伊丹スピードクラブ

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第64回全日本ローラースケートスピード選手権大会 兼:世界選手権大会(リンク競技)・ユニバーシアード大会派遣候補選手・強化選手選考会

2017年04月24日 18時56分46秒 | 大会結果
第64回全日本ローラースケートスピード選手権大会 兼:世界選手権大会(リンク競技)・ユニバーシアード大会派遣候補選手・強化選手選考会
【日時】平成29年4月22日~23日
【場所】東京都江戸川区 水辺のスポーツ広場ローラーコート
【参加者】
 (ジュニアA男子)Teppei, Simon
 (ジュニアB男子)Ken, Toshinobu, Yotaro, Genta, Issei, Kohei
 (ジュニアB女子)Saya, Riko, Moeka, Yuzuki, Chikako
 (ジュニアC)  Kazuki, Kanta
 (飛び入り応援)Ryo

今年も全日本に参加して参りました。
去年クラブ史上最大10名参加と喜んでいたのが、今年は15名も参加。
去年に引き続き学校のためエントリーしなかったRyoも学校が終わってからわざわざ新幹線乗ってくるというクラブ愛?振りで、結局全部員が東京に行きました。
今年はよっぽど晴れ男か晴れ女が来られたのか、まったく雨の影響も無く、全種目が予定通り完遂できました。

今年から、昨年までのカテゴリー分けと異なり、世界選手権でのカテゴリーと同様になりました。
特に小学生にとっては種目も大幅に変更となり、昨年までの全日本ジュニアと同じ構成になりました。
新たな年齢カテゴリー分けの結果、男子ジュニアBの参加者が多く、長距離レースが混乱してしまった点は残念でしたが、
それでも今回のカテゴリー分け、種目は見ていて面白いです。次年度以降も同じ形態を望みます。

では、クラブ員が参加した種目を中心に記載していきます。



【ジュニアA男子】
(総評)

このカテゴリーは、世界選手権の出場選考対象で、各種目上位1位、2位が選考対象となります。
ここには大鉄板のKohei選手がいるため、1位は厳しい。2位を獲ることが必須となります。
結果、Teppeiが得意とする長距離10000mポイントレースと15000エリミネーションレースで2位を獲りました。
まったく確定とかではありませんが、まずは権利を手にしたと言えるのでしょう。楽しみです。
Teppeiは総合でも3位に入りました。
一方、Simonは高校受験のブランクの影響が大きく不本意な結果に終わりました。再起をかけてロードに臨みましょう!

(300m)
Teppei 28"437 4位
Simon  29"581 6位

やはり短距離は他に負けます。特にTeppeiは短距離の遅れが響き総合2位を逃した感じです。

(500m)
Teppei 47"220 決勝4位
Simon  49"499 予選敗退

Teppeiはここでも吉野選手に2ポイント差をつけられたのが痛かった。

(15000mエリミネーションレース)
Teppei 25'54"270 2位
Simon  オミット

Teppeiは長距離でしっかりと2位を獲得できました。得意意識はあると思いますが、それにしても実行できたのは偉い。

(10000mポイントレース)
Teppei 17'27"545 2位(12点)
Simon  オミット

ここでもTeppeiは2位獲得。途中、チェ選手、吉野選手とポイントを分け合うことも度々あり、見ているほうはハラハラしました。
中盤から何度も仕掛けてしっかりポイントを重ねられたのが良かった。

スタート


ポイント取り合いをTeppeiが制しました


総合3位!!


【ジュニアB男子】
(総評)

ここは小4(12月31日以前生まれ)~中3(1月以降生まれ)が対象となり、中々年齢層の幅が広いカテゴリーとなりました。
去年までの全日本ジュニアと同じく、3000mポイントレースや5000mエリミネーションレースを早い時期から経験できるのはきっと良いことだと思います。
何より見ていても楽しいですしね。
ただ、長距離レースのオミット判断を誤り、レースが混乱したのは残念でしたが、実際に中でオミット判断をするのも相当難しそうでした。
何か良い解決策を考えないといけない・・・とは思います。

(300m)
Ken   31"793 6位
Kohei   34"359 8位
Toshinobu 34"995 11位
Issei   35"305 12位
Yotaro  35"395 13位
Genta 失格(内線突破)

このカテゴリーでは加藤選手が圧倒的で27"903。ジュニアA男子でも1着のタイムでした。
2位から6位のKenまでは大きな差がなく、結局以降のレースも加藤選手が一人旅で、2位以下を争う・・・といった展開ばかりとなりました。
IsseiがYotaroに勝ったのには驚きました。

(1500m)
Ken   2'37"893 決勝5位
Yotaro  2'48"657 予選敗退
Kohei   2'50"648 予選敗退
Toshinobu 2'50"938 予選敗退
Genta 3'00"448 予選敗退
Issei   3'16"023 予選敗退

Kenだけが決勝進出し、その他は予選突破できませんでした。
まずは予選突破を目指し、今後、トップスピードを上げる練習を行いましょう。伊丹メンバーは全体的にトップスピードの足りなさが課題です。

(5000mエリミネーション)
Ken   8'52"687 5位
Kohei   エリミ  7位
Toshinobu エリミ  8位
Genta エリミ  13位
Yotaro  エリミ  18位
Issei   エリミ  20位

Kenは何とか最終5人には残りましたが、最後ゴール前スプリントで後から追い抜かれての5位で、トップスピードの低さが課題です。
最上級学年だけに本当は3位入賞したかったところ。

加藤選手がぶっちぎってしまい、オミット/エリミが大混乱してしまい、3番手集団以降の順位は正直怪しいです。
そんな中、Koheiが大変素晴らしかった。最小学年ながら2番手集団(Kenが滑っていた集団)に必死で喰らい着き、
3番手集団以下がばったばったと切られていく中でも、最後の7人まで生き残りました。最後エリミで切られましたが、本当に素晴らしい頑張りでした。
パパさん、感動で涙したとのことですが、分かります。

上記のToshinobu以下の順位は公式発表ながら、誤まっている節もあります。
が、そんなことは今のレベルではどうでも良いことです。前のグループに着いていける様に練習しましょう。

(3000mポイント)
Ken   5'21"277 5位(0点)
Kohei   5'29"462 7位
Yotaro  5'33"692 9位
Toshinobu 5'51"869 11位
Genta 6'17"683 18位
Issei   6'24"256 19位

このレースも5000mエリミネーションと似たような展開になってしまいました。
一つでも前にいけるようにならないといけないです。

Isseiはこの大会でスピードが上がりました。大会参加は凄い効果がでることがありますね。


ToshinobuとHinata君。


【ジュニアB女子】
(総評)

鷲尾選手が圧倒的で、全制覇されました。
2着3着をMoekaとYuzukiで分け合いました。
全日本初参加のSayaは全レースともかなり粘り強く頑張った結果、総合5位(多分)を獲得しました。
Chikakoは全日本前の体調不良が響きましたね。残念ながらいつもの調子が出せませんでした。
日ロ大会初参加のRikoは、今回は経験を積むことが目的でしたので、結果は気にしないでおきましょう。
なお、Moekaはなんと代表合宿に呼ばれました!!凄い!!

(300m)
Moeka   32"987 2位
Yuzuki  33"210 3位
Saya   35"343 7位
Chikako 36"192 9位
Riko   38"549 10位

1位の鷲尾選手は31"850で、2位と1秒差以上ありました。
ここでも短距離のスプリント力が伊丹メンバーの共通課題です。

(1500m)
Moeka   2'55"608 決勝2位
Yuzuki  2'56"827 決勝4位
Saya   2'56"857 決勝5位
Chikako 2'59"786 予選敗退
Riko   3'29"901 予選敗退


(5000mエリミネーション)
Yuzuki  9'54"305 2位
Moeka   9'54"554 3位
Saya   10'15"691 5位
Chikako エリミ  9位
Riko   エリミ  10位

最長距離はYuzukiが2位、Moekaが3位でした。
先行して逃げる鷲尾選手を、Yuzuki,Moekaの2人で追いかける展開で、レース終盤に掛けてどんどん差が縮まっていました。
最初に逃がさずに張り付いていければ展開も変わってくるのですけどね。トップスピードが課題です。

(3000mポイント)
Moeka   5'52"526 2位(7点)
Yuzuki  5'53"330 3位(2点)
Saya   5'58"832 5位(0点)
Chikako オミット 8位
Riko   オミット 10位

1着ポイントは鷲尾選手が独占。2着ポイントをMoekaとYuzukiで分け合いましたが、Moekaのほうが少しずつ前を取り、2位ポイントを重ねました。
2人は普段はとっても仲がよく、いつも一緒にいるのですが、試合となるとバチバチです。
同じチームでこれだけ実力伯仲している仲間がいるというのは、大変ラッキーなことです。これからも頑張りましょう。

ポイントレーススタート


総合2位、3位を伊丹スピードクラブのMoeka、Yuzukiが獲得しました。次は真ん中に行きたいですね。



【ジュニアC】
(総評)

Kazuki, Kantaともに表彰台はまだまだ遠いですが、まずは良い経験が出来たのではないかと思います。
今後の練習のやる気に繋がっていけば十分だと思います。

(500m)
Kanta   1'08"703 予選敗退
Kazuki  1'08"966 予選敗退

共に予選敗退ですが、Kantaの方が速かったですね。
練習のときは圧倒的にKazukiの方が速いので、正直言って意外でした。
Kanta、練習で手を抜いているのか?!

(1000m)
Kanta   2'22"850 決勝7位
Kazuki  2'23"764 決勝8位

1000mでは2人とも決勝進出しました。
Kanta v.s. Kazukiの対決が面白く、2人でバチバチ競り合いながらのゴールでした。
ここまで粘り強くレースが出来るということは、練習ももっともっと出来る・・・と確信した次第。





大変な快晴でした。


チームでアップ前の簡単な打ち合わせ。


今回は大会開始前に集合写真を撮りました。割とリラックスしているようです。


東京の大学に進学したKohei選手と


2日目朝のアップ


試合中の休憩?なにやら楽しそうですね。


大会終了後、TOP選手達が楽しい雰囲気を作ってくれました。超巨大パック。案外速かったです。




閉会式にて、ユニバーシアード派遣選手、世界選手権向け強化合宿参加選手の発表がありました。
強化合宿には、伊丹スピードクラブからはTeppei, Simon, Moekaの3名が呼ばれました。
いよいよ当クラブ初の代表選手が生まれるかも知れません。次の全日本ロードとあわせて代表選考されるとのこと、大変楽しみです。
頑張っていきましょう。

最後になりましたが、大会運営にあたって頂きました日本ローラースポーツ連盟役員の皆様、お手伝いの皆様、ありがとうございました。