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街路の櫻の根が、アスファルトの裏より突き上げ
道を壊すことがある。
これは根っこの氣まぐれではない。何物にも意志がある。

アスファルトの下の世界、雨も染み込まず、空氣も引き込まれず、
胸苦しい死と停滞の様相。そのため櫻は、通水通氣を得むが為に
意図して舗装を壊す道理。

もはや都市の大地は沙漠である。災害時に命を救う地下水の井戸も
大半が消失している。

覆い固めて循環を失った環境は、乾き死ぬ一方で
腐れ潰える。
植物にどんなに水をかけても、滞留せず染み込んでいけば
根腐れはしない。

湿地でも、ぐるり周囲に堀を掘って、そこに貯まった水が
きちんと流れたり、地下に染み込むような誘導ができれば、
(比較的乾燥をこのむ)小麦畑にだってできる。

江戸は無数の堀を今の東京湾に流して地盤を整えた。
塞がず、流すことで街にも生命が吹き込まれる。

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今日(火曜)も2階にこもって風呂敷を縫っていましたが、

昨日の25枚と比べて、本日は8枚ほど。
それは、2枚以上の布をつなげて1枚の風呂敷に仕立て、
さらにハギレをあてがってパッチワークをしていたので、
一枚に費やす時間が層倍かかるのです。

マチ針をツンツク沢山刺しながらの、地味ながら
氣も抜かれぬ作業。

もっとも、昨日の風呂敷も、一枚ずつ確認して
土台としてのエネルギーに欠けているものは、
追加の継ぎ当て等加工を施す予定です。

今日は、過去に作った風呂敷の余り布を生かすかたちだったので、
新たに命を吹き込むことができ、外は冷たく湿っていても
こころは晴れ晴れしました。

明日は外用もありますが、なんとか縫い時間に浸りたい。
まだまだ多くの布が、息の注入を待っているかのようだ。

一日に100枚縫うのは難儀だけど、日に10枚やれば10日でできるわけ。
やはり、にちにちちょっとずつ、続けることが大切。

出費も、毎月発生するちょっとした費用の積み重なりが
馬鹿にならないのだ。まとめて一年分きたら
破産しかねぬほどに。

生活の土台が生きて循環、流れていることが重要で、
自分にとってのそれは、風呂敷を縫いながら、ふと天よりいただく
ひらめき。

変化ある所に、エネルギーは訪れる。
布きれが、一つ一つの工程を経て、風呂敷という
新しい命に生まれ変わったとき、僕も一緒に
蒼天の微笑みをお裾分けしてもらえるのです。

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