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北辰はるかなり

2016-02-09 07:56:34 | 日記

北辰とは北極星のこと。

俳優でタレントの石田純一氏の30年前の、地方
ローカル局のラジオドラマの脚本が手に入った。

北海道ラジオ小劇場「北辰はるかなり」
    ーー室蘭捕虜収容所長 山手大尉ーー
   作  佐々木 逸郎
   出演 石田 純一

東京池袋のサンシャイン60の屋上から、石田純
一氏が語りはじめる。

私も10年ほど前にサンシャインを訪れ、同時に
その側にある公園にも行った。
巣鴨プリズンの碑があると聞いていたから。
またその公園には、ブルーシートが木々の間に
たくさん仕舞い込まれていた。
きらびやかなサンシャイン。ハイソサエティな
ビルの人々との対比があまりの鮮烈として、今
も残っ
ている。

物語は「B級戦犯」として、巣鴨プリズンで処
刑された山手紀一陸軍大尉の話に入っていく。
それも「野球」という接点から。
・・・時代は70年以上前にもどる。

このなかのM(モノローグ)で、「戦争という
ものは理屈抜きに人間を勝つか負けるか、殺す
か殺されるかのるつぼに追い立てる残酷なもの
だということを思い知らされる室蘭の7月14、
15日でした」と
述べている。

彼の原点のひとつだと思った。

二度と戦争をしない、と誓った日本人。そのた
めの「立憲主義」としての日本国憲法。

今それが壊されようとしている。

世界各国で戦争をするアメリカに従って、自衛
隊をそのために使おうとする安倍首相と自民・
公明。
安倍首相は「戦争法」の強行の次は、あからさ
まに「憲法」を変えると発言をはじめた。

「暴走」をこれ以上野放しにさせてはならない。
同じ過ちに踏み込む前に。

山手大尉の悲劇を二度と起こしてはならない。
・・・・・「北辰はるかなり」を読んで。