来場頂ける北海道のみなさんの前で直接何かを届ける事が出来ることを、本当に嬉しく思っています」と思いを述べた。なお本イベントは入場無料だが、事前申込が必要となる。詳細はNHK札幌放送局の公式サイトで確認しよう。
五十嵐裕美コメント
皆さんこんにちは、今回ニセコでアイヌ星座についての朗読をさせていただくことになりました五十嵐裕美です。私は地元が北海道なのでニセコへはスキーに行ったりと、リゾート地として何度か訪れたことがあるのですが、アイヌ星座については全く知らなかったので今回私もすごく楽しみにしています。北海道の方も、もし来られたらそれ以外の地域からの方も是非会場でお会いしましょう!
細谷佳正コメント
お話を頂いた時は本当に光栄でした。不自由な時間を短くない時間お互いに過ごしてきて、娯楽やアートの必要性を改めて感じる事が出来たし、自分にとってお客様が居てくださる舞台でパフォーマンスをする事が出来ることが、本当に尊い事なのだなと。以前から思ってはいたけれど、改めてそれを実感する事が出来た時間でした。今回こうして、御来場頂ける北海道のみなさんの前で直接何かを届ける事が出来ることを、本当に嬉しく思っています。
「星降る夜はこの丘で ~夜空に浮かぶカムイたちの物語~」
2022年2月5日(土)
北海道 ニセコ町民センター 大ホール
朗読(五十音順):五十嵐裕美、細谷佳正
演奏:アイヌ・アート・プロジェクト
司会:工藤恵里奈
https://natalie.mu/stage/news/460256

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故宮など国立博物館3館がコラボ展 漢民族や先住民族の共通点探る/台湾

2022-01-05 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾1/4(火) 14:34配信

コラボ展の実現を喜ぶ、右から故宮博物院の呉密察院長、台湾博物院の洪世佑館長、台湾歴史博物館の張隆志館長
(台北中央社)故宮博物院と台湾博物館、台湾歴史博物館の国立博物館3館がコラボレーションした特別展が3日、北部・台北市の台湾博物館で始まった。漢民族や原住民(先住民)族などの文化的共通点を知ることができる。
3館が共同で特別展を開くのは今回が初めて。それぞれが収蔵する漢民族の庶民や台湾を統治した中国の官僚、原住民族に関する文物を貨幣や文字、喫煙具、女性の装飾品など10のテーマに分けて展示した。
発起人となった故宮博物院の呉密察院長は、3館の収蔵品や設立年、主旨などは全く異なるとしながらも、隔たりを打ち破れば、各館の収蔵品を一緒に陳列できるほか、新たな時代と対話できるとあいさつ。今後も別の博物館と協力したい考えを示した。
台湾歴史博物館の張隆志館長は、展示を通じて台湾の豊かな過去と未来について考えてほしいと語った。
5月29日まで。
(王宝児/編集:齊藤啓介)
https://news.yahoo.co.jp/articles/799088450e10e474758f065d7bfc50170161a7ca


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SF映画『ディストピア2043 未知なる能力』タイカ・ワイティティ製作総指揮、軍事国家vs先住民族

2022-01-05 | 先住民族関連
ファッションプレス 1/4(火)
映画『ディストピア2043 未知なる能力』が、2022年1月28日(金)より、ヒューマントラストシネマ渋谷“未体験ゾーンの映画たち2022”にて公開される。
タイカ・ワイティティ製作総指揮のSF作品

映画『ディストピア2043 未知なる能力』は、アカデミー賞脚色賞を受賞した『ジョジョ・ラビット』や『マイティー・ソー バトルロイヤル』のタイカ・ワイティティが製作総指揮を務めた作品。同じく『ジョジョ・ラビット』のチェルシー・ウィンスタンリーがプロデューサーを務め、『ディストピア2043 未知なる能力』で監督デビューを果たすカナダ出身の新鋭ダニス・グーレがメガホンをとった。
映画『ディストピア2043 未知なる能力』予告
https://www.youtube.com/watch?v=XmMJUqB-UWA&feature=emb_logo
映画『ディストピア2043 未知なる能力』は、近未来2043年を舞台に、軍事国家と、能力を手にする“ファースト・ネーションズ(先住民族)”の戦いを描いたSF作品。“ファースト・ネーションズ”とSFという異色ジャンルを融合させ、トロント国際映画祭をはじめ、世界の映画賞で高い評価を得た。
タイカ・ワイティティ、チェルシー・ウィンスタンリー、ダニス・グーレの3名は、いずれも先住民族をルーツに持つ映画制作者。同じ境遇の3名が、世界の分断や文化的・民族的な抑圧といったテーマに説得力を持たせながら、ストーリーを展開している。
<映画『ディストピア2043 未知なる能力』あらすじ>
世界戦争終焉後の2043年――北アメリカでは軍事政権が都市を支配し、人々は権利を奪われ、子供たちは5歳になると国家の所有物とされた。娘を連れ去られたクリー族の女性は、娘を取り戻すため自警団の地下組織に加わり、子供たちが集められたアカデミーに潜入する・・・
【詳細】
映画『ディストピア2043 未知なる能力』
公開日:2022年1月28日(金)よりヒューマントラストシネマ渋谷“未体験ゾーンの映画たち2022”にて公開
監督・脚本:ダニス・グーレ
製作総指揮:タイカ・ワイティティ
撮影:ダニエル・グラント
編集:ホルヘ・ヴァイス
プロデューサー:チェルシー・ウィンスタンリー
出演:エル=マイヤ・テイルフェザ―ズ、ブルックリン・レテクシエ・ハート、アマンダ・プラマー、ショーン・サイポス
カナダ=ニュージーランド/2021/101分/ビスタサイズ/ドルビーSRD/カラー/英語・クリー語/原題:Night Raiders/配給:アット エンタテインメント
©2020 NIGHT RAIDERS EAST INC. and MISS NIGHT RAIDERS INC.
https://www.fashion-press.net/news/82567

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寅年の記念硬貨、9万セット限定で発売 裏面にタオ族の儀式あしらう/台湾

2022-01-05 | 先住民族関連
中央社フォーカス台湾1/4(火) 14:26配信

今年の干支(えと)、寅(とら)にちなんで発行される記念硬貨セット
(台北中央社)今年の干支(えと)、寅(とら)にちなんで発行される記念硬貨セットのインターネット予約受け付けが4日、始まった。中央銀行が台湾銀行に委託し、9万セット限定で販売する。額面100台湾元(約420円)の銀貨と同10元(約42円)の銅合金貨各1枚入り、計2枚セットで価格は1800元(約7560円)。
中央銀行が干支の記念硬貨を発行するのは毎年恒例。例年、販売初日には台北市の台湾銀行本店に行列ができるほどの人気となっている。
銀含有量1オンス(約31.1グラム)の銀貨の表面は一部に金メッキを施し、トラのイラストをあしらった。裏面は東部・台東県の離島・蘭嶼に居住する台湾原住民(先住民)族タオ族の伝統儀式「トビウオ祭り」をデザインした。
銅合金貨の表面はトラをメインにし、裏面は一部に色を乗せてサザンカを描いた。サザンカは暖かく湿った気候を好むことから、高潔で控えめなイメージを表すという。
販売はインターネットでの予約販売と窓口販売の2つの形式を採用し、各4万5000セット用意する。インターネットでの予約受け付けは10日正午まで。予定数を上回れば抽選とする。
窓口販売は19日から台湾銀行の各支店で行う。
(潘姿羽/編集:名切千絵)
https://news.yahoo.co.jp/articles/8755ecac8719846d733f1f39087c58a035f09d69

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“自分に気候変動を語る資格はない” 写真家・松本紀生の葛藤

2022-01-05 | 先住民族関連
NHK 2022年1月4日 15時36分
「アラスカは、地球温暖化における『炭鉱のカナリア』です」。
写真家の松本紀生さん(49)の言葉です。松本さんはアラスカの大自然に魅了され、25年以上にわたって通い続けてきました。神秘的なオーロラや動物たちの迫力ある姿にレンズを向ける中で、気候変動の生々しい爪痕も目の当たりにするようになりました。
ところが、これまでその現実を誰かに伝えることができなかったといいます。いったいどういうことなのか、愛媛県松山市に暮らす松本さんを訪ねました。
(おはよう日本ディレクター 梅田慎一)
※この内容は5日のおはよう日本でも放送されます
極限の環境の中 たった一人で
松本さんは毎年1~3月と6~9月の2回、アラスカで過ごします。季節ごとに様変わりするアラスカの表情を狙うためです。
松本さんの撮影スタイルは極限の環境の中、たった一人で撮影を行うこと。特に冬には北米大陸最高峰のデナリ(6190メートル)とオーロラの共演を撮ろうと、飛行機で氷河に降り立ち、-50℃になることもある氷の上で50日間にも及ぶキャンプをします。
写真家 松本紀生さん
「写真という結果だけに重きを置くのであれば、単独行である必要もありません。危険も少なくなりますし、効率的に撮影ができるでしょう。だけど『何を撮ったか』よりも、『どう取り組んだか』ということの方が大事だと思っているんです。登山に例えると、ロープウェイで登るのと、自分で一歩一歩上るのとでは、頂上に着いた時の感動が違いますよね。50日間のキャンプで全くオーロラが撮れないこともあるんですが、過程や中身を充実させていれば自分の生き方に納得ができるんです」
一生かけても足りないほど撮りたいものがある
アラスカに足を踏み入れたきっかけは、一冊の本との出会いでした。
20歳のころに世界的な写真家・星野道夫さんのアラスカでの撮影旅行記をたまたま手に取った時、大きな衝撃を受けたといいます。

写真家 松本紀生さん
「あっ、こんな世界があるんだって。すごく北の世界に、まだまだ手つかずの自然が残ってる、そんな場所が地球上に残ってるんだっていうことにものすごくひかれました」
アラスカの大学に進学し、独学で写真を学びました。それから25年以上、アラスカ一筋で撮影を続けてきました。
海外の雑誌やテレビ番組で作品や撮影の行程が紹介されたほか、“写真界の芥川賞”ともいわれる木村伊兵衛賞にも写真集がノミネートされました。
「心から撮りたいものはアラスカにしかないんです。一生を懸けても足りないほど撮りたいものに出会えた幸せを感じながら、死ぬまでアラスカで写真を撮り続けたいと思っています」
気候変動の爪痕があらわに
しかし15年ほど前から、その手つかずのアラスカの自然に異変が生じていることに気づき始めました。
氷河が溶けて大きな穴ができてきたのです。
地球温暖化の影響だとみられます。
写真家 松本紀生さん
「僕は冬の間、氷河の上でずっとキャンプを続けていますけど、大好きだった氷河はもう二度と行くことができないんですよ。夏の高温のせいで、溶けてボコボコになってしまって飛行機が着陸できないんですよね」
地球温暖化の影響を感じる場面に至る所で遭遇し始めます。
冬だけではありません。夏の生態系にも変化が現れていました。
写真家 松本紀生さん
「数年前にクジラが全くいなかった夏があったんです。後から調べてみると、海水温が上昇してクジラの餌となるプランクトンとか小魚がどこかに行ってしまって、クジラもアラスカからいなくなってしまっていました」
さらに、これまであまり発生しなかった山火事の頻度も増えました。
「町の中に煙がどんどん流れ込んできて、視界がきかないような日がどんどん増えてるんですよ。山火事が頻発しているからなんですよね。夏の間気温が上がって森林がカラカラに乾いてしまって、そこに雷が落ちて山火事が起こるんです」
地球温暖化は自分たちのせい
日本にいる間、松本さんは全国の小中学校などを訪ねて写真や映像を見せながらトークを織り交ぜたイベント、「フォトライブ」を行っています。しかし、これまでフォトライブで地球温暖化について話すことはありませんでした。
自分には“語る資格が無い”と感じていたためです。
写真家 松本紀生さん
「自分の事を棚に上げて他の人に『考えて行動しましょうね』と言うのはちょっと違うなと思ってたんですよ。例えば僕がグレタ・トゥーンベリさんみたいに『移動するときは船に乗る』みたいな本当に地球に対してクリーンな生き方をしている人間であれば、自信を持って温暖化のことを皆さんに語りかけられますし、それにふさわしい人間だと思えると思います。でも僕はそんな人間じゃないんです。普通にパソコン使うし、車運転するし、飛行機にも乗るし。そんな人間に温暖化について他の人に語りかける資格はないっていう思いが強かったんですよね」
そんな中でも松本さんの葛藤が大きくなる出来事がありました。
海岸線沿いに住む先住民族の集落に行ったときのことです。彼らの暮らしも、地球温暖化によって脅かされていました。
「海が凍らなくなったせいで海岸線の浸食が進んでいっているんです。そのせいで海沿いの家が崩れてしまいました。地下にあった永久凍土が溶けていっていることも影響していると考えられています。この人たちは何にも悪い事をしてないんですよ。逆なんです。自然と調和をして自然の恵みで自分たちは生かされてるっていうのをよく知ってる人たちなんで、自然を守って生きてきた人たちなんですよ。その人たちが今は自然に牙をむかれて生活が脅かされてる。それはじゃあ誰のせいかと言うと、言ってしまえば僕らのせいなんです」
“語る資格”はない けれど語る
大好きだったアラスカの自然が音を立てて崩れていく現状を、指をくわえてみているだけではいられない。去年(2021年)秋から松本さんはフォトライブで、これまで避けてきた環境問題について話し始めました。
中学生を対象に、自分が目にしてきた様々な変化、そして自然と共生してきた先住民族の暮らしにも影響を与えていることをイベントの最後に伝えています。
参加した中学生たちからはこんな感想が寄せられました。
「私たちのせいで現地の人や自然を苦しめていると思うと、すごく複雑な気持ちになりました」
「自然に人間が足を踏み入れなくても、遠くから影響がやってくるので、自分は無関係だと思わず、行動したい」
写真家 松本紀生さん
「自分が温暖化について『地球を守ろう』みたいに言う資格はないって、もちろん今も思ってますよ。思ってますけど、でももうそんなナイーブなことを言ってる状況ではないっていう気持ちの方が強いんです。それぐらいアラスカが危機的な状況だっていうことなんです。今何かしないと本当に手遅れになります」
去年の12月、私たちは小学校低学年向けに松本さんが開いたフォトライブを取材しました。
中学生向けに準備した話はしませんでしたが、大自然のすばらしさをたっぷり紹介した最後に子どもたちにこう投げかけました。
写真家 松本紀生さん
「アラスカには、こんな風に動物たちがたくさんいます。自然ってすごいよね。自然のおかげでおいしい魚を食べることができます。自然のおかげで勉強するときに使う教科書やノートの紙も使うことができます。そして自然のおかげで今日みたいに楽しんだり感動したりすることができる。だから僕は、こんな自然をこれからも守っていきたいと思います。みんなはどう思ったでしょうか」
取材後記
松本さんの話を伺って、近い将来、地球温暖化の影響は日本も含めた世界でアラスカのような深刻さを増すかもしれない。そんな危機感が伝わってきました。
その危機感と現実の暮らしの間で松本さんが抱いていた葛藤は、環境問題に真摯に向き合おうとすればするほど強くなるものなのだと思います。
「文明的な暮らしを続ける自分に、いったい何ができるのか」
私自身も自らに問い続けたいと思います。
https://www3.nhk.or.jp/news/html/20220104/k10013407481000.html

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“殺人ホテルだよ全員集合!!”など、アニメ『ゴールデンカムイ』1期、明日早朝から全話一挙無料配信

2022-01-05 | アイヌ民族関連
電撃オンライン2022年01月04日(火) 11:50

 明日1月5日の朝6時25分から、ABEMAで開催中のアニメの祭典“アベアニフェス2021~行く年来る年~”の中で実施される特別企画“新春初笑いSP”において、『ゴールデンカムイ(第一期)』全話が放送されます。
『ゴールデンカムイ(第一期)』全話
 壮大な北海道を舞台に、青い瞳のアイヌの少女アシㇼパを中心として巻き起こる埋蔵金争奪サスペンス『ゴールデンカムイ』。
 と、そういうとハードで骨太な印象が強く思えますが、その世界観の中で独特な笑いのセンスが織り込まれたとても個性的な空気感が最高な作品です。
 アニメも先日4期の制作が決定し、ますます盛り上がっているこの作品の第1期放送分が、全話“ABEMAアニメ2チャンネル”にて一挙無料放送します。
 アシㇼパさんの絶妙な変顔と、何故か笑える男同士の熱いぶつかり合いを新年早々満喫しませんか?
第1話“ウェンカムイ”
 「不死身の杉元」と呼ばれた日露戦争の英雄・杉元佐一は、除隊後、一攫千金を狙って北海道で砂金採りに明け暮れていた。
 そんな折、杉元は現地で出会った中年男に、アイヌから奪われた埋蔵金の話を聞かされる。
 埋蔵金を奪った人物は網走監獄に収監中で、同房になった脱獄囚たちに埋蔵金の在り処を示す刺青を施したというのだ。
 当初はホラ話と思っていた杉元だが、その後の出来事によって話はにわかに真実味を帯びはじめる……。
第2話“のっぺら坊”
 杉元とアシㇼパは埋蔵金の手がかりを求め、北海道一の商業都市である小樽の街へと出向く。あまり有益な情報は得られなかったが、帰り道に後をつけてきた脱獄囚のひとりを罠で捕えることに成功。
 その男を尋問し、脱獄囚たちは殺し合いの末に散り散りとなり、刺青を彫った男が「のっぺら坊」と呼ばれていたことを聞き出す。
 そんな中、男が何者かによる遠方からの射撃で殺される事態が発生し、杉元とアシㇼパに緊張が走るッ……!
第3話“カムイモシㇼ”
 森の中を進む杉元とアシㇼパは、ヒグマが冬眠に使う横穴を発見。穴の前でアシㇼパが語るヒグマの知識に感心しきりの杉元だったが、そのときアシㇼパが自分たちに向けられた双眼鏡の光に気づく。
 時を同じくして、彼らに向かって移動を始める陸軍第七師団の追っ手たち。二人は急いでその場を離れるが、スキーで移動する相手との距離はどんどん縮まっていくッ!
 杉元は二手に分かれてアシㇼパだけでも逃がそうとするのだが……。
第4話“死神”
 アシㇼパの生まれ育った村に招かれた杉元は、住民たちに快く迎え入れられる。アイヌ料理に舌鼓を打ち、村の子供たちと遊ぶなどして和やかな時間を過ごす杉元。
 そんな中、杉元はアシㇼパの叔父から、埋蔵金やアシㇼパの過去について話を聞く。アシㇼパは大人びてはいるが、寂しがり屋でまだいたいけな子供――叔父の言葉に、杉元の心にひとつの決意が宿る。
 その夜、杉元は寝ているアシㇼパを残したままひとりで村を後にする……。
第5話“駆ける”
 杉元は二階堂兄弟に自ら食ってかかることで、身に迫った危機を回避する。
 その頃、杉元を追って小樽の街を訪れたアシㇼパは、レタㇻの導きで白石と予期せぬ再会を果たし、彼の情報から鶴見たちの根城に行き着いていた。
 埋蔵金の分け前を得ることを条件に、杉元を救う手助けを買って出る白石。
 しかし、白石が建物への侵入に成功したのも束の間、レタㇻの匂いに気づいた馬が騒ぎ出し、さらに二階堂兄弟の魔の手が杉元に迫るッ!
第6話“猟師の魂”
 過日、小樽の山中でアシㇼパを追い詰め、狼のレタㇻに重傷を負わされた谷垣は生きていた。彼を助けたのは、足を踏み入れた山の熊を全滅させてしまうと言われる凄腕の猟師・二瓶鉄造。
 二人は絶滅したとされる狼の存在に猟師の血を刺激され、レタㇻとの勝負を渇望していた。そんな中、二瓶の猟犬・リュウがいつもと違った行動を見せる。
 熊を恐れないアイヌ犬の怯えた姿に、ひとつの確信を得る二瓶――我々は狼の縄張りにいるッ!
第7話“錯綜”
 雪山の中で死闘を繰り広げる杉元と二瓶。だが、谷垣にアシㇼパを人質に取られた杉元は、白石とともに動きを封じられてしまう。
 白石の縄抜けで拘束状態から抜け出したものの、アシㇼパと離れ離れになる二人。一方、狩猟用の罠で重傷を負った谷垣を置き去りにした二瓶は、アシㇼパを使ってレタㇻをおびき寄せようと画策。
 狙い通りにアシㇼパの危機を察知したレタㇻが姿を現し、銃を手に待ち構える二瓶に雷光のごとく迫るッ!
第8話“殺人鬼の目”
 牛山に追われる白石は、鉢合わせた第七師団の兵士たちを巻き込むことでピンチを脱する。そんな中、町の建物が土方の一味に次々と爆破される事態が発生。
 騒動を尻目に銀行へと侵入した土方は、貸金庫から愛刀・和泉守兼定を奪取する。そこに爆破が陽動だと気づいた鶴見中尉が駆けつけ、撤退しようとする土方と火花を散らすッ
 一方、転んでもただでは起きない白石は、騒動後に土方の居場所につながる手がかりの入手に成功する。
第9話“煌めく”
 辺見に誘われ、ニシン番屋で馳走に預かる杉元とアシㇼパ。そんな中、アシㇼパに隠した死体を発見されそうになった辺見は、杉元を外へと連れ出す。
 そこに第七師団の兵士が現れたことで、二人はニシン場の親方が住む豪邸に身を隠すことに。しかし、建物内にいた鶴見中尉らと遭遇し、戦闘状態となってしまう。
 負傷した辺見と建物を脱出した杉元は舟で逃げようと浜辺を走るが、背後から殺人衝動に突き動かされた辺見の凶刃が迫るッ!
第10話“道連れ”
 世話になったアシㇼパの村を後にした谷垣は、二瓶の村田銃を手に尾形と二階堂との戦いを決意する。だが、残された弾は1発しかなく、足のケガもまだ完治していない谷垣にとって状況は圧倒的に不利。
 そんな中、ヒグマが食いかけた鹿の死体を発見した谷垣は、相手をそこにおびき寄せる作戦に出る。鹿の死体を調べる二階堂をヒグマが襲い、これを精密射撃で退ける尾形。
 その瞬間、尾形の居場所を察知した谷垣の銃口が火を噴くッ! 谷垣の一撃を食らいながらも、運良く致命傷を免れた尾形。
 そこに鶴見中尉らが駆けつけたため、尾形は逃亡し、一部始終を見届けた谷垣もその場から姿を消す。
第11話“殺人ホテルだよ全員集合!!”
 札幌で武器を調達後、宿に泊まることにした杉元たち。一行は宿泊先に札幌世界ホテルを選ぶが、時を同じくして土方一味の牛山も同じホテルを訪れていた。
 女将の家永を気に入り、いきなり口説きにかかる牛山。だが、家永の正体は女装した老人男性で、しかも刺青を持つ脱獄囚のひとりだった。
 体の悪い部分を同じ部位を食べて治す考えを実践し、客を次々と餌食にしてきた家永は、新たな標的として牛山とアシㇼパに狙いを定める!
第12話“誑かす狐”
 札幌を発った杉元たちは、長沼にあるアシㇼパの親戚の村を訪れる。村には占いが得意なインカㇻマッという女性が滞在しており、彼女のよく当たる占いに村人は浮き足立っていた。
 杉元たちに会うなり、アシㇼパが父親を探していると言い当てるインカㇻマッ。アシㇼパは驚きながらも、占いなどに惑わされまいと警戒を強める。
 一方、高い的中率に目を付けた白石はインカㇻマッを競馬場に連れていき、占いで馬券を当てようとする……。
【『ゴールデンカムイ(第一期)』全話 放送概要】
放送日時
2022年1月5日(水)朝6時25分~
放送チャンネル
ABEMAアニメ2チャンネル
※放送後1週間、無料でお楽しみいただけます。
※「ABEMAプレミアム」ならいつでも見放題!
https://dengekionline.com/articles/112574/

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