ようやく51巻目、完結を読み終わった。
15年の長きにわたったシリーズ、「居眠り
磐音 江戸双紙」のことだ。
登場人物のそれぞれの人生が走馬灯のよう
にみえてくる。
最後も藩政を牛耳ろうとする一派とのたた
かいであった。
二重帳簿が動かぬ証拠となり、最後の難局
をのりきった。まるで、自民党政治をみて
いるようであった。
人は「能力」だけで重要な地位につけては
ならない。そこに「品性」がなければ。
このことを物語っているシリーズでもあっ
た。
日本共産党の場合は、常に党の「綱領」に
たちかえること。この一点につきる。
そして、今の自民党の国会議員の度重なる
不祥事をみるにつけ、このシリーズの藩政
を壟断(ろうだん)しようとする展開と重
なってみえる。
それにしても長い間ごくろうさまでした。
他のシリーズもいよいよ佳境に入っている
のでは・・・