しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

今日の散歩 加布里湾にて

2014年08月31日 23時23分06秒 | 今日の天気・夕日・散歩等

初めて観る頭が白い鳥がいた。海に刺さった竹の先に止って翼を休めていた。同じ方向を見て並んでいるように見えて面白かった。

後、泉川の北側の田んぼの傍の溝にザリガニの幼体の群れがいた。なんか凄いと思った。


松崎宏史さん、小富士のアトリエでサンセットライブの旗制作中

2014年08月31日 22時00分43秒 | 糸島関係

昨日の取材に引き続いて、アート製作現場を取材させていただきました。

松崎さんはサンセットライブの旗作りを3年くらい前から行なっていらしゃるとのこと。

6mx6mのコーヒー豆の麻の袋を縫い合わせた布に、アクリル絵の具でペインティングされていました。パソコンでプリントアウトしたA4サイズの元図を観ながら、少しずつ少しずつ一筆一筆仕上げていらっしゃいました。何人かの人たちに手伝ってもらって今仕上げの段階に来ているようです。

この旗はサンセットのシンボルのひとつですから、制作のプレッシャーも半端ではないと思いますが、来場者の期待に応える元図を考えるのも大変だし、イベントに間に合わせなければいけないわけです。しかし、松崎さんはそういうプレッシャーをうま~く受け流して、静かな覚悟を持って、友達に協力してもらえる人間的魅力と、いつでもものづくりを楽しめる才能を持った人だなあと感心させられました。とにかく飄々と風のようにハードルを乗り越えていらっしゃる感じでした。

僕も葉っぱ4枚塗るのをお手伝いさせていただきました。今年は仕事が入っていてサンセットライブに行けませんが、糸島への感謝と僕も参加させていただいたつもりでペイントさせていただきました。おそらく後で、松崎さんに修正されているいと思うので仕上がりはご安心を。

松崎さんは大分国東半島でのアートイベントの作品も制作中で、めちゃ忙しそうでした。

また次の木曜の取材を約し、アトリエを失礼させていただきました。

完成間近のサンセットライブの旗の制作現場が見れて、さらに他の人より先に見れたこと、そして、ペイントに参加できて、今日は幸せでした。

旗のデザインはライブ当日にご覧ください。ちなみに僕がペイントしたのはオレンジの葉っぱです。


いきさんぽ

2014年08月31日 01時15分21秒 | 今日の天気・夕日・散歩等

糸島市二丈町の一貴山(いきさん)駅からスタジオクラのある松末(ますえ)まで歩きました。

自然がいっぱい、人とすれ違うと、「こんにちわ」とあいさつをし、ゆっくりとした時間が流れていました。そんな落ち着いた空間にスタジオクラがありました。オーナーの松崎宏史さんにお会いしてきました。取材なのですが、ただのおしゃべりをしてきたみたいで楽しい取材でした。明日、小富士の方にあるスタジオでアートの制作現場を見せていただくことになりました。


今日の天気

2014年08月29日 12時43分53秒 | 今日の天気・夕日・散歩等

雨強し、北風強し。断続的に大粒の雨が降ってきます。山側の地盤は大丈夫でしょうか。

地球が増えすぎた人間を減らそうとするがごとく世界中で災害を起こしています。この大雨で食糧にも被害が出て食べるものが欠乏したり、高騰したりしています。この現象は世界的に広がっているのでは。

デング熱が東京で発病しています。日本は亜熱帯に移行しはじめています。マラリヤ蚊が貨物船などで日本に侵入する可能性が高いといえます。福岡ではアイランドシティが最初の進入地になる可能性があるので、マラリア蚊の発見に備えた方がいいと思います。まずは熱帯病対策の教育をしたほうがいいと思います。冬場、マラリア蚊が越冬できないよう、工場や倉庫の発電機や熱を発する施設などのあったかいところの見えにくい場所の駆除をしたらいいです。

 

 


24日「日本カブトガニを守る会総会」2日目に行く

2014年08月28日 00時56分33秒 | 農業・環境関係

3億年生き続けてきたカブトガニが生きていける環境とはいい環境なんだと思います。糸島半島には瑞梅寺川河口の今津湾の干潟と、泉川河口、加布里湾北側の2箇所に産卵場があります。24日の午前中は全国の会員約30数名でバスに乗って現地視察に行きました。

まずは今津干潟から。今津の名物自治会長の中村さんのお出迎えを受け、現地調査をしている九大の院生の方のレクチャーを受けて、現地を観て来ました。満潮で産卵地の砂浜が完全に水中でした。九大の清野先生のご案内で、観察できた個体数が少ないが、ここ数年個体数は横ばいなのではないか、減ってはいないということでした。

 

続いて加布里湾へ

こちらははまぼうを守る会の会長もされている砂川さんにご案内いただいた。加布里の産卵場は道路拡張によって、本来の産卵場の砂浜が狭まれるため、別の場所に仮産卵場の小さな砂浜が石を雑に積んだだけのはしけにはさまれてできていました。

 

お昼に九大の施設「西新プラザ」に戻って、昼食の食後カブトガニ公開講座の開催です。

 

今回は国連大学自然環境センターの渡辺綱男氏が「かけがえのない自然を守る~地域から新たな流れをつくりだす~」というう特別講演をしていただきました。

渡辺綱男氏は環境の国際会議の役員やメンバーをされていて、国際的視点から一市町村のの環境問題まで幅広く問題解決の道を探って来られたようです。国際会議における裏側での激しいやりとりや、ギリギリの話し合いの様子が伝わってきました。2010年のCOP10における、話し合いはまさにアフリカを中心とした開発途上国側が条約承認を拒否し続け、まとまらないと思われたが最後の最後のギリギリで承認されたときの話はとても大変なお仕事をされていることを強く感じさせられました。今も今後もこういう会議がいくつも開かれ、国益がぶつかって対立していくのだと思います。対立するお互いが大人に成り賢明さと、地球全体のことを思いやる教養と有能さを持っていることが必要だと感じさせられました。

また日本の各地での環境の保護と経済的成長や人々の安全の保証を確保するための護岸や防潮堤・河川工事などの適切な計画作りなど、一度作ったら、後世に役立つものをつくるために、氏は行政や地元民と話し合われて知恵を貸しておられるようだ。東北の再生や北海道などの大きな自然回復や保全にも手を貸していらっしゃるようだった。

今回初めて「日本カブトガニを守る会の総会」に参加させていただいたが、こんなに高邁な講演が聴かせていただけるとは思ってもいませんでした。

更に次には日本で市民レベルでここまでできるのかと感動させられた講演でした。講演者は大分県中津市「NPO法人水辺に遊ぶ会」の足利由紀子氏で、「カブトガニも、生きものも、人間も、ともに歩むための中津干潟での取り組み」という長い演題だが言葉以上にその行動に感動させられました。

一番感動したのは足利さんたちが中津干潟の行政が計画した護岸工事を希少生物の生息や産卵地であり、保護を求めて工事の修正を求めてセットバック案を行政に作らせさせて、カブトガニを含む希少生物の保護に成功させたことです。そのための子どもたちを含めた生物の地道な観察会を開いたり、清掃活動を行い地域住民に干潟の重要性が伝えられ環境への関心が高かったこと、や、学術的な生物分布の調査や資料作りがなされていたこと。漁業関係者との信頼関係を築いていたことなど、地道な活動が実を結んだ日本では稀有な例だと思います。日本で一旦行政が工事を計画したら環境なんか二の次で、何が何でも工事を断行するというイメージが強いですが、中津は違って、市民グループでも環境が守れるという実例を示してくれました。おそらくはものすごくたくさんの面倒な話し合いをして小さな合意や信頼の積み重ねがなされたのだと思います。決して理屈や権力や力でぶつかるおやじのパワーでなく、女性というかマザーパワーというか子どもの命や環境を守りたい一心のパワーの勝利なのではないかと思ってしまいました。

3番目に登場されたのは九州大学自然研究会の学生さんの久保園遥さんと宝蔵蓮也さんたちで、「九州大学学生グループによる自然環境の研究の試み」という研究発表がありました。

まだ研究グループが発ちあがって間もないので、活動開始宣言のようなものでしたが、いままで干潟やカブトガニなんかに目を向けようとする人がほとんどいない感じだったのが、若い人が参加してくれて、まさに希望の星に見えました。期待しています!

 

続いて「九州のカブトガニは今」と題してパネルディスカッションが行なわれました。

壇上には伊万里、長崎、大分、福岡(北九州・福岡)、九大生の各支部の調査実務者が上がり活動発表がなされた。前日の総会をふまえての一般の人たちへのカブトガニの今の状況などの情報提供と、今後の課題が発表され、解決に向けての話し合いが行なわれました。

会場のレンタルの関係で一旦伊藤会長の閉会のご挨拶があって、国連大学の渡辺綱男氏と中津のNPO法人水辺に遊ぶ会の足利由紀子氏、今回の総会をプロデュースされた九州大学の清野聡子先生の3人が加わってパネルディスカッションは続きました。

正直パネルディスカッションで何が話し合われたのかあまり記憶に無いのですが、もっと市民を巻き込まないといかんなあということを実感した次第です。子どもたちは干潟で遊ぶことが大好きです。しかしお母さんは服が汚れることが嫌いです。まして、カブトガニに触るなんてとんでもないという感じです。どうもそこらへんから、変えていかないと、地球環境は守れないということでしょうか。

 パネルディスカッション後、今日今津干潟を案内してくれた中村さんが会場の方にご紹介されていました。

 

蛇足

 

最後に、午前中バスの中で見せられた、昭和28年に撮られた写真のコピーと地図を載せておきます。おそらく、今津自治会長中村さん保有のの資料だと思います。

何の写真かというと、糸島半島の今津と加布里が昭和28年の大雨が降ったとき、水がつながった、つまり、瑞梅寺川と泉川が繋がってずっと地元の人が昔有ったといわれた「糸島水道」が一時的でありますが水害でできあがった写真です。地元では糸島水道があって、船で行き来していたと言い伝えられているのですが、九大のサイエンスキャラバンのとき、地質学の先生がボーリング調査されて、糸島半島を横断するような水道の跡は発見できなかったと発表されて地元で問題になったことがありました。

今回の総会では全く問題にされませんでしたが、現在宮崎に行かれている、カブトガニを守る会の中心メンバーの一人、西田先生の研究によると、今津と加布里のカブトガニの遺伝子は異なる、つまり異種らしいということで、西田先生的には糸島水道はなかった説になるのですが・・・ また余計なことを書いてしまったかもしれませんが・・・こういう面白い新発見も楽しみましょう。

日本各地から福岡へお出でいただいた日本カブトガニを守る会の皆様、イベントに来ていただいた皆様ありがとうございました。いろいろ楽しませていただき感謝しています。

来年は大分です.

カブトガニのことも載っている福岡県版レッドデータブックの改訂版2014年版が今年9月に販売されるそうです。全ての書店で販売されないようです。

本体版1023円+税、普及版778円+税だそうです。販売店下記のとおりです。

ちなみにカブトガニの項目は当会伊藤会長が書かれたそうですが、改訂版が出る3年前に書かれたのになかなか出ないと、きのうぼやいていらっしゃいましたが、9月に出ると今日発表がありました。そういう話を伺うと興味が出ますね。

 


23日「日本カブトガニを守る会総会」1日目に行く

2014年08月27日 22時53分54秒 | 農業・環境関係

しばらくブログ休んでいました。ごめんなさい。

やらなきゃいけないことが多く、撮った写真の整理がつかず、ブログアップが遅れています。とりあえず写真が多いイベントについてアップして行こうと思っています。

日本カブトガニを守る会は毎年この夏の時期に支部のあるところで総会が開かれています。今回は福岡支部が担当で、福岡支部の会員というか役員の方が九大の先生ということもあって、会場が西新にある九大のセミナーなどをやる西新プラザでの開催となりました。

まずは理事会があり、役員の交代などの人事や規約の改正などが行なわれていました。

この方が会長の静岡大学の名誉教授 伊藤富夫先生です。先生は日本カブトガニ研究会の会長も兼任されているようです。何も知らない僕はロビーでお隣に座られた伊藤会長に会長とは知らず、べらべらと話しかけてカブトガニのものすごく基本的なことを教えていただきました。ものすごく丁寧に詳しく教えていただけるので、すごいベテラン会員だと思ってはいたのですが、名刺交換させていただいたらなんと会長さんでした。全然威張ってなくて話しやすい方でした。今後は失礼がないようにします。

役員会の次は参加メンバー全員による総会です。各支部の活動報告の発表が行なわれました。福岡支部の活動に学生さんが加わり、少し、学術的観察が始まったことが報告され、少し盛り上がりました。長崎支部が新たに支部や観測地の報告が聞けましたした。九十九島の水族館「海きらら」(水族館の館長さんがカブトガニを守る会長崎支部の支部長さんでこの会場におみえです)が中心となって調査されていて、2015年6月15~19日「カブトガニ国際ワークショップ」という国際イベントが海きららで開催されるようです。

というわけで各支部の事情があって、調査メンバー数に対する調査面積や場所の差や調査経験の差、カブトガニの調査方法に統一が無いことなどから、専門的知識が得られないなど色々問題があるようですが、カブトガニに対する愛というか守りたいという情熱は各地区負けていないという感じでした。色々な問題に、うちの地区はこうやっているとかどうやるの?とか同じカブトガニを守る知識を交換できている感じが、だんだん笑顔が見れてる感じがしました。やはりベテラン会員は落ち着いているし、つっこみも厳しいですが、新人会員さんや学生さんががんばっていることがとても嬉しそうでした。

糸島半島はクロツラヘラサギとカブトガニというレッドデータブックに掲載されている希少野生生物が2種もいます。しかし、一般市民の関心はまだまだ少ないといえます。どちらも、いつも見られるわけではないし、わざわざ観にいっても観れるかどうか分からない生き物です。関心を持ちにくい生き物かもしれませんが、人間も生きもので、自然の一部です。そのことを意識して生きている日本人はほとんどいないのかもしれません。しかし、昔の日本人は自分が自然の一部であり、自然を汚さず、次世代に安全で健康が保てる環境を引き継いできました。

そういう意味でカブトガニという3億年も生き残ってきた生物に敬意を払い、その生きている環境に興味を持って、守るべき自然のことに気付き学ぶことは面白いと思います。

入会した理由は様々ですがカブトガニを愛する人たちがこれだけいるというのは、それだけの魅力がカブトガニそのものににあるのだと思いました。