佐藤功の釣ったろ釣られたろ日誌

釣り・釣りの思い出・釣り界のこと・ボヤキ.etc

私の釣り紀行

2009-05-23 14:40:19 | 釣り

潮岬一の島コジのイシダイ釣り 1971年6月

磯釣りのメッカ潮岬、その足元にひっそりとある袋港。その小さな港から渡船は出て行く。

この一の島の付属である「コジ」といういたって小さな磯。2人の釣人が上がれば満員御礼、大潮時には上がることができない。潮が小さく波の無いときのみ上がる事ができる磯である。本来は2人磯であるが、どうしてもとなれば上がれないこともない。

ここのイシダイポイントは大変わかりやすいため、新米の底物氏でも上手くポイントに入れる事ができる。目の前にある海溝と少し地方よりに走っている海溝があり、潮の入り具合で勝手に溝まで石鯛の好物であるウニ、サザエを運んでくれる。

ポイントの後ろである沖側は砂地なために皆さんあまり狙わないが、たまには釣れるようだ。

今は亡き宮本顧問と一緒に上がった時のこと。潮は下り潮でそんなに速くない。2人してせっせと本命のポイントを攻めていたが、やっと釣れたのは通称「えべっさん」といわれる「イラ」と「イシガキ」が一つずつ。

本命がダメなら仕方がないと、後ろ向きの沖側に釣り座を変えて1投、2投。えさのウニが、当たりがないのに割れて上がってくる。エサ取りかなと思いつつ、神経を穂先に集中してみていると、イシダイ特有の「ゴン」というアタリ。

エサを付け替えて同じポイントに投入し、ピトンに竿を掛けた途端にまたアタリ。
「きたよー」と宮本氏に声を掛けて合わせた。横へ走ろうとしているのをなだめつあやしつ、釣り上げることができた。

体調51センチ、縞目も鮮やかな石鯛でした。この石鯛は今も我が家に魚拓として残っている。宮本顧問との思い出の一匹です。

この袋港、今は川端渡船が予約制でお客さんを運んでいる。予約制なのでポイント取り合いもなく安全な釣りができる。予定がたったら電話して磯があいてるのを確認して予約して行ってください。

宮本顧問の言葉で思い出すのは、私が北摂フィッシングクラブという小さなクラブを32年間の長きにわたり会長を務めたことへの「クラブは続けてこそ値打ちがあるんだよ」のひとことでした。今は4代目の藤村氏が設立45年目のクラブを引っ張って行ってくれてます。

明日は大阪府釣連盟の会長杯(岡田国明)です。私のクラブは田並に行きます、底物がまだ早いらしいのでサンノジと遊んできます。

コメント
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