ニュースを見ると食糧危機が始まっていることが分かるのに、
世界も日本もあまり騒がない。まだ世界は大丈夫と思っているのだろうか。
食糧危機とは、自分の子供がその親の前で、腕の中でなすすべもなく栄養失調で死んでいくということだ。
73億人の地球人に対して地球は55億人分くらいの食糧しか生産できないと聞いたことがある。
現在民主化に向けて北部アフリカや中東で起きている政変の原因の一つが食糧の高騰があげられている。
2年前くらいからの、ロシアやオーストラリアの干ばつで小麦の生産が激減し、輸出規制がされ、1年前くらいから、アメリカの寒波、中国の洪水、オーストラリアのサイクロンなどが原因でとうもろこし、大豆、さとうきびに被害が出て高騰している。
また、中国、インド、ブラジルなどの新興国が食糧の輸出国から輸入国に変わってきていて、世界に流通する食糧の量が減って、取り合い状態となっている。
さらに、インドネシアや韓国など関税を引き下げて、食糧の囲い込みを行なっている。
さらに、世界の投資家が食糧をファンドの対象として、値上がりに拍車をかけているとのこと。
すでに日本の食品の価格高騰は始まっている。
日本も異常気象で野菜はt高くなっている。
農家に資金を出し、自衛隊を動員して休耕地を活用地に変え、
新規農家を受け入れさせるべきなのだ。
政治家のくだらない権力争いに付き合っている暇は無いのだ。
ドイツでは新規農家になる人には国が3000万円くれるそうだ。
そのかわり、農業プランをプレゼンして、資格を獲得しなければならない。
つまり、ただ畑や田んぼを耕して農作物を作るだけの人では農家になれない、経営ができることを証明しなければならないのだ。
政治と、農家が大きく方向転換しないといけない時期にきている。
TPPは今回あきらめて、1年かけて新しい農業政策案を作って農家のコンセンサスを得てからにしないと、日本の食糧は壊滅的に無くなるだろう。
農家も自分たちの政策案を出ですべきだ。そして消費者と話し合って、食糧の購入先を契約していくシステムを作るべきだ。
頭のいい金持ちは、自分の畑を持って、すでに自分だけの米や野菜を作っていることをもっと知っておくべきだ。
今豪邸自慢をしている番組がきっと畑自慢番組に変わるだろう。
動物は1年で大人になるが、人間は大人になるのに20年も掛かる。
食糧危機で先に死ぬのは赤ん坊からだということを心に刻んでおいてほしい。
今小学生や中学生や高校生が大人になったときは食糧危機のまただ中にいることを肝に銘じて、本当に今何を学ぶべきか、を考えて勉強して欲しい。
また大人たちは、こんな受験勉強で食糧危機の世界で生き残れるのかどうか考えて欲しい。
もっというなら、競争して奪い合う世界を作るのか、考え話し合って、シェアする社会をつくるのか、その他の方法がを考えだすのか、親子でそしてコミュニティで話し合うべきだろう。
ああ食べ物が無い社会なんて見たくない。