西日本新聞の福岡版の記事です。おそらく西区、糸島地区の担当記者さんがまとめた記事をいっぺんに発信されているようです。
昨日の西日本新聞より
どういういきさつでこういう講演会が開かれるのか分かりませんが、今後糸島のお客と対面するサービス業の方は、一度は自分のお店や会社がどのレベルかを認識するために、西鉄グランドホテルさんのこういう講演をお聞きになるのも良いのではと思い、アップしてみました。
先日告知した九州経済産業局技術企画課特許室主催の「地域ブランドシンポジウム」に行って来ました。去年熊本であった同じイベントよりも洗練され、パワーアップした、充実した内容でした。九州の各県からまちおこし、村おこし、地域ブランドの担当者がほぼ100名参加され、会場はほぼ満席状態でした。
最初は東京農工大客員教授の福井隆氏の「何のために『地域ブランド化』に取り組むのか」というガイダンス講演でした。「地域ブランドとは地域の本質を生かした老舗の「のれん」のようなもので、信頼のしるしであり、磨き続けるもの」とこの辺は前回と同じ内容でしたが、
玉造温泉のブランド化のお話がとても面白く為になりました。
玉造温泉さんはまず、玉造温泉のブランド化にあたって、1、温泉や地域の商工会、自治体などのおおきな枠組みの協議会、2、観光協議会、3民間のまちづくり会社の3社で推進して行ったそうです。特に観光協議会の会長(元助役でやる気があって有能な人)と民間まちづくり会社の社長のふたりが、毎朝地域を散歩してまちを見て周り、お客さんや地域の人と会話して、地域ブランド化の案を練って行ったそうです。
そこでまず「玉造温泉」という地域団体商標を取ってからコンセプトを作ったそうです。
そのコンセプトが「美肌・姫神の湯」というもので、地域のDNAを出雲風土記から探ったそうで(物語性の創出)、ターゲットを20~30代女性に絞ったものでした。資生堂の1万円以上もする最高級の化粧水でも水分量150%くらいまでしかアップしないのに、玉造温泉を8週間お肌に使うと水分量が160%アップになり、きめを整え、きれいな肌色になることが分かった(コンセプトの裏づけを取った)そうです。サイトも完全に若い女の子向きになっていました。
それまで年間80万人の観光客が130万人に増え、美肌の湯として有名になり、ブランド化が進行中とのことです。
最初「美肌・姫神の湯」というコンセプトもターゲットを20~30代女性に絞ることも商工会の会長をはじめ反対の人が多かったそうです。それを粘り強くブレずに推進したことが成功の要因のようです。旧態依然としたおやじの発想では進化しないということでしょうか。
福井教授は「ブランド化とは地域の人が地域を誇りに思うようになること」とよく言われます。今回もそのことを強調されていたことを記録しておきます。
」
次にLOCAL & DESIGN株式会社代表の高山美佳氏の講演で、演題が「『魅せる物語を見せる』地域ブランディング」というものでした。
高山さんは前回の熊本でのイベントでも講演されていて、久留米市をはじめ柳川市などの観光パンフレットの制作やイベントの開催を行なっていらっしゃいます。
高山さんは久留米市田主丸のぶどうの巨峰の観光農園を経営する農家さんに嫁がれて、初めて農家になったそうです。巨峰という名前が巨峰種ぶどうを開発したおいのうえ先生が静岡出身の方で富士山のように立派なぶどうになれと命名されたことや、一房の巨峰が出荷されるまでに15回鋏で手入れをする(それを2万房行なう)ことなどを教えていただきました。
今回印象的だったのは、「地域ブランド商品や、プロジェクトへのネーミングや、ポスターやパンフのキャッチフレーズづくりに命を懸けている」という言葉でした。高山さんのパンフレットやポスターに使われる言葉は、その土地の人の取材をしている中から出てきた言葉をそのままか、その人の言い方での表現が多いです。人やその土地をよく表していると思います。命を懸けているという言葉にドキッとしましたが、真剣さがとてもよく伝わってきました。
高山さんはお隣の姪浜まちづくり協議会さんのイベントとかにも何度か講師として参加されていることを付記させていただきます。
今回初めて、お話を聴けたのが宮崎県高鍋町で「百年の孤独」という有名な焼酎を造っている黒木本店社長の黒木敏之氏です。「黒木本店のブランディングの歩み」と題して、とてもエネルギーあふれる講演を聴かせていただきました。
黒木本店が高鍋町のどこにあるか知りませんが高鍋のお隣の新富町の新田小・中学校8年間と1学期館通い、高鍋高校に1学期だけ通った僕としてはとても親近感が湧いた状態で黒木氏の講演を拝聴させていただきました。
「人と大地が一体となった生き方とものづくりを目指して」という新たなビジョンを掲げ、
とにかくよく読書をされ、ものを考えられていて、とにかく現場主義で、手づくりで、地元の材料にこだわっていい商品を作るだけでなく、リサイクルにこだわって、環境を守ろうとされていました。
蒸留所を町の中心から、かなり山の中の尾鈴山(僕はキャンプに行ったことがあります)に移すために、スコットランドのスコッチの蒸留所をあちこち見て回って、これだという蒸留所をモデルにして、あたらしい蒸留所を建てたそうです。そういう行動力が凄いと思います。
また記憶に残った公演内容に「造る事にこだわるけど売ることにもこだわれ」というのがありました。いいモノをつくっても、どう売るかをこだわらないとブランド化はできないとのこと。特に販売店さんの選定が大事で、顔が見える商売をしている専門店を選べとのことでした。そういう店に「売るというより、育ててもらう」感覚なんだそうです。もう一つ付け加えると、こういう店にはぜったい卸すなという店も自分の中で決めていることも大切だそうです。
それから、自分の会社だけではなく、地域に貢献することが、地域からも応援してもらえる企業となり、地域から育ててもらえるようになる要因とのことでした。カルチャーはアグリカルチャーの中にあり、自分たちは工業や加工業というより、農業をやっていると思っているとのことでした。
休憩をはさんで、株式会社暮人代表の杉本淳氏が進行役となり、パネルディスカッションと質問会がありました。
「ていねいなものづくり」とは?という質問に
黒木氏は「よそのどこの会社でもていねいなものづくりをしている。しかし、全ての社員が一つ一つの工程や作業の内容やポイントを明確にし、原料、仕込み、リサイクルまで裏づけを言えるところまで徹底していることが大事。」
福井氏は「ものづくりを金儲けでやろうとしているか、地域を良くしようとしているかで判別される」と。
「どうやったら売れる商品が作れるか?」という質問に
高山氏は「新しいものを作るというより、今ある愛されているものを再構築し捉え直した商品が地域ブランドになりやすいのではと、
上記のいちじくの例を挙げて、昔からたこ焼きを入れる16個入りパックの柳川のいちじくの商品があったが、お土産用に3個入りパックにして『柳川名物手づくりおひさまいちじく』と命名して販売したところ、よく売れて、袋詰めのパートのおばちゃんたちが正社員に雇用するまでになったそうです。」
今回は印象に残ったところと記録に残したいところだけアップさせていただきました。
このイベントの準備と裏方をされたランドブレインの皆様、お疲れ様でした。そしてありがとうございまいた。
とてもきれいなお店でした。上品で美味しそうできれいなケーキが並んでいました。
店長の納富さんと少しお話ができました。糸島の卵や牛乳を使われているとのこと。
次回の3月17日の「今宿じゃナイト」にはアップルパイとプチナンシェを販売予定とのこと。フランス人のパティシエがいらっしゃるので、その人のケーキ「プレジールショコラ」とアップルパイを買ってきました。めちゃ美味しかった。食感と甘さが口の中で段階的に広がり、チョコを味わいながらケーキの生地の食感の変化を楽しめる感じでした。
店員さんの(店長さんも)お客さんに親しげでよく働く感じがとても好印象でした。一度ご来店をおすすめします。
パティスリー イチリュウ 九大学研都市店
福岡市西区横浜3丁目36-8 TEL:092-805-8505
ケーキ屋さんて魅力があります。
本日のアサデスで竹ぬか床(商品化済)や開発中の糸島メンマ、竹のパウダーが混ざったクッキーなどが紹介されていました。
まずは竹ぬか床。匂いがきつくなく、手入れがしやすいとのこと。
しかし卵やトマト、さわらのぬか漬けってどんな味なんでしょう。
次は商品化に向けて、開発中の商品で・・・
メンマは現存のものとどう違うのでしょう?
クッキーに竹を入れると、焼いたとき香ばしそうです。
今後の展開が楽しみです。
曇り、西風弱。
きのう「幸せの黄金鯛焼き」の予備取材で3個、今宿TV収録中に2個、安納芋の鯛焼きを合計5個食べました。たぶん来週くらいに[今宿.com]にアップされると思いますが、番組中僕がおいしそうに食べていないように見えるかもしれませんが、まさか本番中に食べることになろうとは・・・・。画像は僕が4個目5個目を食べている画像なので少し食傷気味に食べているように見えるかもしれません。糖尿病予備軍の僕としては血糖値が気になって、これ食べるべきかどうか迷っている顔をしているかもしれません。鯛焼きは美味しかったのですが、食べすぎにはいけないと思うので、考えて食べましょう。
ランドブレインさんからご案内のメールをいただいていました。地域ブランドおこしにご興味のある方平日ですけど、ぜひご参加ください。
詳しくは
本日の西日本新聞より 4
ネーミングを「アミドレ」にするともっと売れると思います。
本日の西日本新聞より 3
このイベントは、毎年行なわれています。自分の地元の歴史を知ったりやそこに住む人との交流で地元をすきになったり、地元を誇りに思うようになります。唐津街道姪浜まちづくり協議会さんは地道に熱心にこういう活動をされています。まちづくりは人づくりということをよく知っていらっしゃいます。
本日の西日本新聞より 2
糸島半島でカワセミを見たのは1度だけです。カワセミがつかまえたエビをコンクリートにたたきつけて飲み込むなんて知りませんでした。やっぱり、自然は面白いですね。
できれば、この一枚だけでなく、カワセミがエビをコンクリートに叩きつけている一連の写真が観たいものです。