しまちゃんの愛し糸島ブログ

糸島を個人的に愛している人達の紹介と、ネットワーク作りを目的とした、愛し糸島プロジェクトの情報発信ブログ。

ようじのかじとり

2010年11月30日 20時48分26秒 | ニュース・テレビ関係

池上彰さんの番組で国別の男性が家事に費やす時間の割合というのを撮っていたのだが、何のために残したのか忘れてしまった。こういう写真がいっぱいある。

これはたぶん日本の男性があまり家事しないということを表したグラフなのだ。おそらく家族と過ごす時間も日本の男性が短いのではと思う。

僕が言いたかったのは、家族同士が仲がいいことは人生の幸せの大部分を占めるのではないかということ。もうひとつは男性の育児休暇のことがときどきニュースになるけど、0歳から3歳くらいに育つ我が子の傍にいる時間は、人生の最も幸福な時間であって、それを知らないで老化した親父は人生の多くの幸福を知らない不幸な親かもしれないということだ。

日本人はもっと、何が幸福で何が幸せなことなのかを、検証すべきで、母親の胸の中にだかれていなければならない赤ちゃんを、保育所に預けて、お金のため働かなくてもすむ社会を目指すべきだと思う。

赤ちゃんが自分は愛されている存在で、生きていていいんだと脳が認識して、親を自分にとって大切な存在と認識して心の絆ができる。自分を愛してくれる人が確かにいることを認識できて初めて、自分を信じることができるのだ。それが生まれてから2歳くらいまでの間に起きることが必要で、その時と場所と体験をを作るのが親の役目だということ。こういうことを中学3年くらいで授業で教えるといいと思う。


アスリートの言葉に

2010年11月30日 02時42分03秒 | ニュース・テレビ関係

NHK教育の番組で「ギフト~E名言」というのがある。

この前までアジア大会でj陸上の100m・200mで金メダルをとった女子アスリートがいたが、日本女子で国際大会で始めてメダル(銀)をとった人が人見絹枝さんという人だ。

今でこそ、トレーナーや練習方法がいろいろ選択できて、筋肉トレーニングやメンタルトレーニングなどもある。人見さんの時代は戦前で、自分で働きながらトレーニングの時間を創り、練習場所を確保し、自分で練習方法を考え、国際大会に出場しての銀メダルだ。周りの理解者も少なく、たぶん今の何十倍もクリアしなければならない問題があったと思うが、自分を信じて努力されたのだと思う。今の僕に心に突き刺さってきた言葉だった。


ネオニコチコイド系って知ってる?

2010年11月30日 02時07分44秒 | ニュース・テレビ関係

今年九州の養蜂家の間で、蜂の巣箱から蜂が全部いなくなったり、蜂が大量死することが、少なからず起きたとのこと。養蜂家にとって、大打撃である。ニホンミツバチの養蜂家の久志さんは水田の稲に撒く農薬のうちのネオニコチコイド系の農薬が原因なのではと主張しているが、政府は因果関係がまだ証明されていないと、つっぱねている。

蜂の減少は農作物の現象につながる。リンゴや梨やイチゴなどが採れる量が減るかもしれない。ニホンミツバチはただでさえ、セイヨウミツバチや他の大型の蜂にテリトリーを犯されている。無知な農家がずさんな農薬の使用などして、貴重な種の命を奪わないようにしないと、絶滅してからは打つ手が無くなる。果物などが希少になり高くて買えない時代が来るかもしれない。心無い米農家が自分だけがこっそり使ってもばれないだろうと、ミツバチを殺す農薬を使って、果樹農家の果樹が実らず廃業させるということが起きないともいいきれないのだ。農家が農家を廃業させないためにも政府がばっくれるのではなく、早く、蜂を大量死させる因果関係やメカニズムの解明を急いで欲しい。という一果樹消費者の意見でした。


電子書籍と書店の業界の変化が与えるもの

2010年11月28日 04時19分15秒 | ニュース・テレビ関係

i Padなど電子ブックリーダーが普及し始めて、電子書籍の出版が増えているらしい。そのことで、出版や書籍販売の世界に変化がもたらせられているとのこと。

一般的に本の購入は本屋さんに行って店頭で本を手にとってちょっと読んでみたり、目次を見たり、して購入したりするが、電子書籍は知りたいことや作家やジャンルなどで検索ができる。価格も、新書がすぐに古本になったりするので、安く購入できる場合が多い。

電子書籍には動画が挿入でき、技術を伝えることが必要な医療分野などの出版が伸びているとのこと。

出版社は今まで圧倒的に東京に集中ししていたが、検索で内容が必要な情報であったり、地方ならではの特徴ある情報を発信するなら地方発の出版社や作家の本が売れる可能性が増えてきた。

自費出版を紙の本でしようとすると50万円から100万円かかる。電子書籍だと12万円くらいで出来ると、電子書籍自費出版代行サービス会社スヤンプロジェクトのひとが言っていた。書店売りが紙の本だと1000円以上かかっていたものが電子書籍だと500円以下で売ることができるとのこと。

これに対して書店では、紙の本そのものの魅力をどうつたえるか、こういうジャンルもあるんだという本屋ならではの知識を生かしての品揃えをして、お客様が新しい本に出会う場を作っている。ニュースではけやき通りのブックスキューブリックの大井さんを紹介していた。

ブックスキューブリックという本屋さんは僕好みの本が集まっている。デザイン関係やクラフトなどの手仕事に関する本、手造り感のあるロハスな生活に関する本が多い。大井さんのメッセージのように、環境と心を豊かにする生活を提案する本が多く集まっている。センスがいいのだ。決して流行に流されず、こういう本どっから見つけ出してきたのと不思議に思うくらい、聞いたこともない出版社の本も並ぶ。本を愛してやまないのだ。

http://www.bookskubrick.jp/

ボクはi padも持っていないし、しばらく新規に買って本を読む気にもなれない現状なので、今持っていて読んでない本を読んでいる。

大きな本屋にこれでもかと並ぶ本に、辟易する。見掛けはよいが、大半が必要のない本だ。とりわけ、漫画や雑誌をみると、これだけたくさんの情報がいったい誰が求めているのだろうと疑問に感じる。とにかく多すぎるのだ。まるで世の中がいらないバラエティ番組に席捲されたテレビ業界みたいに、だんだん見なくなると思う。

多すぎる情報の中から金の含有量が多い価値ある情報を見つけるのは容易ではない。大井さんのような本屋さんがいい本をセレクトしてして、店頭に並べてくれた方が、僕たちは信頼感を持って本を買える気がする。

地方の小さな本屋さんが生き残る方法も店主の生き方や哲学によって集められた品揃えの個性を持ち、こういう本を読むといいという情報をオリジナルな情報を発信できたらいいと思う。その情報を信頼する読者をたくさん獲得できた本屋が生き残れると思う。

本の原料は樹木なのだから、環境問題の解決法として、要らない情報の本は何冊あっても必要がないのだから数年後には作れなくなり、国が社会に有意義な本を作れる人だけが、この限られた資源を使って後世に残せるに値する本と紙の本を作れる、というような法律ができるかもしれない。そして、意味もない本が「裏本」といって大量に発売されるかもしれない。そんなとき、本をデザインするデザイナー装丁家たちはどうなっているだろう。


世界一の地ビール酒造杉能舎に牡蠣小屋オープン

2010年11月28日 00時39分20秒 | 糸島関係

11/25FBSめんたいワイドで、糸島半島元岡にある伝統ある地酒の老舗浜地酒造の販売所杉能舎(スギノヤ)に牡蠣小屋がオープンしたとのこと。杉能舎には日本酒はもちろん、地ビールの国際大会で金賞を獲った地ビールもあります。いとしいいとしまっこりもあります。酒を牡蠣だけでなく海鮮や糸島の肉を味わえるセットもあります。

詳しくは

杉能舎 http://www.suginoya.co.jp/


福岡グリーンヘルパー講習会最終日11/21午前 「記念植樹」

2010年11月24日 19時23分05秒 | 農業・環境関係

最終日となりましおた。今日は記念植樹です。

まずは恒例の体操から。

先週子供たちと植林した斜面の谷川が植林場所だった。

もう一度植樹の注意点の実演をみて、植樹スタート。

植樹はすごい集中力で1時間くらいで終わってしまいました。

植樹が終わりました。この後仕事があったので、午後の閉講式と懇親会に出られなかった。

残念だった。

福岡グリーンヘルパーの会の皆様お世話になりました。

とても面白かったです。

 

福岡グリーンヘルパーの会

http://fgh2010hp.web.fc2.com/index.html


福岡グリーンヘルパー講習会11/20午後 「草刈実習」

2010年11月24日 18時53分38秒 | 糸島関係

内山福理事長が講師で草刈講習が始まった。

鎌の種類や特徴、怪我をしない鎌の使い方を習った。

九大の駐車場横の2年前に植えたドングリの苗木の周りの草を刈った。

下草が刈られ、苗木がはっきり見えると、なんか達成感がありいい気分になれました。

草刈後、鎌の研ぎ方も習いました。

本日はこれにて終了。


福岡グリーンヘルパー講習会11/20午前 「里山の生態系と野鳥」

2010年11月24日 17時24分18秒 | 農業・環境関係

環境省環境カウンセラー・日本野鳥の会福岡代表 小野仁氏を講師に迎え里山の環境や生態系について話してくださった。撮影禁止の講義でした。

最初にイギリスの森を守るボランティア団体BTCBのことから話された。BTCBには、「講師に学び、仲間に学び、己に学ぶ」という言葉があり、聴いて学んで理解できるのは10%くらいの内容で、自分で体験して学ぶことを実践させているとのこと。BTCBではまず講習があり、受講後2年間中級の人たちの補佐を実施して、その後10日間の講習があり、BTCBの行う自動車運転講習で合格して初級になれるとのこと。そこには「ボランティアとはいえどもボランティアのプロである」という自負があるとのこと。やはり、一般人の方が参加するイベントを行って成功したといえるときでも、成功の中に危険な因子が含まれていなかったか健闘するそうです。なにより安全が第一という哲学の表れとおもいます。

次に日本という国が南北に長く、主として温帯に位置し、背稜山脈があり、河川の急流が多く、分布している地質が複雑、四季がはっきりしている、水辺がいたるところにあるなどという環境にある。

日本には高等植物は5,600種あり、そのうち日本固有種は36%あるとのこと

日本には61種の両生類がいるが(イギリスは7種、ニュージーランドは3種)、そのうち45種が日本の固有種であるとのこと

日本にはトンボが200種もいる(ヨーロッパ全部でも160種)。

世界にはホタルの仲間が2,000種いるが、そのうち水中で成長の一時期で過ごす種は10種、そのうち2種が日本にいること

など日本が豊かで特殊な生態系といっていいほど固有種が多く、生物の種が豊かな国である。

福岡 平均気温が過去100年で3.2℃上昇し、日最低気温は5.2度上昇(これは日本一)、猛暑日も今年が24日、熱帯夜が51日と観測史上最多となっている。

宮崎の椎葉村で昔から伝わる言葉で「のさらん福は願い申さん」という言葉があります。余分な福は願いませんという意味で、昔から森を守った人に伝わる言葉として、継続可能な環境を守る精神を伝えている。このように、里山を守ってきた人に、欲のない、自然が豊かにそこに存在することそのものが幸せだったのでは。

僕たちがそこにあるのが当たり前と思っている表土が、植物やどうぶつが分解して1cm積もるのに100~400年かかるとのこと。

ハイタカという鷹の一種がいる。ハイタカは1日にシジュウカラを11羽獲って食べている。シジュウカラはマツシャクトリガの幼虫を1日に330匹食べている。マツシャクトリガはキハダの森で生息していて。ハイタカが生きていくためには193.4haのキハダの森が必要なんだそうです。

人間がお金のために今ある種を1つ滅ぼすと連鎖して多くの種が滅びることになるのだということがよくわかった。


福岡グリーンヘルパー講習会11/14 「どんぐりの森をつくろう」イベント

2010年11月24日 15時34分59秒 | 農業・環境関係

どんぐり拾いと自然体験学習「第11回秋のどんぐりの森をつくろう」イベントは公募した親子250人を招待して、どんぐり拾い体験と、どんぐりの木の植樹を体験してもらうものだ。僕たちの集合時間には、ヘルパーの会のメンバーの人たちが準備をあらかた終えていた。

親子のゲストさんたちが来る前にまずはどんぐりを拾うための森を視察。今年はどんぐりと呼ばれるシイやカシの実りがあまりよくなく、イノシシが落ちた実の大半を食べてしまっているとのこと。

イノシシの足跡

ヤギ小屋もあった。

集合前にすでに子供たちがヤギ小屋に集まっていた。

今回植える種類の苗木のサンプルが展示してあった。マテバシイ、アラカシ、スダジイ、コナラ、クヌギ、ナラガシワ、クマノミズキ、ヤマモモ、ムクノキ、シロダモ、サクラ、タブノキの12種類の苗木が用意されているとのこと

受付が始まった。

竹とんぼや竹笛など遊びコーナー

かなりの人が集まってきた。

いよいよ始まった。

この森の生物の多様性について九大の矢原教授のお話がありました。

こどもたちに説明するのでクイズ形式の楽しいい話でした。さすがです。

どんぐりの森探検の前にまずは体操です。

さあ出発です

案内された場所で子どもたちは夢中で競ってどんぐりを拾っていました。

途中で個数を数える子や、木に実った青いどんぐりを、枝で叩き落して拾う人たちも。

広場でみんなで昼食です。

竹で作った下駄が子供たちの大人気の遊びになりました。

九大の先生親子が、この辺に住む固有種のイシガメが外国から持ち込まれたミドリガメなどに環境を奪われている現実を劇にして見せてくれた。

この辺にいる別の固有種アカガエルも見せていただけました。さあ植樹の場所へ出発です。まず植樹の仕方を実地で習う。

さあみんなで植樹だ。

親子で夢中で木を植えていらした。子供にとっても、植樹は楽しいことがよくわかりました。

子どもでも小さな体で自分より背の高いスコップを持ってなんとか穴を掘ろうとするし、休み無く働く姿は子どもさんたちのすごいエネルギーを感じました。

子どもたちは自分が植えた木が生長し森を作ることを夢見るのだろうか?

記念写真を撮って植樹終了です。

広場に戻って解散しました。

テントやテーブルや道具類を片付け、お茶やジュースで乾杯をした。

いい気分でした。

子どもたちが森や木に関心を持つ子に育ってくれることを願った。


福岡グリーンヘルパー講習会11/13 「育苗と樹木の管理」

2010年11月24日 09時08分01秒 | 農業・環境関係

福岡グリーンヘルパー講習会11/13の午後の講習は 「育苗と樹木の管理」だった。

今回の講師は福岡グリーンヘルパーの会の副理事の内山武文氏だ。

この福岡グリーンヘルパーの会ならではの活動の特徴として種から苗を育ててそれを植林していることがある。種から苗を育ててそれを植林しているNPO法人は日本では3団体しかなく、九州ではこの福岡グリーンヘルパーだけなんだそうだ。

まずは播種。種はあらかじめ水につけて沈んだものを選ぶ。30x30cmのトレイに子砂利のような土(何の土か聴き逃しました)を敷き、同じ種の種、今回はスダジイとアラカシの2種をそれぞれのトレイに割りとびっちり並べた。種は自然では樹上から地上に落ちると横向きになっている。だから横向きにして播くのだそうだ。このトレイで約200個の種が播かれ水が掛けられる。種はてっぺん近くから割れ、芽を出す。そして我先に伸びようとする。ここで競争をさせることで、苗は強く伸びるとのこと。

3種類の材料(材料名をメモとり忘れました)をミキサー混ぜてでポッと用の土を作り、トレイで1年くらい育った苗を今度はポットに植えつけた。

こんなにたくさん育てても、3年くらい育てないと森や山に植えることができない。森や山に植えてもさらに3,4年は根元の草を刈って陽が当たるようにしてやったり、動物に食べられないように動物が来ないようにしたり、雨や台風に土砂ごと流されたりしないように水路を造ったりと、2mくらいになるまで育てなければならない。

それから、子供の木たちはさらに競争して、先に伸びて枝を広げた木のみが、30年もの40年ものの成木になれないのだ。伸びる競争に負けた木は日陰で涸れていくそうだ。発芽した木の100本に1本くらいしか一人前の木にならないのだ。

生きることは人も木も厳しいと感じた。


福岡グリーンヘルパー講習会11/13 「地球温暖化と九州の気候」

2010年11月23日 23時36分23秒 | 農業・環境関係

少し前のことになるが、福岡グリーンヘルパー講習会のことを書いておきたい。これは第3日目の午前の講習会になるが、気象予報士でNHKキャスターの吉竹顕彰(あきら)氏を講師に迎え「地球温暖化と九州の気候」と題して講演を拝聴した。

吉竹さんの講演はかなり多くのことを詰め込まれた内容だった。気象予報の世界、天気予報が外れる訳、天気予報の作り方、日本の夏の気温1898年以来の最高を記録したこと、福岡の気温など多岐にわたった。

過去100年で地球が0.7度上昇し、日本が1.1度、福岡が2.5度上昇している。干ばつと大雨の増加・巨大台風発生・熱波海面上昇・生態系の破壊(植生変化)などがみられる。

福岡がすでに亜熱帯に近い機構になりつつあり植物の植生を与え、農作物の適切の開花時期が遅れたり、開花しないとのこと。現在九州では鹿児島より福岡の方が桜の開花は早くなっているとのこと。またウンかなどの昆虫が大陸から渡ってきたり、高温と感想に強いクマゼミが日本の北部の都市部でも繁殖地を延ばしている。厚恩によるリンゴの着色障害やみかんの浮皮、なしの発芽不良、良質米の減少など農業に被害を与えている。

将来日本の四季が冬がなくなり、三季になる可能性があるとのこと。

温暖化に対して森林の役割は大きいこと。大自然が起こす気象被害は想定外の規模になってきている。人類全体で対処しなければ、次世代に大きな負の遺産をのこすことになろうとのことでした。

北極の氷が全部解けても海面の上昇に影響はない(アルキメデスの原理)が、グリーンランドや南極の氷、ヒマラヤの氷河など陸の上にあった氷が解けると海面上昇に繋がっているとのこと。CO2を目の敵にしているが、少なくなりすぎると今度は地球の寒冷化がおきるので、ほどほどのCO2は必要なことなど、知らないことを教わった。

CO2削減は人間の自分の欲との戦いであり、問題は地球側ではなく人間側にあることを強く感じた。全家族や全企業が太陽光や風力発電をして、電気自動車に乗ることが必要になってきている。もっと視覚的にリアルな未来の映像を作るべきだと感じた。南の島やオランダが海に沈む不安を日本も感じた方がいい。