しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

届いているようで届いていない。でも届くことも。

2011年03月21日 01時47分49秒 | その他情報

とりあえずすぐメルトダウンしないような感じだが、テレビでは今までわりと何ミリシーベルトという数値を発表していたのに、あまり数値を発表しなくなっている。まだ安全とはいえない状態なのだろう。本当に能力の高いライトスタッフの担当者が対策に当たっていることを祈る。

さて被災者対策は、まだ混迷している。どこにどの人は避難しているという情報がNHKでやっと流れ始めているらしい。http://www.nhk.or.jp/でトップページの安否情報から検索できるとのこと。

こっちはグーグルの安否検索サイトです。http://www.google.co.jp/intl/ja/crisisresponse/japanquake2011.html

自治体の避難所を検索すると公民館や学校などの自治体関連のところは出てくるが、個人たちや老人ホーム、もしくは、連絡方法が全く無いところなどは、孤立して支援が全く来ないところもあるみたいだ。自治体と連絡が取れない避難者たちが危ない。組織と呼べない末端の個人が危ない。ガソリンはすでにタンクローリーが関西から導入され各地に運ばれ、明日にはハブ地点には届くらしいし、列車で盛岡へので来石油列車が大量に出発していた。今週には、ゆっくりとガソリン不足は解消するものと予想されるが、買い占めるヤツがいないことを祈ろう。

双葉町の避難者がさいたまアリーナに市役所ごと1800人非難してきた。しかし、今月いっぱいまでしかいられないとのこと。よっぽど切羽詰っていたのだろうし、せつない。日本に難民が大量に移動している。

津波で町の原型がなくなった所が多い。ゼロというより、マイナスからの出発だ。しかも、もともと住んでいるとこら離れている人も多い。元の場所に住まない、または住めないということが出てくると思う。街を再生させるためには、人のつながりや助け合うコミュニティがある程度必要だと思う。だから、行政が人を移動させる行動をとるとき、コミュニテイを残す、人のつながりを残すような移動処置をして欲しい。開いた穴にぽこぽこ適当に穴埋めするようなことはしないで欲しいし、仮設住宅の建て方も数合わせではなく、コミュニティの維持を考慮に入れた、住宅作りをして欲しい。

今、義援金を、いろんな団体が集めている。個人から日本赤十字や自治体や中央共同募金会に集められた募金は一時、義援金配分委員会というところに集められて各被災地におくられるそうです。しかし、今回の義援金配分委員会はまだできていないそうです。阪神大震災のとき、義援金配分委員会が出来て被災地に義援金が届いたのは震災の半年後だったそうです。ということを考えると、議員立法特別法で、至急、被災者に税金を配分するか、特別国債を発行して、被災者を救う必要があると思うのですが、日本の議員は何をしているのでしょうか?

被災地の病院で、医者や看護士の人が自分の家族の安否も分からないのに10日間不眠不休で薬も治療をするための電気や機械も無くで疲れきって、限界にきていることを訴えていた。「人が足りない、誰でもいいから助けてください。」という叫びが心に残った。

 

届けてる人もいる。

インターネットの中では19日、ボランティアとしてもぐりこもうとして、自治体の方から、受け入れ態勢ができてないと、追い返された人がいた。車で被災地に入っていくのには、大変創です。あるMLの書き込みをシェアします。テレビでは移らない羅本さんという個人の支援のチャレンジです。この活動の写真をを別の人がアップしたので、それとあわせてご覧ください。http://obubu.net/album/110320/

ミツイワ)羅本です。  3月19日(土)時点での状況です。
一緒にいったパブリック松濤(渋谷)の中村さんがブログにアップしていますので合わせて
参照ください。そちらの方が現地の状況がよくわります。http://ameblo.jp/larcobaleno/
中村さんは一人しかいないカフェの店長ですが、地震発生の翌日から近所の人に呼び掛けて
支援物資を集めていましたが、今回集まった物資と義援金(店の売上とお客さんの寄付)を
積んで一緒に行ってくれました。
 
■現地へのアクセス
   東北自動車道は、一般通行禁止 災害支援緊急車両のみ通行可
              3月19日(土)午後から宇都宮⇒東京(下り)は一般もOK
 
緊急通行車両確認標章
    最寄りの警察署で発行。   ただし簡単には発行されない。
    今回は現地対策本部とのやりとりレポートを持っていって許可してもらった。
    
    ⇒もし現地支援を計画している方は、私のレポートの転用可です。
 
■ガソリン状況
    ・今回はハイエース(ディーゼルエンジン)で行きました。 
    ・東北自動車道で2ケ所のSAで給油を試みましたが、1ケ所は緊急車両
     のみなのに長蛇の列、もう1ケ所はスタンド閉鎖中であきらめました。
    ・仙台市内は多くのガソリンスタンドが閉鎖。給油できるガソリンスタンドが
     その日によって変わる場合があり、今回はミツイワ・東北事務所で当日情報
     を入手しました。
 
     ⇒ もし、仙台市経由で行く計画の人は、当日の情報を可能な限りミツイワ仙台
        から提供します。
  
    ・1ケ所目は、緊急車両でも警察・消防・及び県発行の特別証明書ある車のみ
     がすぐに給油、他の緊急車両はやはり長い列(一般車両はメチャクチャ長い
     列)ができていました。幸いにも、2ケ所目のスタンドであまり待たずに給油
     できました。 なお、県対策本部訪問時に上記県発行の特別証明書をなんとか
     発行してもらいました(対策本部は立ち入り禁止なので通常は難しいと思います)
 
■現地の情報
    ・県庁、市役所には、対策本部があり、通常は1階に最新情報が掲示されています。
     現地へ行った場合はまず、上記場所へ立ち寄り、最新情報入手をお薦めします。
           写真 <現地での「情報 1、2参照>
 
■支援物資について
    ・政府、各県から大量にパン・おにぎり・カップラーメン等は市町村単位までには
     配送されます。写真 <物資1、2参照>
     (写真 物資2の下から2行目の項目がここに並んでいるのは、やはり悲痛な
        気持ちになります)
    ・ただし、最終避難場所までの配送はガソリン・人手の不足、情報のアンマッチ等で必要なものが必要なところへ届いているわけではありません。
 
     ⇒私は民間ボランティアは上記の政府・県レベルの公的ルートで穴があいているところ(現地避難場所)へ自分の思いで勝手に届けることだと考えています。
       そのために、ここだと思った避難場所へこういうものが喜ばれるのでは
       ないかと勝手に考えて持って行きました。(但し、真剣に本気で考えました)
       通常の物資の他に持っていったものは、子供向・お年寄り向けに
       イチゴ8箱、りんご2袋、カステラ、チョコレート、豆乳等です。これらは
       現時点では公的ルートではなかなか避難場所へ届かないからです。
        (※阪神淡路大震災の際は、インターネット普及前だったので、パソコン     通信用にパソコンとプリンタを15台、現地障害者施設に持って行って設置しました。全部富士通が無償提供してくれましたが、現地セットアップ作業を慶応大学と共同でやりました。)
 
■最後に
    民間ボランティアは『自己責任・自己完結』を守れば、とにかく勝手に動くことだと
    思います。早ければ早いほどいいです。 最後に東松島私立矢本小学校の校舎
    の階段を自分の意思で掃除していた桜井まゆちゃんの写真を添付します。
    避難場所の校舎は教室前で靴を脱ぎますが、廊下と階段は土足のため、泥だらけです。教室前の廊下は掃除当番が決まっているそうですが、声をかけたら彼女は
    はにかみながら答えてくれました。一緒に行った中村さんのチョコを素直に受け
    取ってくれました。 この小学校はもうすぐ授業が始まりますが、中村さんが昨日
    現地で友達になった小畑 空くんが家に教科書やノートを取りに行けないということ
    を聞いて、今日からノートを集める支援をするそうです。
        思ったら動くこと、動けば周りの知恵が集まる。
        知恵が集まって動けば成果につながる。     と思います。
 
 
 
 
行動する人が、人を救うし、実力のあるNPOが現地に入り始めましたので、そちらへも協力してください。たぶん政府より実際的に被災者を長期的にサポートするのはNGOやNPOの経験値の多いところだと思います。
ピースウィンズジャパンhttp://www.peace-winds.org/
IVY国際ボランティアセンター山形http://www.ivyivy.org/