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ふろしき王子のブログ◎
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最後まで安心し切って生き、そして昇天する。

誰しも何らかの原因(天災・事故・病氣・老衰)でいつか亡くなるが、
いつも不安と戦っていては、どんなにからだが健康で長生きしようとも、
面白くないだろう。

たとえば「早く寝なければならない」理由が、「さもないと寝坊して遅刻して怒られる」であり、
さらに、「怒られたくない」理由は、「自分を否定されるのが嫌、不快だから嫌」
としたときに、怒られることや人に迷惑かけることを不快、よくないと思っているのも
自分自身の思い込みや、これまでに刷り込まれた道徳倫理観念による。

迷惑をかけられた被害者も、殺されでもしない限りは、
ある社会のものさしの上で、迷惑を受けたと思い込んでいるにすぎず、
別世界の住人からすれば被害妄想に見える。

怒るほうも、怒られるほうも、その時代のその社会のルールに準じているからこそ、
怒る権利を行使するし、怒られる不安を覚える。
もしかすると、ある南の島では、約束より1時間遅れても早いほうで、
逆に予定よりも早く来るのは相手の準備を狂わす、迷惑な行為とされるかもしれない。

今いる社会のルールから逸脱し続ければ、いずれ排除されるだろうが、
そういう利己的とみなされる人であっても、問題とされない居場所もあるだろう。
そこを探すのが就職活動のひとつの鍵と思うし、
政治には多様な居場所を用意してほしい。

なりたい自分を演じられる場所を選ぶより、
受け入れたくない自分でもOKな処を探す。
ただ、一所懸命さがす必要もなく、ただそのままで居れば、
合わない所からは淘汰されたり、共鳴するものと自然引かれ合うので決まる。
生来のんびりおっとりしていて愚鈍と蔭口叩かれる人は
それを氣にして、もっと素早くならなきゃと目指すよりも
ゆったりしたままで居さえすれば、それが生きる職場なりに出逢う。



生まれつき手の無い人が、どんなに努力しても手は生えるものではないので、
手が無くてもできることをはじめから坦々と続けたほうがよい。
人には羽がないので、はばたこうとがんばらずに歩いたほうが早い。
直立歩行では、どんなに走る訓練をしても熊にだって勝てはしない。

人々が目標を設定してそれに向けて頑張ろうとするのは、
自分をある限定的な世界の優劣に合わせる行為だ。
だけど、社会を自分に合わせなければ、非常時や、弱い立場に立ったときに生きることが困難になる。

ホームレスの人が寝そべって、善良な一般市民が迷惑するという
正義感によって、間仕切りを付けたり、寒くて背中も痛くなる
金属製のベンチへわざわざ建て直したあとに、
それを行使した権力側の人間は、いま自分は帰る家、暖かい布団があるから
多数の有権者の機嫌を損なわぬよう思ん図ってしたわけだけど、
もしも自分がリストラされて、転職活動で疲れたときに公園の
ベンチに横になりたいと思ってもそれは叶わない。

第一、面倒なことはしないほうがよい。ベンチの例で恐縮だが、
元の木のベンチがそのまま使えるのを壊してまで新造するものかは。
むしろ、木の長ベンチを増やすだけでよいし、
そのぬくもりのベンチ作りにこそ、雇用を見出せばよい。

川にたいそうな護岸工事をして水を止めて、ぎりぎりまでマンションを建てなくても、
川は時にあふれるに任せて、氾濫しやすい川のそばには元々住まなければよい。
面倒なことを、コストをかけて率先すれば、それ以上の収益が見込めるから
人間は、そんな欲のためにいらんことばかりするけれど、
目の前の利益だけ獲っても、その後の終わりなきメンテナンスの苦労を考えたら
何もしないままのほうが、回りまわって、他の利益に与していたことに
後から氣付くこともある。

もしもやるなら、いつでも元通りに戻せる方法をとるべきだ。
そう、風呂敷のように。うまく行かずとも何度でもやり直せる。
用が済んだらほどいてまた一枚の布がそよぐ。

はじめの文に戻るが、何があっても安心して生きるべき。
不安は判断力を鈍らせて、かえって危険。
安心の中で、自然体がとる行動、それこそ、過去数百億年生きてきた
細胞の叡智に基づいた、もっとも安全かつ進化へ向かう
クリエイティブなはたらきとならむ。

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親子で楽しく「ふろしき」講座

大切な風呂敷のむすび方を、親子で身につける実習です。

とき:10/11(土)10:15~11:45
場所:吉祥寺駅徒歩2分 産経学園 南口出て右斜め前方向。武蔵野市御殿山1-1-3クリスタルパークビル5階
参加費:受講料+教材費(小ふろしき付き・復習用むすび方イラスト):2,484円(親子1組で)

持ち物:大風呂敷(幅90~100cm前後)お持ちで無い方には貸し出しします。

こちらのページから申し込みできます
または、吉祥寺産経学園 電話:0422-40-2261 へお申し込みください。

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