社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

地方議員による国・道への「忖度」

2017-12-18 09:39:41 | 日記

釧路市市議会12月定例会の最終日、意見
書案の可決をめぐって、終了時間が伸びて
しまった。

原因は「精神障がい者の医療費助成の拡充」
意見書をめぐって、意見が割れたこと。

国は三障がい(身体、知的、精神)統一を
行なった。しかし、なぜか「精神」だけに
もともとの差別が残されている。
JR北海道の運賃割引(精神障がいだけが
ない)が時々報道されているが、医療費助
成も差別が残されている。

釧路市のホームページの医療費助成制度を
みると、    こちら→
重度心身障がい者医療費助成制度
助成範囲
・身体障害者手帳1級・2級・3級(一部)
 と知的障がいの方 入院費・通院費
・精神障害者保健福祉手帳1級の方、通院
 費のみ

なんと! 精神障害者の「入院」が抜けて
いるではないか。
こうした「差別」をなくしてほしいほしい
という「意見書」だ。

自民、公明、大地系の会派が「保留」とし
た。賛成もしないが、反対もしない?
理由は、全体を見なければ、制度の持続性
、などを主張したといわれる。

委員会では賛成多数で採決されたが、本会
議では議員の数で「否決」されるため困っ
たことになった。苦肉の策で、自民、公明
など「棄権」し、議場から退出するという
珍しいことが起きた。

結果は「採決」された。(よかったね!)
    
意見書はこちら→

市民の置かれた厳しい生活実態、とりわけ
精神障がい者の生活実態を議員は理解して
いるのか、が問われていた。

市民の立場にたって意見を上げるのか、そ
れとも政府や道に対して「忖度」(そんた
く)するのか、が問われている問題であっ
た。
忖度は、流行語大賞だけにしてほしいもの
だ。