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日本語おもしろ発見

日々の生活から

対象層別に見たファッション雑誌表紙における文字調査

2012-11-08 12:47:25 | 研究演習2012
要旨

雑誌は対象層が特に明確な書物である。そのため、雑誌の表紙では、それぞれの雑誌の対象層に合った表現の工夫が行われている。実際にどのような工夫がされているのか、男性誌と女性誌の比較、さらに対象年代別雑誌の比較によって調査した。それぞれの雑誌の文字調査を行い、上記で述べたように比較を行った結果、男性誌に比べ女性誌はより多くの表現の工夫を行っていることが分かった。また若者向け雑誌では、他の世代の雑誌に比べ、若者ことばといわれる造語や、記号の多用など多くの工夫が見られた。


「月9」主題歌における語彙調査

2012-08-03 16:03:41 | 研究演習2012
要旨
 「月9」主題歌の歌詞に着目し、語彙調査を行った。伊藤(2001)の「1970年以降日本語の歌詞の中に英語の単語やフレーズをいれる傾向が次第に増加してくる」という考察をもとに、歌詞に含まれる外国語の割合をみることで時代比較を行った。調査対象は「月9」(毎週月曜日21:00~21:54 フジテレビ系列)の主題歌で、1987年4月から2011年までドラマ枠として放送されたものとする。「月9」を調査対象に選んだのは、主題歌に起用された曲の多くは大ヒットを記録し、特にCDが爆発的に売れていた90年代は多数がミリオンセラーになった。社会現象になったドラマ等もあり、「月9」はその時々の時代背景を表すと考えたからである。
 伊藤(2001)に「1970年以降日本語の歌詞の中に英語の単語やフレーズをいれる傾向が次第に増加する。」とあるように、外国語の使用率は時代が経つにつれて増加すると予想したが、本研究ではそのような調査結果は得られなかった。また外来語より外国語の割合が比較的高く、歌詞はほぼ和語でなりたっている。また、高頻度語彙を挙げると、主題歌売り上げ枚数のトップ10では「君-52」「僕-18」「あの-17」「あなた-11」「会う-10」「心-9」「夢-9」「時-8」「誰-7」「いつも-6」が高頻度語彙トップ10であった。高頻度語彙においては時代が進むにつれて「君」「僕」が圧倒的に増えており、時代による変化がうかがえた。また、第3位の「あの」については小田和正「ラブ・ストーリーは突然に」において多くつかわれていたため、高頻度語彙とは決定しがたい。


競走馬の命名における語種調査-外来語の造語性に関して

2012-08-03 16:00:39 | 研究演習2012
〈要旨〉

 現代において、外来語は様々な場面で使用され、日本語の語構成の中で重要な位置を占めている。その外来語に関して林慧君氏は『外来語成分の造語をめぐって』(2006)の中で「外来語の中にはある特定の語しか構成しないものがある」とした。その法則が競走馬の名前という一般とは別のものでも適用されるのかを調査した。
 また、競走馬の名前にどのような語種が使用されているのかも興味をもったので調査を行った。結果、外来語が多く用いられる傾向が見られたので、競走馬の命名においては、外来語の造語性が高くなる事がわかった。また、ある特定の語にのみ法則を無視した結合が見られることが分かった。


マンガにおける女性語の変遷―作家の性別に着目して―

2012-07-10 09:24:01 | 研究演習2012
要旨
 物語内での女性の役割語である「女性語」を、マンガを調査対象に1979年と2006年という年代別で、また作家の性別で比較を行い、その使われ方や使用率などから、マンガ内の女性の描かれ方やそこから読み取れるマンガの作品傾向の変遷を調査する。全文数のうち女性語を含む文数はいくつか、それは作品全体のどの程度の割合含まれているのか、また使用されている女性語はどのような語が多いのかなどを各作品ごとに調査した。

 その結果、2006年の女性作家作品が女性語の割合が最も低かった。これは現代の流行女性作家作品がいずれも現実世界に近い世界の物語であり、台詞に現実味を持たせるためにあまり女性語が使われなくなったのではないかと推測する。


新聞記事にみる特定職業の名称に関する調査

2012-06-29 10:21:49 | 研究演習2012
要旨
 今回は、今まで女性を指す職業の呼称として使われていて近年になって変化した語(看護婦→看護師・保母→保育士etc)を対象語として語数調査を行った。現在そういった語が新聞記事でどの程度使われているのか、また変化をする前の語は今現在でも使われているのか、そしてそれらの語がどのように移り変わってきたのかを1996年~2002年・2009年~2011年までの読売・朝日の2紙の新聞記事を対象として語数調査で比較し調査した。

 その結果として、変化後の語は96年代には殆ど使われていなかったのが、11年頃になると1000件以上の記事で使われていることや、逆に変化前の語は96年頃に1000件以上あったのが11年頃には50件を下回るという変化が見られた。また、現在でも変化前の看護婦や保母といった語が新聞記事内で使われていることや、法律の改正などの影響で語数に変化があったことが分かり、言葉は世相や風潮・時代に非常に影響されやすいものであるということが判明した。