要旨
1986年と2010年の朝日新聞の天声人語、読売新聞の編集手帳で特に動詞に着目し、極端に多く使われる言葉はあるのか、それが年代や新聞社によって変化するのかを調べた。その結果より新聞に用いられる動詞の特徴があるのかを見た。新聞を資料に用いたのは、誰にでもわかる言葉で書かれている。つまり若者言葉やネットスラングなどの一部にしか用いられない言葉がないと同時に今用いられないいわゆる死語も使われないと考えたからだ。
結果は1986年に比べて両新聞社共に2010年は語彙数が増えていた。語彙の種類については年に関係なく「いる」、「ある」など同じ単語が多く見られ、平仮名と同じように高頻度語彙があるというのも読み取ることができた。また「する」「~する」というサ変動詞の数が多く、それも今回見つけることができた特徴であった。
調査量が少なかったために新聞社ごとの差異はあまり見つけられなかったが今後量を増やしてより調査を深めていきたい。
1986年と2010年の朝日新聞の天声人語、読売新聞の編集手帳で特に動詞に着目し、極端に多く使われる言葉はあるのか、それが年代や新聞社によって変化するのかを調べた。その結果より新聞に用いられる動詞の特徴があるのかを見た。新聞を資料に用いたのは、誰にでもわかる言葉で書かれている。つまり若者言葉やネットスラングなどの一部にしか用いられない言葉がないと同時に今用いられないいわゆる死語も使われないと考えたからだ。
結果は1986年に比べて両新聞社共に2010年は語彙数が増えていた。語彙の種類については年に関係なく「いる」、「ある」など同じ単語が多く見られ、平仮名と同じように高頻度語彙があるというのも読み取ることができた。また「する」「~する」というサ変動詞の数が多く、それも今回見つけることができた特徴であった。
調査量が少なかったために新聞社ごとの差異はあまり見つけられなかったが今後量を増やしてより調査を深めていきたい。