伊丹スピードクラブ

伊丹スピードクラブのブログです。
練習予定、練習記録、大会結果、その他雑感などに使用していきます。

第49回西日本ローラースケートスピード選手権大会

2019年11月24日 17時59分16秒 | 大会結果
第49回西日本ローラースケートスピード選手権大会/西日本ローラースケートスピード大会2019年小学生の部
【日時】2019年11月23日(土)
【場所】伊丹市立ローラースケート場
【参加者】
 (男子)Yotaro, Genta, Issei
 (女子)Saya, Riko, Yuzuki
 (小学生高学年)Kohei, Chikako, Hinata, Syunsuke, Akiha, Kazuki, Kanta, Anju, Yu
 (小学生低学年)Mizuki

表題の大会に伊丹スピードクラブから合計16名の部員が参加しました。
今回は総じて良い結果でした。

伊丹スピードクラブとしては、おそらく10年ぶり位??で総合杯をYuzukiが獲得しました。
今回は全種目優勝の完全優勝で、大変立派な成績でした。



男子も、残念ながら今年もTeppeiが参加出来ず、トップのNobu選手に追随するまでは至らなかったものの、Yotaroがライバル達を見事に制して2位を獲得しました。さらに敢闘賞まで受賞するおまけつきで、一同驚きました。
また、Gentaが連盟の大会で、初めて入賞しました。嬉しくてそっと涙ぐんでしまいました。



高学年は、Kohei, Chikako, Hinataが非常に熱いレースを見せてくれました。思いが沢山あるため、後述します。
入賞しなかったメンバーも、それぞれのベストを尽くし、良いレースを見せてくれたと思います。

低学年はMizukiが参加。自称ライバルのエスタディオ塚本選手には及ばなかったものの、特に長距離では良いペースで追い回しました。

また、戸取選手にデザイン頂いた新ユニフォームを初お披露目しました。
着用した選手自身は勿論の事、ご覧いただいた皆様からも大変な高評価を頂き、すっかり嬉しくなりました。
写真をいくつか貼っていますので、ぜひご覧になってください。

心配された天候についても、前日雨、翌日の日曜日は雨予報と前後を雨に挟まれながらも、この日は超快晴の激暑い日となりました。
今回も伊丹スピードクラブから沢山大会支援に入りましたが、初めて周回係に入ったAnju Papaが
「これまで参加するだけだったときは、がっつり晴れたら良いのにとしか思っていなかったけど、無茶苦茶しんどいのが分かった」とか
「周回めくるだけでこんなに緊張するとか、気づかないうちに間違いが入ると思わなかった」的な事を仰っていたのが印象的でした。
いざ自分たちで担当してみると、簡単そうなことが、実は大変難しいと分かりますよね。
という事で、遠方からお越しいただき、終日大会運営頂きました、ワールドスケートジャパンの役員各位には感謝しかございません。
ありがとうございました。


では、部員の結果を中心にトップカテゴリから記載していきます。

【男子 総合】
Nobu選手  1位
Yotaro  2位
Hiroki選手 3位

Yotaroが強敵のHiroki選手を制して総合2位に入りました。
ホームリンクの地の利を生かしたとはいえ、これまで全く歯が立たなかった相手に3種目中2種目で勝利したのは、素晴らしかった。
昨年の西日本大会の記事を見直してみた所、「彼には負けて当たり前」位の扱いでしたから、随分な成長じゃないかと思います。
今後、益々彼らの戦いが楽しみです。



【男子 300m】
Yotaro  33"971 4位
Genta  34"812 5位
Issei   43"707 9位
(参考 首位 Nobu選手 30"973、2位 Hiroki選手 32"755、3位 Renji選手 33"566)

残念ながら、NextStageの2人に2位、3位を持っていかれてしまいました。
ホームではないバンクリンクでいきなりこれだけのタイムを出されてしまうとは、ライバルたちも非常に成長しているという事ですね。
なお、Isseiは相当スピードが出ており、これは勝った!と思いながら見てましたが、自分でも制御できない程のハイスピードだった模様で、コーナーで転倒してしまいました。
初お披露目の新スーツを滑走一発目で破ってしまい、超ショック!でした。(親が)。
幸いにも体は何ともなさそうでしたので、丈夫に生んでくれた親に感謝してください。



【男子 1500m】
Yotaro  2'50"530 2位
Issei   2'55"816 予選敗退
Genta  2'57"467 予選敗退

Yotaroは流石ホームリンクでした。仕掛けどころやポジション取りが良く、きっちり決勝2位でのゴールを獲りました。
Isseiは予選でギリギリ僅差で敗れたRenji選手が決勝に進んだだけに、あと一歩前に行きたかったですね。
Gentaは予選でHiroki選手に完全に置いていかれてしまったのが残念でした。

1500m予選。先頭Yotaro。後ろに2位争いをしているIsseiとRenji選手。ゴールが本当に僅差です。(横から見ないと分かりません)




【男子 3000mポイントレース】
Yotaro  5'47"179 2位(8pt)
Genta  5'51"100 3位(1pt)
Issei   5'51"571 4位(0pt)

各選手がNobu選手にばっさばっさオミットされていく中、伊丹スピードクラブの3名が生き残りました。
Yotaroの2位集団からのブレイクもうまく決まり、単独2位で周回を重ね、ポイントも十分で途中で2位確定したような感じとなりました。
終盤では、GentaとIsseiの3位争いが面白かった。「ここで勝った方が3位やぞ!!」とMコーチの激も飛ぶ中、Gentaが本当によく粘り、Isseiを制しました。
同一チーム(かつ審判に入っていた)なので、どちらを応援することもできませんが、これまで一度も入賞したことが無いGentaを密かに応援していましたところ、本当に最後まで力を出し切りました。
ゴール後、正直言って、ウルっときましたね。(敗れたIsseiにはゴメンね。他ではちゃんと応援していますから)



【女子 総合】
Yuzuki  1位
Saya  2位
Kasumi選手 3位

最近は下(Chikakoなど)からの追い上げを受けながら、なかなか伸び悩む日々が続いていたYuzukiが、ブレイクしたレースを見せました。
長良川カップでも思い通りにできず涙で濡れていましたが、この日は会心の出来だったのではないかと思います。見てて気持ちよかった。
Sayaも非常に粘り強く頑張り、立派な2位だったと思います。

【女子 300m】
Yuzuki   35"280 1位
Saya    35"409 2位
Kasumi選手 36"190 3位
Riko  37"533 4位

Yuzuki, Sayaとも35秒台前半が出ました。
Yuzukiはスタートからの加速をもっと改善できれば、近々34秒台は出せそうですね。
Sayaはコーナーでの上体の浮き上がりと、無駄なねじれの動きを直すだけで、さらにタイムが上がりそうです。
Rikoは後半ばてたかな?もっとフィジカルを強くした方が良さそうです。

【女子 1500m】
Yuzuki   2'58"206 1位
Kasumi選手 2'59"140 2位
Saya    2'59"848 3位
Riko  3'14"235 4位

ラスト3周頃まで前の3人が団子でしたが、そこからYuzukiが抜け出して1位。
Sayaは僅差で3位でしたが、ここは2位狙いたかったですね。

【女子 3000mポイントレース】
Yuzuki   6'09"715 1位(16pt)
Saya    6'20"035 2位(10pt)
Kasumi選手 6'21"046 3位(1pt)
Riko  エリミネート

Yuzukiが2位以下を周回遅れにしそうな勢いで、コンスタントに刻みました。
Sayaも1回目の2ptを取りに行くなど、積極的なレースを展開した結果、10ptで2位を獲得しました。
このレースを開始する時点で、Kasumi選手と総合2位でポイントが並んでいたので、どうしても勝ちたかったとのこと。
Kasumi選手が序盤で転倒してしまったのが残念でした。
Rikoもこのレースに入りたいですね。ニューブーツをゲットしたようなので、今後も頑張りましょう。


【高学年 総合】
Hinara 1位
Chikako  2位
Kohei   3位

先週書いたから、もう書いちゃいますが、Mコーチ一家は今年いっぱいで日本を去ります。
Koheiも、今年度いっぱい3月までは日本での小学生時代を送りますが、4月からは海外での中学生となります。
この日は、この西日本大会だけでなく、彼が6年間通った小学校での音楽祭がバッティングしてしまいました。当然どちらも大事でしょう。
選択肢は、300mは欠場して、最後の1500mに賭ける…でした。
午前中行われた音楽祭は出て、その後の授業はキャンセルして1500m予選直前にリンクに飛んできました。
その1500m一本で総合3位入りとは…。本当に凄い決定力に恐れ入りました。

このKohei, Chikako, Hinataの3人は、小学生の間、ずっと見事なライバル関係で、昨年の西日本も3人で1~3位を分け合いました。
ここの所調子の良いChikakoが男子二人を破るのか?
あるいは、Hinata。KoheiやChikakoに最初は憧れていて、彼らに勝ちたいと伊丹スピードクラブに練習に来ました。母の協力も凄まじいです。
一体だれが勝つんだろうと、チーム関係者の僕らでさえ分からないなか、この3人が戦う最後の連盟配下の1500mレースのゴールシーンは、言葉にならない思いが溢れました。



【高学年 300m】
Hinata   35"014 1位
Chikako  35"357 2位
Kanta   39"349 4位
Akiha   40"655 6位
Syunsuke  41"541 8位
Anju  42"651 9位
Yu  43"752 10位
Kohei  DNS
Kazuki  DNS

最近体が大きくなり、少し大人の男の力強さが出て来たか? Hinataが34秒台目前の良いタイムで1位になりました。
フォームもゆったりとしてて、ぱっと見、そこまで速いと感じなかったもので、タイムを聞いてびっくりしました。
Chikakoも決して悪くなかった(女子カテゴリでも2位タイムですし)です。2月の記録会当時と比べても劇的に改善しています。
そして、Kantaも公式で初の40秒切りですね。2月から見ると2秒くらい速くなっているのは凄い。
Akihaも同じく2月と比べると3秒近く速くなっています。
Anjuに至っては、6秒も速くなっている。なんだこれ…?という感じですね。
Syunsukeは最近随分フォームが良くなりつつありますし、コーナーでの遅れがもう少し改善されるだけで、違う景色が見えてきそうな気配。
Yuは今年初めたばかりなので、これからですが、とりあえず無駄な上下動が相当目立つので、そこから直していきましょう。明らかに激変します。
書き出してみて、改めて思いましたが、高学年の選手が無茶苦茶多いですね。

Chikako


Akiha


Syunsuke


Kanta


Anju


Yu


【高学年 1500m】
Kohei   3'05"444 1位
Chikako  3'05"529 2位
Hinata   3'05"595 3位
Kanta   3'16"700 5位
Kazuki   3'27"002 予選敗退
Akiha   3'27"120 予選敗退
Syunsuke  3'31"813 予選敗退
Yu 3'51"738 予選敗退
Anju  4'04"794 予選敗退

1500mレースの決勝は、上位3人の素晴らしいレースとなりました。
1500m一本に賭けてきたKohei、ここで1位を獲れば総合1位になるChikako、虎視眈々と先頭を狙うHinataの3名が、クルクルと先頭を変わりながら、ペースを刻みました。
残り2周でChikakoが飛び出し、そのまま逃げ切るかと思いましたが、最終コーナーで見事にインを突いたKoheiがゴール前スプリントで横並びになり、繰り出したイーグルが効きました。3人のタイムを見ても、ほとんど差がありません。
この3人での連盟配下レースはこれで終わりなんですね…。もう少し見ていたい…。そんな思いです。
その決勝レースに4年生のKantaが入りました。前で一緒に戦うにはまだ至りませんが、最近メキメキ速くなってきていますし、フォームも安定してきつつあります。
Koheiと同じく音楽会後に飛んできたKazukiは、予選にて途中まで良いペースで刻んでいましたが、最近の体調不良がたたったか?ガス欠を起こしてしまった感じです。
一方で、Kazukiと同じ予選を走ったAkihaはタイムこそKazuki以下ですが、躍進のタイムだったと思います。粘り強くKazukiを追い回し、最後には抜くか?といったところまで迫っていました。
Syunsukeも1500mの11周ちょいを、ペースを弱めることなく、自分のベストを尽くしていたと思います。もっとコーナーでの加速が出てくれば良いですね。
YuとAnjuはとりあえずこれからです。Anjuが途中ラップは死んだような刻み方をしながら、最終ラップで猛ダッシュをかけたのも、ペースが分からないからでしょうね。

予選。Hinataは当然のように楽々突破。


Koheiが300m出場しなかったがために、この予選組はChikakoとKoheiがくっつきました。Syunsukeにとってはハイペースになりましたが、かえって良かったかも。


Kazuki、Akihaの組。


【低学年 300m】
Ouka選手 42"286 1位
Mizuki  43"565 2位

Mizukiは新ユニフォームを超気に入っていて、ご機嫌でした。
5月にスピードに入ったばかりの初心者ですが、すでに結構良いサイクルに入っているように感じます。
これからどんどん速くなりそうな雰囲気があります。

非常に力強いフォーム




【低学年 1000m】
Ouka選手 2'26"930 1位
Mizuki  2'29"440 2位

MizukiはここでもOuka選手には敵いませんでしたが、7周ちょいをほぼペースを変えることなく、フォームも乱すことなく淡々とラップを刻んでいた点が、相当素晴らしかったと思います。
当然直すべきフォームは沢山あるにせよ、低い姿勢をしっかり維持して滑り切る体力・体幹がすでに身についているようなので、これから劇的に速くなると思います。


皆でアップ



開会式


開会式の選手宣誓は、YotaroとYuzuki


召集係のK口先生。まんま先生っぽいですね。


新ユニフォーム。右のGentaがオーソドックスなフロントチャックタイプで、左のIsseiはバックチャック、こちらはそのまま泳げます。


表彰式の準備待ちの間、最近伊丹リンクでの大会実施時の恒例となっている全員エリミネーションレース。25名も参加しました。
なにげに無茶苦茶面白いです。


日没直前に閉会式が終わり、夕暮れの中の受賞者記念撮影


同じく夕暮れでのクラブ員撮影。丸一日早朝からお疲れ様でした。