伊丹スピードクラブ

伊丹スピードクラブのブログです。
練習予定、練習記録、大会結果、その他雑感などに使用していきます。

第20回全日本ロードレース選手権大会 兼 WORLD ROLLER GAMES 2024(世界選手権大会/イタリア)ロード代表選手選考会

2024年07月01日 20時32分27秒 | 大会結果
第20回全日本ロードレース選手権大会 兼 WORLD ROLLER GAMES 2024(世界選手権大会/イタリア)ロード代表選手選考会 
【日時】2024年6月29日(土)~30日(日)
【場所】岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場
【主 催】一般社団法人ワールドスケートジャパン
【主 管】岐阜県ローラースポーツ連盟
【参加者】
 (シニア男子)Teppei, Ken
 (ジュニアA男子)Kanta
 (ジュニアB男子)Mamoru, Riku
 (ジュニアB女子)Ai, Utana, Mizuki, Haruka
 (ジュニアC)Ikkei, Suzuna, Syokai, Syorin, Mio

梅雨の真っただ中、全日本ロードレース選手権大会が開催されました。
当日朝の天気予報は、初日はしっかりと晴れ、翌日は雨という感じで、少なくとも初日は最初からがっつり開始できるはずだったのですが…。
朝までのかっぱぎも終わり、十分にリンクが乾燥し、あとは開会式からの競技開始というタイミング、開会式10分前くらいでまさかのゲリラ豪雨を食らいました。
まぁ、よくあることとは言え、中々の洗礼でした。
ですが、そのあとの新委員長のリカバリーが凄く、本来最終種目の長距離を最初に持ってくるなどで、すべての競技が完遂できました。
二日目は予定通り(?)雨。豪雨でした。豪雨なら豪雨で実施できてしまうのが、クリスタルパークの強みで、全員びしょぬれになりながらも、全競技完遂しました。
厳しいコンディションながら、全競技すべて大きなトラブルもなく実施できた点、非常に良かった点ではないかと思います。

また、この大会では去年のFederations Cupにつづき、プロアナウンサーの青山しんたろうさんと、ユイちゃんさんのプロ2名に二日間実況頂き、
非常に華やかな雰囲気でした。
二日目の土砂降りの中、あの明るく素敵な実況が無ければ、きっとどよーーーーんとしたんじゃなかろうかと思います。

当クラブからは、合計14名も参加しました。(一部ゲスト部員もおりますが、身内ということで、クラブでカウントさせて頂きます!)
少し昔を思い出せるくらいの参加人数で、なんとも嬉しいですね。また勢いのあるクラブにしていきたいと思います。
クラブ員の様子を掻い摘んで下記します。

まずは…なんといっても
Kanta ジュニア日本代表内定!!!
です。様々な良いレースがあった今大会でしたが、ジュニアA男子10000mポイントレースが間違いなく一番盛り上がっていました。
トップスピードでは明らかに劣っているKantaが、なんとライバル選手たちを制し、1ポイント差で2位入賞しました! 

 何回も前の3人に置いて行かれるKantaでしたが、決して諦めることなく追いつき、追いつくだけでなく、前に飛び出して逃げる。
 前の3人選手は追いかけてきて、またKantaを置いていきますが、Kantaは追いつき、追いつくだけでなく、前に飛び出して逃げる。

これを何度も何度も繰り返し、完全に前の選手たちの脚を潰しました。
精神的にも相当強くないとできないし(最初に置いて行かれた距離で萎える。一度追いついてもそこで休んでしまう)
何度も何度もアタックするスタミナが強烈で、誰もができる戦い方ではなかったです。
恐らく、大雨もかなり味方してくれたと思います。
追いついてアタックする当たりで、もう他チームの選手を含め、観客は大騒ぎでした。あちこちで「カンター!!!」という叫び声が聞こえていました。
日本代表内定の発表時にも、誰よりも大きな歓声を受けていました。
今回は、Kantaが全部持って行った感がありました。




続きまして、各選手の総評を上から順に書いていきたいと思います。事情により選手の近くに居れなかったので、頓珍漢かもしれません。ご容赦のほど。

Teppei
本人も書いてましたが、「こんなもんじゃない」という結果だったかと思います。
今年からクラブのコーチを務めてくれているがゆえに、自分の時間が減ってしまったかもしれません。この点、申し訳なく思います。
が、あえて言わせていただくと、「Teppeiはこんなもんじゃない」です。世界選手権に向けて、再起動してもらいたいですね。



Ken
100m予選、Katsuki選手、Syuto選手と一緒の組で、さすがに終わったと思ってましたが、まさかのジャイアントキリングに、多くの関係者がビビりました。
準決勝で、Aoi選手にウィール半分程度の差で負けましたが、そのAoi選手が優勝したので、やっぱり惜しかったんじゃないかなと思います。



Mamoru
4種目中最初の3種目ですべて4位。ちょっと力の出しどころを知らない「非常に惜しい」感が否めませんでしたが、
最終種目の3000mポイントレースでは力を出し切ることができ、4位とのデッドヒートを制して3位入賞しました。こういう経験が貴重だと思います。
おめでとう!



Riku
Rikuは、本当によく頑張っていました。いま自分ができることを全て出し切っていたと思うし、力以上に出していたと思います。
長距離は、最初から飛び出し、ずっと先頭を引きました。その姿勢、最高に素晴らしいと思います。
短距離でも、一つでも上を狙うべく頑張ってる感が感じられました。
非常に良い大会参加経験になったと思います。また練習頑張ろう!



Ai
Aiはちょっと不本意な結果だったかなと思います。バッドコンディションがミートしなかったですね。
(まぁ、普通はミートしないのがバッドコンディションであり、これを生かしたKantaやTotori選手が特殊とも言えます)(Totori選手、急に引き合いに出してすいません)
ただし、長距離では先頭をしっかり引くなど、後ろに着いて勝ちだけを狙うようなレースをしなかった点は、素晴らしかったと思います。
この競技、空気抵抗を受けないために、後ろに着く方が有利ではありますが、前を引くレースをしないと強くはなりません。
今回は満足する結果じゃなかったかもしれませんが、絶対次に繋がりますよ!



Utana
Utanaも入賞を狙っていた5000mエリミネーションレースが残念でしたね。スリッピーな路面で滑ってしまい、置いて行かれてしまいました。
転倒した後、立ち上がって前を追った姿勢は良かったと思いますが、厳しいことを言うならば、もっと早く立ち上がることもできたかもしれません。
悔しい経験もまた良い経験にしていきましょう。



Mizuki
全種目2位で、立派な成績でした。
お腹や足など、体調が万全ではない中、レースでは着実に結果を出し続ける点、本当にすごいと思います。勝負師なんだと思いますね。
さらにいうならば、今後は2位争いではなく、1位争いに絡んでいきたいですね。Rena選手の牙城を崩すのは、まずはMizukiが筆頭なはず。
まぁ大変贅沢な悩みですが、狙わないことには叶わない。狙っていきましょう。



Haruka
ジュニアBの中での最少学年で、更に身体も小さいHarukaでした。
順位的な要素はともかくとして、どのレースもかなりしっかり滑っていました。
特に、豪雨の中で実施された3000mポイントレースでは、完走まであとほんの僅かというところまで頑張りました。
最後の方も、切られまいと猛然と逃げており、非常に素晴らしかったと思います。
短距離でも、ダイナミックなフォームで、スプリンター選手の様です。急に大化けするのではないかとう予感があります。



Ikkei
1000mレースで、ゴール位置を理解していないという、なんとも言えない失敗をする子ですが、そういった失敗もまた今後の糧になることでしょう。
失敗してもいいと思いますが、同じ失敗を繰り返さないことと、繰り返さないために何をするか?という事を考えてくれれば、この競技に限らず役に立ちますよ。
3種目中、最初の2種目までライバル(悪友か?)のKoharu選手の軍門に下りましたが、最後の1周レースでは1位を取りました。
勝ったり負けたりするような良きライバルがいるというのは、幸せなことですよ。緊張感を楽しみましょう。



Suzuna
筆者からすると、ちょっと前まで赤ちゃんだったのに、すっかりスピードスケーターになってます。
現時点では、レースの結果なんかは割とどうでもよくて、まず一生懸命練習して、試合でしっかり出し切って、楽しく感じてくれれば何も言うことはないです。
そして、レースでは超真剣な表情で滑り切っていました。赤ちゃん要素は皆無。(当たり前か…失礼!)



Syokai
初出場の全日本選手権で、1Lapレースの決勝進出しました。まずそれが凄いことです。
Ikkeiを含めた上の3人が飛びぬけて速いので、さすがに入賞は叶いませんでしたが、十分すぎる結果だったと思います。
ますます練習を頑張っていきましょう。



Syorin
小学1年生のSyorinは、大会に出るだけでも十分すぎるくらい立派だと思います。100mでは転んでしまいましたが、大きな怪我もなくて良かったです。
Syorinはいつも練習熱心ですし、これからどんどん成長していくと思います。今後が楽しみです。



Mio
Ai妹のMioも今回、ジュニアCに出ました。周りの選手がスピードブーツで出場している中、数少ないフィットネスブーツでしたが、滑りは相当カッコよいです。
アウトエッジに乗れるし、今後、スピードクラブに入部して練習を重ねたら、もしかするとお姉ちゃんを追い抜いてしまうかも?!
ハートの部分では、Mioは相当強く、かなりの負けず嫌いですので、絶対速くなりますよ!早くクラブに入っておいで~。



ジュニアCの長距離レース


二日目は物凄い豪雨の中でのレースでした。


表彰式(ジュニアC Ikkei) 1Lapで1位!


表彰式(ジュニアB男子 Mamoru) 1Lapで3位入賞


表彰式(ジュニアB女子 Mizuki)全種目2位、総合2位


表彰式(ジュニアA男子 Kanta)10000mポイントレース 値千金の2位!


表彰式(シニア男子 Teppei)1Lapですね。


ロード競技の日本代表発表!


日本代表!!!Kanta!!!


今回参加した伊丹スピードクラブの選手一同



最後になりましたが、大会を運営頂いたワールドスケートジャパンの皆さん、クリスタルパーク恵那の皆さん、青山しんたろうさんとユイちゃんさん、岐阜の大窪さん、その他、選手や保護者一同、その他、関わって頂きました皆様に感謝申し上げます。
バッドコンディションを忘れるほどの良い大会になり、改めて感謝の気持ちで一杯です。
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