日本語おもしろ発見

日々の生活から

誰が考えたの?「アクチビア」

2008-08-09 14:14:51 | 日本語豆知識
「あくちができた」

 一瞬、何のことだかわかりませんでした。何かできたのか、皆さん、わかります?

 日国オンラインで調べますと、「あくち」とは、

①まだ巣立ちのできない小鳥のくちばしのつけ根のところにある、黄色の小隆起部。


②子どもの口のあたりにできる小さなおでき。*日葡辞書〔1603~04〕「Acuchi (アクチ)〈訳〉男児のくちびるにできるある種の疥癬」

 とあります。『日葡辞書』にも載っているんですね。方言としては、口角の辺りにできるはれ物、口角炎の意味で、新潟県中蒲原郡、大阪府大阪市、泉北郡、兵庫県加古郡などで用いられているようです。

 私の出身地方では、「熱の華」と言って、父が疲れたときに、しょっしゅう出しています。

 最近、口唇ヘルペス(私はこの言葉を知りませんでしたが・・・)の治療薬のCMをよく見ます。そのうちの一つのネーミングが素晴らしい。「アクチビア」!

 誰が考えたんでしょうね。といっても、「あくち」を知らなければ、イメージも結びつかないですね^^
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