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社会はかわるし、かえられる!

格差社会の縮小めざして、誰もが安心できる社会をめざして!
 

生活援助の回数制限

2017-12-21 07:22:34 | 日記

自宅にヘルパーさんを1日3回、月100回
は多すぎる。サービス過剰ではないか?

この、介護の現場を見ない、また見ようと
しない「暴論」はどこから出てきたのか。

「制度の持続性」という「福祉切り捨て」
の発想であり、介護保険の財政を増やさな
いという、財務省的発想である。
そして自民や公明党の議員がよく使う。

釧路管内の標茶町がこのやり玉にあがった。
しかし、実態はどうか。

とりわけ認知症で一人暮らしの在宅は非常
に困難を伴う。1日3回でも大変な面があ
る。ケア会議で、本人の生活や尊厳を守る
ために必要だから決めたのだ。それも介護
保険の利用限度内で。

全国的に大きな問題になった。
標茶町では、深見町議がこの問題を取り上
げて質問した。

町長の答弁がすばらしい。

共産党議員団発行の「しべちゃ民報」によ
ると「機械的に回数を削減することはない。
支援員の作成したケアプランは尊重する。
必要な利用者には必要な援助はする。本町
では『一人の不幸も見逃さない』という理
念を持って必要なサービスを行う」

財務省と厚労省に聞かせてやりたい。

福祉を「統計」でしか見ない傾向が強まっ
ている。もちろん統計は必要だが、それを
意図的に「削減」の根拠にしていることが
許せない。

多くの努力で確立・充実してきたソーシャ
ルワークのバイスティックの7原則にある
「個別化の原則」「自己決定」を、統計を
使って踏みにじっている。

これではまるで「ウソには三つある」、
「ウソと大うそと統計だ」とマーク・トウ
ェインと同じように叫びたい。
安倍政権による社会保障の大幅削減に、監
視の目を。