伊丹スピードクラブ

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第66回全日本トラックレーススピード選手権大会 兼:2019年度強化選手/2019年世界選手権大会(リンク)派遣候補選手選考会

2019年04月08日 17時47分46秒 | 大会結果
第66回全日本トラックレーススピード選手権大会 兼:2019年度強化選手/2019年世界選手権大会(リンク)派遣候補選手選考会
【日時】平成31年4月6日~7日
【場所】東京都江戸川区 水辺のスポーツ広場ローラーコート
【参加者】
 (ジュニアA男子)Teppei
 (ジュニアA女子)Riko, Saya
 (ジュニアB男子)Yotaro, Toshinobu, Genta, Issei, Kohei, Hinata, Kazuki, Kanta
 (ジュニアB女子)Moeka, Yuzuki, Chikako, Akane

今年も全日本に参加して参りました。
もう毎年毎年書いているような気がしますが、今年も大興奮の大会でした。
(興奮しすぎて少々不適切なふるまいもあり、その点反省しております。寛大な判断を頂けて本当に良かったです)

各カテゴリーとも、各チームのライバルたちと毎々際どい競り合いの連続で、二日間外から見ているだけなのにへとへとになってしまいました。
見ているだけでこの疲労感ですので、ましてや、選手は勿論の事、二日間審判担当頂いた日ロ役員の皆様はもっとお疲れかと思います。
そんな中、かつて無い晴天の中、滞りなく試合を運営頂き、本当にありがとうございました。
毎年寒い寒い言っているのですが、今年は暑いほどでした。


今大会も、昨年度に続き、ジュニアカテゴリが「JOCジュニアオリンピックカップ大会」としても実施されました。
非常に名誉ある賞なのですが、なんと、昨年度に続き、当クラブキャプテンのTeppeiが2年連続で獲得しました
まさか?もしや?と期待してたのですが、実際に受賞して大変興奮しました。

ジュニアB男子では、Yotaroが大化けに化けて、今大会で大ブレークしました。なんと短距離長距離あわせて開催全4種目すべてで1位を獲得しました。ただ勝つだけでなく、非常にクレバーに頭を使った盤石の勝ち方に、我々関係者一同もビックリでした。
Yotaroのブレークっぷりが目立ちすぎていましたが、それ以外の選手も良くもがいていたと思います。

さらに、ジュニアB女子は、なんとも激しく大波乱で、Moeka, Yuzukiが入り乱れました。それに続いてChikakoが大健闘といった感じです。
Akaneも頑張っていました。(大波乱の仲間入りをするには、あと暫く修業が要りますが)

そんなわけで、毎年毎年騒がしい我々ですが、今年もいつも以上に騒がしかったんじゃないかと思います。
もうこの騒がしさを直すつもりが無い(私だけ?)ので、今後も熱く騒がしく試合に臨ませて頂こうと思っております。
今後ともよろしくお願いします。

と、いうことで、クラブ員が参加した種目を中心に上位カテゴリから記載していきます。

【ジュニアA男子】
(総評)

Teppeiは5種目中、中距離から長距離の3種目で1位、短距離2種目をShuto選手に取られ2位でした。
結果的にはやはり長距離型選手といった勝率でしたが、苦手な短距離も勝ちに行くべく工夫も見られ、これまでとは違いギリギリな勝負に持ち込めました。
「総合」の賞は無くなったものの、総合優勝な成績であることは間違いなく、それが評価されてのJOCジュニアオリンピックカップ授与だと思われます。2年連続で素晴らしい事です。

(200m)
Teppei 19"898 2位

本来は2人で並んで競争するスクラッチ形式とのことですが、今回はタイムレース形式で実施されました。
トップのShuto選手とは0.09秒差で2位…。本当にギリギリの差だったと思います。

(500m+D)
Teppei 48"131 2位

こちらも非常に僅差で2位となりました。
2周半と少しの距離のレースながら、抜きつ抜かれつで、最終コーナーを回ったときはTeppeiが先頭を取れそうなコースを取れましたが、スプリントの僅差でShuto選手に敗れました。非常に惜しかった。

(1000m)
Teppei 1'37"779 1位

1000mは、7名で滑る集団レースなのですが、非常に上手いタイミングで後ろから飛び出して、完全にShuto選手を出し抜いたような勝ち方でした。
Shuto選手が気づくよりもワンテンポ早く飛び出したため、Teppeiを追おうとしたほかの選手がShuto選手の行く手を阻む形になり、上手く逃げきれました。
事前にタイミングを考えていて、それがそのまま上手くいったとの事。Teppei的には会心の勝ち方だったようです。

(10000mポイントレース)
Teppei 18'02"510(36点) 1位

途中ブレイクアウェイが決まり、2点を独占しました。
が、Teppei的にはあまり嬉しくない勝ち方だったらしく、妙に浮かない顔をしていました。
周りからは良く分からずですが、今後も見据えたレースにしたかったのに出来なかったという事の様です。

(10000mエリミネーションレース)
Teppei 19'10"943 1位

TeppeiはShuto選手に完全マークされ、上げても下げてもへばりつかれる展開で、結果的に全くペースが上がらないレースになってしまいました。
最後は持久力で上回るTeppeiが勝ちきったような形にはなりました。
途中スローな展開を打破して自分の順位をあげるべく逃げを図ったUmemura選手が立派でした。他チームながら、そのまま逃げ切ってほしいなとも思ったくらいです。


【ジュニアA女子】
(総評)

SayaもRikoもこのカテゴリーで勝ちに行ける位置にはまだ至りませんが、自分たちの立ち位置を一つでも前にすべく頑張っていました。
「置いて行かれたからおしまい」とはならず、レースが続く限りは一つでも前に行こうとする意志が感じられました。

(200m)
Saya 23"171 4位
Riko 24"908 6位

単独で滑るタイムアタックなので、まずは自分の実力という事でしょう。
1位の選手とは2秒弱差があるので、この差を縮めていける様頑張りましょう。

(500m+D)
Saya 57"672  4位
Riko 1'01"174 6位

Sayaは予選の組にも恵まれ、決勝レースに出れました。
スタートで前に出て波乱を起こして欲しかったところですが、スタートも遅れてしまっては、メンバー的に完全終了…といった感じで一人旅になりました。

(1000m)
Saya 1'56"583 4位
Riko 1'57"147 6位

Sayaが最初から最終周手前まで先頭を滑り切った点は良かったと思います。
特に先頭集団3名とはレベル差があるので、彼女たちの牽制に付き合って後ろを着いていったところで何の意味もないです。
先頭を全開で滑りきろうとした点が良かったと思います。(何かまかり間違って逃げ切るケースだってありますしね)

(10000mポイントレース)
(10000mエリミネーションレース)
Saya - 7位(エリミネート)
Riko - 8位(エリミネート)

(この長距離2種目は、展開も感想も同じなので、纏めさせてください)
長距離はシニア女子も混走レースとなりました。
容赦なくエリミネート(昔で言うオミット)されていくので、ジュニアの選手が全員いなくなったらどうするんだろう?との疑問も湧きましたが、幸いにも全員は切られませんでした。
ここでのRikoは一つ順序をあげました。これが大事。


【ジュニアB男子】
(総評)

冒頭にも記載した通り、Yotaroが全種目1位の完全優勝でした。
いずれも圧倒的に速くて楽勝だったという訳ではなく、全ての種目で頭を使い、うまく勝ち切ったという勝ち方でした。
レース中も周りをキョロキョロ観察して、良いポイントを常に考えていたようです。
Toshinobuは長距離で一矢報いた感じですね。トップスピードが劣るので、自分の主戦場を良く分かっているとも言えます。
Genta、Isseiはもう少し出来る事があったように感じます。なんとも惜しい負け方というか。
小6のKoheiとHinataは入賞までは至らなかったものの、先頭に出るとか、最後まで残ろうとするとか、それぞれが自分の持ち味を出そうとしていました。良かったんじゃないかと思います。
小4のKantaとKazukiは、初のジュニアBカテゴリで、勝負にならないのは仕方なかったですね。

(500m+D)
Yotaro    51"683 1位
Issei    52"088 4位
Toshinobu  53"931 5位(準決勝敗退)
Genta   1'03"157 8位(準決勝敗退)
Kohei    55"475 12位(予選敗退)
Hinata    55"567 13位(予選敗退)
Kanta   1'02"698 16位(予選敗退)
Kazuki   1'02"711 17位(予選敗退)

予選→準決勝→決勝とレースが最大3回ありました。
YotaroとIsseiが決勝まで進出。
Yotaroは身体が小さい分、インコースを使うのがとても上手でした。短距離が得意なわけじゃないのに、上手く勝ち切りました。
逆にスタートもうまく短距離が得意なIsseiはここで一つ入賞しておきたかった。Yotaroとは対照的に、勝つのが下手な感じです。せっかくのチャンスはモノにしたかった。

(1500m)
Yotaro    2'40"961 1位
Kohei    2'41"360 4位
Hinata    2'41"759 6位
Toshinobu  2'41"885 7位
Genta    2'39"589 9位(予選敗退)
Issei    2'40"339 11位(予選敗退)
Kanta    3'15"263 16位(予選敗退)
Kazuki    3'19"335 17位(予選敗退)

ここでもYotaroは最終コーナーを抜ける直前までは2番手を走りながらも、出口で膨らんだ選手の内を突き、最後はイーグルで先にゴールラインを切りました。見事な展開でした。
小学生のKoheiも前に前に出るレースでした。途中、上手く集団の中に入れさえすれば消耗も小さく済み、もう一つ順位を上げられたかもしれないが、身体が小さく、中々中に入り込めませんでした。滑りは良いので、身体がついてきたら爆発するでしょう。
HinataもKoheiと同じような感じです。前には出るけど、中に入れず、結局消耗してしまうといった感じでした。
タイムだけ見るとGentaは運が悪いのかも。予選突破しないと、いくらタイムがそれなりでも順位は上がりません。

(3000mポイントレース)
Yotaro    5'19"189(11点)   1位
Genta    5'25"796(1点)   5位
Toshinobu  5'25"886(1点)   6位
Hinata    5'24"998(0点)   7位
Issei    5'32"098(0点)   9位
Kohei    5'32"855     予選敗退
Kanta    -         予選エリミネート
Kazuki    -         予選エリミネート

ここもYotoraの作戦が見事でした。本当に周りが嫌がることを上手にやり遂げます。
最初の2回のポイントは後ろで虎視眈々と観察し、前の二人が潰しあって一息入れる瞬間を逃さずに、一気に仕留めました。
見事なブレイクアウェイでした。
ただ、周りのチームメートも2位の位置で後ろをコントロールするとか、2位ポイントを取り続けるとかしたかった所です。

(5000mエリミネーションレース)
Yotaro    9'07"615  1位
Toshinobu  9'11"617  3位
Hinata    -      4位(エリミネート)
Kohei    -      6位(エリミネート)
Issei    -      8位(エリミネート)
Genta    -      12位(エリミネート)
Kanta    -      14位(エリミネート)
Kazuki    -      18位(エリミネート)

このレースはジュニアB参加者全員で実施頂きました。
大人数のエリミネーションレースのため、開始直後から2名ずつエリミネートされるので、最初から最後まで見てて面白かった。
ぜひこの形式で今後もお願いしたいところです。
ここではKantaが積極的に前に前に出て切られることを回避しようとしていたのが良かった。エリミネーションレースなんだから、後ろを着いていっても仕方がないので、正解だったと思います。
Koheiも終始先頭を引っ張っていて良かったです。最後に高萩監督に「先頭を引く青いユニフォームが目立っていて良かった」とお言葉頂きましたが、Koheiの事も差していたんじゃないかと思います。
Hinataも見事な4位でした。中2の中に交じって、見事な成績です。
Toshinobuも一矢報いましたね。最も得意な長距離で存在感を発揮できました。ただ、一つ付け加えるなら、もう一つ上を目指せたかな?とも思います。3位が確定した段階で前を追うのをやめた感がありました。
で、Yotaro。ここでも圧勝ではなく、競り合った中での見事な勝ち切り方で、本当に感心しました。「勝つ」という事を明確に感じさせるレースでした。


【ジュニアB女子】
(総評)

このカテゴリーも波乱が起き過ぎというか、興奮しすぎて本当に疲れました。
当クラブ事情で言うと、MoekaとYuzukiが拮抗しすぎて、どちらが勝つとも言い切れず、チーム内で取り合いしているうちに、漁夫の利をされている感もあり…。せっかく多数の選手を決勝に送り込んでいる割には、スケールメリットが活かせていません。
プロスポーツではないので、仕方ないですかね…。
小6のChikakoも既に実力が拮抗するところまで成長してきており、益々悩みは募りそうです。(嬉しい悩みです)
Akaneはまだまだこれからですが、最近メキメキ速くなってきています。化けそうな雰囲気を感じます。

(500m+D)
Moeka    53"463 1位
Chikako   53"513 2位
Yuzuki    53"719 4位
Akane   1'03"035 10位(予選敗退)

夢の1,2,3フィニッシュを狙って挑んだ決勝レースだっただけに、3位に入れなかったYuzukiもチームの我々も大変残念でした。
特にスタートも良く、3人全員が前に出られたので、出だし最高だったので勝ち切れなかったのは痛かった。
Yuzukiはこの日一つ目のダメージを負いました。
しかし、小学生のChikakoが2位を取っているのも凄いことです。

(1500m)
Yuzuki    2'38"129 1位(日本新)
Moeka    2'38"538 3位(日本新)
Chikako   2'38"569 4位(日本新)
Akane    3'13"467 10位(予選敗退)

上記は決勝レースの記録ですが、その前に行われた予選A組で、予選1位でゴールしたYuzukiがゴール前の斜行判定で一発失格を食らいました。
当初Warningと発表されたので、まあやむなしと思っていましたが、のちに失格発表があり、Yuzukiは泣き崩れてしまいました。
斜行による降格は分かるとしても、予選であり最終順位に影響が殆ど無い事、危険性がない事、悪質性が無い事などから、正式に異議申し立てを行い、幸いにも失格から降格へ罰則を緩和頂きました。寛大な処分に感謝します。
また、抗議の際につい語調が荒くなってしまった点について、お詫びいたします。
判定が覆ったことによって不利益を被った選手もいると思いますし、お待たせしてしまった他チームの皆様にもお詫びいたします。
ただ、結果的にこの失格になりかけたYuzukiが決勝で1位を取ることが出来ました。失格にならず、本当に良かったと思います。

(3000mポイントレース)
Yuzuki    5'22"560(8点) 2位
Moeka    5'22"596(6点) 3位
Chikako   5'22"686(2点) 4位
Akane    -       10位(エリミネート)

これまた歯がゆい結末でした…。
Yuzukiは最終周で1位になった選手に1点リードしており、そのまま逃げ切りさえすれば2点リードで優勝だったのですが、
ゴール前で刺されてしまい、同点ながら着順で後ろになり、2位となってしまいました。
上の記載の通り、チーム内で点数を分け合い過ぎなんですよね。選手同士ではなしあってChikakoにも無理して点数を取らせたようなのですが、これは全く無駄なことです。Yuzukiが1点でも取っておけば良かったことで。
今後、もう少し戦術的なことも考えて、レースに臨む必要がありますね。

(5000mエリミネーションレース)
Yuzuki    9'47"915 1位
Moeka    9'47"952 2位
Chikako   -     4位(エリミネート)
Akane    -     10位(エリミネート)

ここでは、Chikakoがエリミネートされた瞬間が最も惜しく、夢の1,2,3フィニッシュを取れませんでした。
ほんの少し仕掛けるタイミングを早くすれば届いたと思います。惜しかった。
Akaneはエリミネートされたものの、エリミネートされるまではかなり速い速度で着いてきていました。そのスピードの中でもう一歩前に上がれれば、さらにレースに入り込めるようになるでしょう。後から聞くと、「速くて難しかった、けど、楽しかった」との事です。


1日目
全員でアップ



開会式


開会式。5年連続出場表彰を頂きました。受験期なども挟むので意外に難しいんですよね。


抽選棒持っているのでレース前ですね。意外にリラックスしています。


ジュニアA女子・シニア女子混成の10000mポイントレース。ここでもSayaが先頭にでています。


ジュニアB男子3000mポイントレース。Yotaroの見事なブレイクアウェイが決まりました。


ジュニアB女子3000mポイントレース。このゴール差がそのまま順位差になってしまいました。


2日目
アップ。伊丹スピードクラブがチームでアップを開始すると、それなりの大集団になる為、自然と後ろに繋がってこられます。


ジュニアA男子。すいません、何のレースのゴールシーンか失念してしまいましたが、ともあれTeppeiが勝って吠えてます。


ジュニアA男子、10000mポイントレースの表彰


ジュニアA男子、10000mエリミネーションレースの表彰


ジュニアA女子 500m+Dの決勝レース。スタート後の最初のコーナーを抜けたところ。


ジュニアB男子 500m+D決勝レースのゴールシーン。Yotaroのイーグルが相当効果的でした。


ジュニアB男子 1500m決勝レースのゴールシーン。ここでもYotaroのイーグルが相当効果的でした。


ジュニアB男子 5000mエリミネーションレースのゴール。


ジュニアB男子 5000mエリミネーションレースの表彰式。


ジュニアB女子 500m+D決勝レースのゴールシーン。3位争いに僅差で敗れたのが痛かった。


ジュニアB女子 表彰式。上から500m+D、1500m、3000mポイントレース、5000mエリミネーションレース





他チームの先輩たちと親しく


閉会式


JOCジュニアオリンピックカップを頂きました。


今年の世界選手権のトラックレース代表選手。Teppeiも順当に選出されました。


出場選手全員で記念撮影


ライバルのYuzukiとMoekaはそれぞれ一位を取れました。良かったですね。


今回2位を獲得したChikakoも一緒に。

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