日本語おもしろ発見

日々の生活から

『朝日新聞』における外来語

2010-06-29 11:07:31 | 研究演習2010
要旨


 日本人である我々と日本語の関係は、非常に濃密である。しかし近年、日本語を取り巻くは大きく変化しており、新聞、テレビ、雑誌、広告等、様々な場面で外来語を目にする機会が増えてきたと感じる。

 そこで本研究では、過去から現在に至るまで毎日ほぼ同じ形式で発行されている新聞を用いて、外来語使用頻度の推移を調査する。調査対象は朝日新聞の「天声人語」「社説」である。また、それに加えて同じ内容を扱ったニュース番組と新聞記事における外来語使用率の比較調査を行う。

 松田梨江(2007)「外来語の変遷―新聞記事における外来語とカタカナ表記語―」東京女子大学言語研究所を先行研究として利用し調査を行った結果、外来語は年々増加しているのではなく、増加期と停滞期を繰り返していることが分かった。また、新聞という媒体には外来語の使用が比較的少なく、外来語が氾濫しているとは言い切れない結果であった。

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総合誌における語種別の語数と頻出語

2010-06-29 11:06:25 | 研究演習2010
要旨

 普段より多くの人の目に触れる雑誌の中で、和語・漢語・外来語・混種語がどれほどの割合で使用されているのか、また、語種ごとにどのような語が多く使用されているのかを確認すべく、総合誌『文藝春秋』を対象に語彙調査を行った。

 結果、自立語の中で最も多く使われていたのは漢語で半分以上の割合を占め、次いで和語・外来語・混種語という順になった。しかし、付属語も含めると和語が最も使用されている結果となった。また、頻出語に関しては、和語は「する」などのある特定の語が多く出現していたが、漢語は数字や単位に関するものが頻出しており、頻出語間にそれほど大きな差は確認されなかった。
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小説と社説の頻出字種の比較

2010-06-29 11:05:48 | 研究演習2010
要旨

今回の調査では2000年度の朝日新聞社説、同年度芥川賞受賞作「きれぎれ」「聖水」において頻出する字種の比較をおこなった。

 それぞれの文体からうける印象から予想したほどには、社説と小説作品の間に相違が見られなかった。文章の目的にかかわらず、頻出する字種には一定の共通した傾向があると考えられる。

 しかしひらがな「る」の出現割合や漢字含有率の違いなど、細かい点では興味深い結果もあった。今後は品詞に着目して調査を続けていきたい。

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谷崎潤一郎「刺青」においての語彙調査

2010-06-29 11:04:53 | 研究演習2010
要旨

 谷崎潤一郎「刺青」において、本文を語ごとに分解し、どの種類の語が多いかを調査した。また、調査過程で興味をひかれた、同一語に対して存在する複数の表記についても調査をくわえた。

 目標とする調査量に比べ準備時間をあまりとれなかったため、あまり深い内容にまで到達することができなかった。表記の問題についても、本文中の用例のみで断言するにはやや危険ではあるが、登場人物において若干の差が見いだせたのではないかと思う。

 今後については、まずはレポートでさらに語彙分類を詳細化し、他作品と対照してみたいと思う。

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ヒットソングに用いられる語彙

2010-06-29 11:04:11 | 研究演習2010
要旨
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ファッション・美容業界の用語における外来語の意識調査

2010-06-29 11:03:38 | 研究演習2010
要旨
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新聞一面記事における外来語―W杯期間中において―

2010-06-29 11:02:22 | 研究演習2010
要旨

朝日新聞のワールドカップに関係する一面記事で外来語とカタカナ表記語を取り出し、その変化を調べた。2002年と2006年でワールドカップ開催中の約一ヵ月間の朝日新聞の一面記事を対象とした。結果は外来語の総数は変化がなかった。

これは新聞では外来語に限らず、分かりにくい語を極力使用しないよう心掛けられており、その影響によって新聞に登場する外来語は少ない水準にとどまっている(田中2006)ということが、スポーツに関する記事においてもいえるということを示していると考えられるという結果が出た。
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新聞のコラムにおける文章の長さについて

2010-06-29 10:59:24 | 研究演習2010
要旨

 朝日新聞の2009年4月1日~7日、1989年4月1日~7日の天声人語、毎日新聞の2009年4月1日~7日、1989年4月1日~7日の余録を調査対象とし、一文の長さの平均、最長、最短を調べ、それらの年代ごとの比較と新聞社ごとの比較を行った。

 結果として、朝日新聞では1989年の方が総文字数が多く、文の長さは2009年の方が若干長いということが分かった。毎日新聞でも1989年の方が総文字数が多く、文の長さも2009年の方が長いという同じような結果になった。朝日新聞と毎日新聞を比較すると、1989年の朝日新聞の総文字数が一番多く、文の長さは毎日新聞の方が長いということが分かった。

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谷崎潤一郎「刺青」と芥川龍之介「蜜柑」におけるひらがな・カタカナ・漢字・句読点の出現頻度

2010-06-29 10:58:31 | 研究演習2010
要旨

 現代を生きる私たち日本人にとって、ひらがな・カタカナ・漢字・句読点は日常に溢れているものであって、特に注意を払うことはない。しかし、これらがどの程度の頻度・割合でそれぞれ使用されているのかを考えることは、構造的に小説の詳細に迫ることにつながる。そこで私は小説におけるそれらの一般性や個別性を調査する。
 
 明治期と大正期の短編小説を選んで比較したのだが、相違点よりも共通点の方が多かった。両作品の共通点としては「の」や「タ行のひらがな」が多用されており、漢字よりもひらがなの占める割合が大きかった。また相違点としては「刺青」では漢字の占める割合が40%であるのに対して、「蜜柑」では漢字は約30%だった。明治から大正にかけて漢字が少なくなった傾向が見られるが、基本的には、多用されるひらがなの種類、ひらがなと漢字の占める割合、句読点の出現頻度等に大きな差は見られなかった。

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『1Q84』に見られる単語の特徴

2010-06-29 10:50:55 | 研究演習2010
要旨

 村上春樹の作品のひとつである『1Q84』に出てくる名詞を調べることで、現代文学作品の特徴を捉えるのが本研究の目的である。そのため、第一章と第十二章を研究対象とした。中間発表では第一章のみ調べていたためデータが少ない研究だったので、十二章をも調べることによってその弱点を克服しようとした。
 小説「1Q84」を広げ、そこに登場する名詞をメモ帳に書きとめ、それをexcelで集計してその数を調べた。また、Ciniiも使用し、先行研究を探すのに役立てた。
 本研究の成果としては、小説にありがちな登場人物の固有名詞が頻出名詞として上位を占めているため、あまり特徴を捉え切れなかったのが残念である。
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