要旨
人々の購買意欲を高める帯の見出し語に着目し、その見出し語を構成する文字種の割合について調査した。
先行研究である中野(1997)の研究から、読者が表紙により購買意欲が左右されることが分かり、帯との違いはあれど、同じ購買意欲を高めるものとして、帯にもなんらかの工夫がなされているかということも考慮しながら調査を行った。
調査対象は近刊の書籍(文庫、新書の2つのジャンル)の中から無作為に200冊(4社ずつ各25冊)の帯を調査対象とした。
結果としては、文庫と新書の比較、出版社別の比較の両方で、多少の割合の差は出たものの、大きな差異は見られなかった。これは帯の平均字数がほとんど変わらないということと関係があるのかもしれないという見解に至った。 また、見方を変えると、いずれの調査でも字数や割合がほぼ一定なので、各出版社は、購買意欲を高める効果的な割合を意識しているのかもしれないと思われた。
人々の購買意欲を高める帯の見出し語に着目し、その見出し語を構成する文字種の割合について調査した。
先行研究である中野(1997)の研究から、読者が表紙により購買意欲が左右されることが分かり、帯との違いはあれど、同じ購買意欲を高めるものとして、帯にもなんらかの工夫がなされているかということも考慮しながら調査を行った。
調査対象は近刊の書籍(文庫、新書の2つのジャンル)の中から無作為に200冊(4社ずつ各25冊)の帯を調査対象とした。
結果としては、文庫と新書の比較、出版社別の比較の両方で、多少の割合の差は出たものの、大きな差異は見られなかった。これは帯の平均字数がほとんど変わらないということと関係があるのかもしれないという見解に至った。 また、見方を変えると、いずれの調査でも字数や割合がほぼ一定なので、各出版社は、購買意欲を高める効果的な割合を意識しているのかもしれないと思われた。