赤ちゃんA 「あ~、早く自分で歩きたいな。そう思いません?」
赤ちゃんB 「どうして?」
赤ちゃんA 「ぼくって、ほら、人任せにできない性格じゃないですか」
赤ちゃんB 「知らないけど」
某会社のCMです。生まれて間もない新生児が会話しているこのシリーズはとても面白いですね。特にこのバージョンは最高です。
赤ちゃんAがまだ出会ったばっかりの赤ちゃんBに「人任せにできない性格じゃないですか」と言ったところ、それを初めて聞いた赤ちゃんBは「知らないけど」と答えたのです。
「~じゃないですか」は、一般的に成立する内容に対して、あるいは、話し手と聞き手がともに知っている内容に対して、同意を求めるときに使われることばです。
「あそこに映画館が見えるじゃないですか」
「ええ。見えます」
「あの手前の角を左に曲がってください」
というような使い方をするのです。しかし、最近では自分自身のことを断言しないで、遠回しに客観的にいうときに使います。一昔前は若者言葉だったと思うのですが、指摘されてから大分時間が経ったので、若者だけが用いる表現とは言えないかもしれません。先日、テレビで50代のある会社の社長がこの表現を連発しているのを聞きました。抵抗を感じる人の割合は減ってきているのでしょう。
そのような時代の中で、生まれたばかりの赤ちゃんが、「ぼくって~じゃないですか」と言われて、初めて聞いたから「知らないけど」と言葉の使い方にうるさい年配者、あるいは先生?のようなことを言っているので、本当におかしいのです。
このCMを作った人は、言葉に敏感で、それを面白く感じさせる素晴らしいセンスを持った人だと思いました。
赤ちゃんB 「どうして?」
赤ちゃんA 「ぼくって、ほら、人任せにできない性格じゃないですか」
赤ちゃんB 「知らないけど」
某会社のCMです。生まれて間もない新生児が会話しているこのシリーズはとても面白いですね。特にこのバージョンは最高です。
赤ちゃんAがまだ出会ったばっかりの赤ちゃんBに「人任せにできない性格じゃないですか」と言ったところ、それを初めて聞いた赤ちゃんBは「知らないけど」と答えたのです。
「~じゃないですか」は、一般的に成立する内容に対して、あるいは、話し手と聞き手がともに知っている内容に対して、同意を求めるときに使われることばです。
「あそこに映画館が見えるじゃないですか」
「ええ。見えます」
「あの手前の角を左に曲がってください」
というような使い方をするのです。しかし、最近では自分自身のことを断言しないで、遠回しに客観的にいうときに使います。一昔前は若者言葉だったと思うのですが、指摘されてから大分時間が経ったので、若者だけが用いる表現とは言えないかもしれません。先日、テレビで50代のある会社の社長がこの表現を連発しているのを聞きました。抵抗を感じる人の割合は減ってきているのでしょう。
そのような時代の中で、生まれたばかりの赤ちゃんが、「ぼくって~じゃないですか」と言われて、初めて聞いたから「知らないけど」と言葉の使い方にうるさい年配者、あるいは先生?のようなことを言っているので、本当におかしいのです。
このCMを作った人は、言葉に敏感で、それを面白く感じさせる素晴らしいセンスを持った人だと思いました。