東北に地震と津波が来て一週間が過ぎた。死んだ人が阪神淡路大震災を超えた。まだ行方不明者が1万人ちょっといて、災害での死亡者数は日本史上最高になる模様だ。
生きている被災者には物資が届かない。被災者である人が被災者の世話ををしている。限界だという声がテレビから聞こえる。ボランティアは来られてもボランティアを被災地で食べさせられないし、来られても困るといってる。被災地の面積が広すぎるのだ。
多分、米や食糧、ガソリンと灯油と軽油と薬品をたっぷり積んで、バイク1台と、衛星電話機と小型無線機とパソコンを積んだ軽トラで、情報処理の能力者と、医療の能力のある人、調理の能力のある人各1名3人と、運転手1名の4人がチームで自治体指定避難所以外の避難所に向かうのがいい。そういうチームをできるだけたくさん作って被災地に送り込むのだ。情報処理者が避難所にいる人名簿と旧住所と連絡を取りたい人の連絡先等をリストにして震災本部、マスコミ、HP、掲示板上に上げる。病人については病状や必要な薬や食べ物をリスト化して、インターネットで公募してそれらのニーズに応えてくれるNPOを捜し、1対1で情報交換と物資とボランティアの輸送計画を作成する。そのチームごとに必要な物資がどこで手に入るか情報を共有し、その計画を自治体に送る。物資の運搬の燃料と人の手当てが問題になっているのだから自治体はその、避難所とNPOの計画を追認する形で、燃料の供給を優先的にできるよう特例許可パスを出すといいと思う。
今回分かったことは、本当に必要なニーズはテレビで流してもらうのが一番解決できるということだ。
自治体は市民の必要性に応じては動かない。あっちに物資を送って、他の地区の避難所に送れないようなら、どちらにも送らない。それが公平だからだ。各避難所に差別があってはいけないのだ。だから、差別になるようなら、こちらが緊急で必要だからといって、特別に先に物資を送らない。しかも、自治体が認めた避難所しか送らない。自然発生的にできた、個人の避難所や老人施設は最初から外れている。だから、そういうお役所仕事に対抗して、自分が動きたいように、自分が満足させたい人のために自主的に動くNPOに任せる部分は任せたほうがいい。そのほうが絶望して自殺する人は減ると思う。
大変なのはこれからだ。これくらいでお役所を悪く言っているのではなくて、そういう性質を持っているということなのだ。だから復活を手伝う自分たちもあまり、お上を当てにしていると、たぶん、何も進まなくなると思うと言いたいのだ。
日本の25%くらいが損傷したのだ。次どうしたらいいかを、損傷してない俺たちが考えておかなければならない。AC JapanのCMがうんざりするほど流れてくる。その中でイビチャ・オシムが言っている「スピードが命なんだよ」と。残された時間があるとは思えない。菅さんでは全く無理だ。(今日の菅さんの演説を聞いて、絶望した。どうしてこんなに演説がへったくそな人が政治家になれたのか不思議だ。ここでなされなければならない演説の意味が全く分かっていない。どうして、日本国民を鼓舞し、被災者を勇気付ける演説ができないのか。民放では演説を途中で切られたことを菅さんは知っているのだろうか。)
色々考えて、いっぱい話し合う場を作るべきだ。30年後の未来の日本のビジョンを考えて、新しい日本を創らざるをえない状況なのだ。新しい船を動かすのは新しい人だろう。若者が当たらしいビジョンをプレゼンして欲しい。
これからが勝負だ!!