陸上自衛隊と米海兵隊の共同演習である北海道でのノーザン・ヴァイパーが、今年度から「レゾリュート・ドラゴン」へと名称が変わった。
単なる名前の変更ではなく、「北」から「全国」に展開する大規模演習へと変貌をとげるのではないか。
レゾリュートとは「断固とした、毅然とした」という意味。(ヴァイパーは毒ヘビのこと)
陸上自衛隊は、3年前に「陸上総隊」を創り、日本版海兵隊とも呼ばれる「水陸機動団」を誕生させた。
そして今年は38年ぶりに、全陸上自衛隊員14万人を参加させる演習が計画された。
オスプレイを使った米海兵隊と全国すべての陸上自衛隊が参加する大規模演習がはじまる。ノーザン・ヴァイパーはその予行演習だったのかと思ってしまう。
軍人の比重が高まると、ますます危機感を煽り、演習の拡大が進む。それも米海兵隊との共同が当たり前となっている。
本当に「共同」なのか?
安保法制(戦争法)にみるように、米軍の補完部隊として、アメリカの戦争に参加していく。それも「日本を守る」という美名のもとに。「防衛」「軍事」という言葉の前に思考停止に陥る。
矢臼別演習場をはじめ、北海道での米軍との訓練実態の監視はますます重要だ。
法律で憲法を変えてしまうがごとく、そこには日本国憲法9条がなくなってしまう。
市民と野党共闘の一丁目一番地である「安保法制の廃止」がますます重要になっている。
日本が再び戦争をしないために。
追記
釧路に初めてオスプレイが飛来 ⇒ こちら