伊丹スピードクラブ

伊丹スピードクラブのブログです。
練習予定、練習記録、大会結果、その他雑感などに使用していきます。

第17回全日本ロードレース選手権大会 兼:2019年世界選手権代表選手選考会

2019年05月13日 21時28分26秒 | 大会結果
第17回全日本インラインロードレース選手権大会 兼:2019年世界選手権代表選手選考会
【日時】令和元年5月11日~12日
【場所】岐阜県クリスタルパーク恵那スケート場
【参加者】
 (ジュニアA男子)Teppei
 (ジュニアA女子)Saya, Riko
 (ジュニアB男子)Toshinobu, Yotaro, Genta, Issei, Kohei, Hinata, Kazuki, Kanta
 (ジュニアB女子)Yuzuki, Chikako, Akane, Risa

今年も全日本インラインロードレース選手権大会に参加しました。
天候の不安は全くなく、非常に快晴な二日間でした。
ロードは雨天でも実施されますが、スプリント競技は無理なので、本当に晴れて良かったです。
大会運営頂きました日本ローラースポーツ連盟の皆様、お手伝いの皆様、暑い中大変だったと思います。ありがとうございました。

また、今回も去年同様にYuzuki Papaが日ロからの依頼で、公式に写真撮影班を担当されました。
2日間大変だったと思います。日ロのFacebook、伊丹スピードクラブのFacebook(左にリンクあり)で見れますので、お楽しみください。

上に書いたメンバー以外に、Moeka, Akiha, Anjuもエントリーしていたのですが、学校の都合や突発的な怪我や体調不良で、残念ながら欠場でした。
G/Wに各合宿で頑張っていた3人ですので、欠場は残念だったと思いますが(私も残念でした)、また試合は続きますので、次の機会に参加してください。

今回も総合的に見たら十分良い結果だったと思いますが、全てが上手くいった訳でもなく、是々非々…といった感じでした。
勝てた試合もあれば、不本意に負けてしまった試合もあり…、それだけライバルと実力が拮抗しているという事であり、この点は本当にありがたいです。
相手がいるから勝負になるわけで、ぜひ、全国の各クラブでこの競技を盛り立てていきたいところですね。

今大会も大変嬉しい入賞が多数でましたが、その中でも最も真新しいのが、Isseiの100m優勝ですね。
これまで一度も表彰台に上ったことのなかった(かすったこともない)寡黙な男子が、初めて上った表彰台がど真ん中で、本当に嬉しかったです。
100mの一位で、すっかり化けたのか、その後の1周でも2位、苦手な1500mでも積極的に滑り4位と今大会は抜群に目立ちました。

次に驚いたのが、小6のChikakoが100mで中学生選手を差し置いて優勝したことです。
G/Wの非代表合宿でも100mの調子が抜群でしたが、そのまま発揮できたかと思います。伊丹スピードクラブのチーム内争いも益々激化してきそうであり、非常に良い事です。

他にも色々ありますので、以降では、当クラブ選手が出場したカテゴリを中心に、上から順に記載していきます。


【ジュニアA男子】
(総評)

今回はShuto選手にすっかりやられた感じです。Teppeiの得意な長距離15000エリミも持っていかれましたし、10000mポイントレースも勝ちはしたが僅差でした。
字で記載する結果以上にフラストレーションが溜まるレースが続いた印象です。

100m
Teppei 11"770 2位(決勝)

予選で最速の11"366を出して、もしや初の短距離優勝か?と思いましたが、決勝ではスケーティングミスもあり、届きませんでした。

1周スプリントレース
Teppei 34"552 2位(決勝)

ゴール前のスプリント勝負になると、Shuto選手の方が一枚上でした。

15,000mエルミネーションレース
Teppei 27'59"899 2位

このレースで2位になったのが一番痛かった。
途中何度かアタックを仕掛けましたが、Shuto選手はTeppeiしかマークしておらず、完全に読み切られており、全て着いて来られました。
もう少し意表を突いたアタックや、ロングスパートをしたかった所ですが、読まれていましたね。
このカテゴリは、今のところTeppeiとShuto選手が図抜けた二人で、3人目で拮抗する選手がまだいません。もう少し波乱要素が無いと、出し抜くのも難しいのかも知れないです。

10,000mポイントレース
Teppei 16'53"058(37Pt) 1位

このレースも苦しいレースでした。
ポイント周回が残り3周位まで同点で進んでおり、このまま1点差でゴールポイントを迎えてしまうと、スプリント勝負でやられてしまう…との恐怖がよぎりましたが、次の2周で踏ん張り、ラスト一周段階で2点差まで持ち込めたため、ゴールスプリント負けは回避できました。
途中周回は、周りから見ていても、勝てそうにない様子で、かなりヤキモキしました。


【ジュニアA女子】
(総評)

残念ながら前の集団と共にレースをするには、まだレベル差がありますね。
その中でも、すぐに切られるのではなく、少しでも生き残ろうとする気概が見えたのは良かった点です。
一方で、普通に後ろに着いても、何ら目立たずに切られていくだけなのは明らかなのだから、上位がけん制しあっている冒頭に、二人で飛び出してみるといったことをやっても良かったのではないか?(少なくとも目立ちます)

100m
Saya 13"144 7位(予選敗退)
Riko 13"660 8位(予選敗退)

1周スプリントレース
Saya 43"237 7位(予選敗退)
Riko 44"810 8位(予選敗退)

2人ともコーナーのフォームが変です。試合で言うこっちゃないですが、試合が終わってからSayaには伝えました。
妙に滑りづらそうなフォームになっていて、スプリントにはなっていなかったと思います。

15,000mエルミネーションレース
Saya - 7位(オミット5番目)
Riko - 10位(オミット2番目)

早々に切られてしまわずに、何とか粘っていたと思います。
とは言え、前でレースできるようになりたいですね。

10,000mポイントレース
Saya - 8位(オミット4番目)
Riko - 10位(オミット2番目)

エリミネーションレースと同様です。
序盤スローな展開のうちに、逃げてみるとかちょっと変わったことをしても良かったかもしれませんね。
普通に後ろについて、そのまま離れていくだけでは、工夫が無さすぎる。

【ジュニアB男子】
(総評)

今大会は色々と明暗がくっきり分かれたと思います。
まず、これまで一度も入賞したことのなかったIsseiが大化けしました。もともと伊丹ローカルで「直線番長」などと言われてて、コーナーは下手くそだけど直線は比較的速い…みたいな立ち位置だったのですが、本当に直線が速くなってきました。
最初の種目の100mで優勝して、すっかり良い調子になり、苦手な1500mでも積極的なレースをしていました。
4月のトラック選手権で完全優勝したYotaroは、ロード苦手ですね。小さくて軽いので、大きいリンクは伸びづらいというのはあるでしょうが、少々諦めるのも早すぎる悪い面も出ていました。
Hinataは1500mで頑張りました。ジュニアBで初のメダルだと思います。中学生に交じってただ一人だけ小学生でメダル獲得しました。素晴らしいです。
小4男子達については、成績を語るよりも前に、きちんと人の話を聞くとか、したらダメってことはしないとかの改善が先決です。
不本意ながらリンクにご迷惑をおかけしてしまった面もあり、本気で反省しないといけません。

100m
Issei 12"527 1位(決勝)
Yotaro 12"770 6位(準決勝敗退)
Genta 13"110 8位(準決勝敗退)
Hinata 13"563 10位(予選敗退)
Toshinobu 13"816 11位(予選敗退)
Kohei 14"080 13位(予選敗退)
Kanta 15"167 18位(予選敗退)
Kazuki 16"178 20位(予選敗退)

前述の通り、Isseiはここでの優勝が非常に大きな転機となりそうです。実際この大会では明らかに変わりました。
しかし、Isseiを除くと、なかなか100mの直線ダッシュを練習できる環境が無いせいかも知れませんが、全体的には今一つな結果です。
もう少し直線の練習も強化したいところです。

1周スプリントレース
Issei 39"128 2位(決勝)
Hinata 39"412 5位(準決勝敗退)
Kohei 40"139 6位(準決勝敗退)
Yotaro 41"331 8位(準決勝敗退)
Toshinobu 41"220 9位(予選敗退)
Genta 41"345 10位(予選敗退)
Kazuki 49"979 16位(予選敗退)
Kanta 50"101 17位(予選敗退)

Isseiが僅差の2位でした。スタートで競った時に、気の弱さが出てしまい先を譲ってしまい、ゴールまでそのまま。
今後は勝ちに対してもっと貪欲になってくれれば、良い選手になっていけると思います。
小6のHinataとKoheiがわりに惜しい順位に入りましたが、Isseiを除く中学生男子達がパッとしません。

1,500 mレース
Yotaro 2'37"988 2位(決勝)
Hinata 2'38"171 3位(決勝)
Issei 2'38"532 4位(決勝)
Genta 2'38"578 5位(決勝)
Kohei 2'45"215 9位(予選敗退)
Toshinobu 2'45"672 10位(予選敗退)
Kanta 3'24"319 16位(予選敗退)
Kazuki 3'40"270 17位(予選敗退)

当クラブのメンバーは、やはり短距離よりは長距離の方が得意なようです。
が、決勝レースの8人中4人も同一チームを送り込みながら、1位をかっさらわれたのは頂けなかったです。
大半をYotaroが先頭を引きましたが、完全に単独プレイになってしまっており、チームメートが機能しなかった。
本来ならHinata、Issei、Gentaのチームメートがもっと前でレースすべきなのに、列の後ろの方でチョロチョロしてしまいました。
さらに、ゴール前スプリント、ゴールの3~4メートル手前でスプリントをやめてしまったYotaroは、2位とは言え、残念な態度でした。
きっちり最後までスプリントして、得意のイーグルを出して欲しかった。


【ジュニアB女子】
(総評)

全体的には非常に良かったですね。
Chikakoが100mで小6にしてYuzukiを始めとした並み居る中学生選手を差し置いて優勝したのは本当に驚きました。
そのYuzukiも2位ですし、伊丹スピードクラブでワンツーフィニッシュが取れたのは素晴らしい成果です。
さらに1500mでの、Yuzuki、Chikakoでワンツーフィニッシュでした。
最後の1周では、序盤の展開は思惑通りながら、最後に江戸川のSerina選手にまくられてしまい、残念ながら1位を譲ってしまいましたが、やることやっての結果なので、まずは仕方ありません。
次にAkaneも順調に成長しています。入賞こそ難しいですが、予選は突破できるようになっていますし、100mのタイムみるとなにげにジュニアBの男子達よりも速かったり、十分良い結果だったと思います。
Risaは初めての日ロの通常カテゴリーでしたし、順位は気にする必要が全くないです。規定の距離でしっかり力を出し切れるよう、これから練習していけば良いかと思います。その経験になったでしょう。

100m
Chikako 13"133 1位(決勝)
Yuzuki 13"263 2位(決勝)
Akane 13"897 8位(準決勝敗退)
Risa 15"868 11位(予選敗退)

何度も書いた通りです。Chikakoの1位が最も驚きです。
また、ワンツーフィニッシュを取れたのが大きい。
Akaneは予選で13"700出してました。ジュニアB男子並みです。Iコーチ絶賛でした。
Risaは滑走後、「力出し切れませんでした~」と言ってました。次は力を出せるように練習しましょう。


1周スプリントレース
Yuzuki 41"978 2位(決勝)
Chikako 42"169 3位(決勝)
Akane 47"130 8位(準決勝敗退)
Risa 52"053 10位(予選敗退)

スタートもうまくいき、Yuzuki、Chikakoが最終コーナー中盤まで先頭を走りましたが、最後のスプリントでまくられてしまいました。
結果は残念でしたが、やりたかった展開には持ち込めました。最後のスプリント力をもっとつけないといけませんが、良いライバルがいて結構なことです。

1,500 mレース
Yuzuki 2'44"036 1位(決勝)
Chikako 2'44"090 2位(決勝)
Akane 3'12"486 8位(決勝)
Risa 3'35"759 11位(予選敗退)

Yuzukiがゴール前2周近くのロングスパートをかけたような形で、それにChikakoがしっかり着いていきました。
このワンツーフィニッシュは大変価値がありました。
Akaneも先頭集団には着いていけなかったものの、決勝進出です。良く頑張りました。
RisaもなにげにKazukiに勝ってますね。

参加したクラブ員と、コーチになったKenと。


アップ





開会式


100m Risa


100m Kazuki


100m Kanta


100m Kohei


100m Akane


100m Hinata


100m Yotaro


100m Yuzuki


100m Teppei。さすがの体重移動だと思います。


ジュニアB男子100m決勝。Isseiが見事なイーグルを決めました。おめでとう!


ジュニアB女子100m決勝。確かに右レーンのChikakoが先にゴールしています。おめでとう!


ジュニアB男子100m表彰式。Issei初メダルが金とは…。


ジュニアB女子100m表彰式。おめでとう。


ジュニアA男子 15000mエリミネーションレース。先頭Teppei。


ジュニアA男子 15000mエリミネーションレース。15000m近く滑って最後はスプリント対決でした。Shuto選手の方が足先がでていますね…


ジュニアA男子 15000mエリミネーションレース表彰式。長距離を持っていかれたのは痛いです。


ジュニアB男子1500m表彰式。Yotaroは痛い2位、HinataはジュニアBで初表彰式ですね!おめでとう!


ジュニアB女子1500m表彰式。ここでのワンツーフィニッシュは立派です。


ジュニアB女子 1周のゴールシーン。確かにSerina選手の方が先に入っています。


ジュニアB女子 1周表彰式


ジュニアA男子 10000mエリミネーションレース表彰式。今大会でやっと一着を取れました。苦しいレースだった。


Yuzuki。なんのレースか分かりませんが、非常にカッコよく滑っています。


ピース女子たち。本当に良いライバルです。


伊丹女子たち。皆、とても可愛く強いです。(もっと強くなって欲しい)


世界選手権選出された選手の皆さん。頑張ってきてください。

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