要旨
マンガ「サザエさん」で吹き出しの外に使用されているオノマトペについて、どのような表記のものが多いのか、登場人物ごとにどんなオノマトペが多いのか、登場回数とオノマトペの使用回数には関係があるのかを調査した。文庫版全45巻で583のオノマトペが使用されていた。表記に関しては、吹き出しの外を対象としたため、擬音語・擬声語が多かったことからカタカナが98%以上を占める結果となった。また、人物ごとのオノマトペは、笑い方を例にすると、サザエでは「ハハハハ」であるのがフネでは「ホホホ」であるなど、登場人物の年齢や性格を反映していた。登場回数とオノマトペの使用回数は比例せず、擬音・擬声語が多く使われる人物とそうでない人物がいることがわかった。
マンガ「サザエさん」で吹き出しの外に使用されているオノマトペについて、どのような表記のものが多いのか、登場人物ごとにどんなオノマトペが多いのか、登場回数とオノマトペの使用回数には関係があるのかを調査した。文庫版全45巻で583のオノマトペが使用されていた。表記に関しては、吹き出しの外を対象としたため、擬音語・擬声語が多かったことからカタカナが98%以上を占める結果となった。また、人物ごとのオノマトペは、笑い方を例にすると、サザエでは「ハハハハ」であるのがフネでは「ホホホ」であるなど、登場人物の年齢や性格を反映していた。登場回数とオノマトペの使用回数は比例せず、擬音・擬声語が多く使われる人物とそうでない人物がいることがわかった。