要旨
今回は、今まで女性を指す職業の呼称として使われていて近年になって変化した語(看護婦→看護師・保母→保育士etc)を対象語として語数調査を行った。現在そういった語が新聞記事でどの程度使われているのか、また変化をする前の語は今現在でも使われているのか、そしてそれらの語がどのように移り変わってきたのかを1996年~2002年・2009年~2011年までの読売・朝日の2紙の新聞記事を対象として語数調査で比較し調査した。
その結果として、変化後の語は96年代には殆ど使われていなかったのが、11年頃になると1000件以上の記事で使われていることや、逆に変化前の語は96年頃に1000件以上あったのが11年頃には50件を下回るという変化が見られた。また、現在でも変化前の看護婦や保母といった語が新聞記事内で使われていることや、法律の改正などの影響で語数に変化があったことが分かり、言葉は世相や風潮・時代に非常に影響されやすいものであるということが判明した。
今回は、今まで女性を指す職業の呼称として使われていて近年になって変化した語(看護婦→看護師・保母→保育士etc)を対象語として語数調査を行った。現在そういった語が新聞記事でどの程度使われているのか、また変化をする前の語は今現在でも使われているのか、そしてそれらの語がどのように移り変わってきたのかを1996年~2002年・2009年~2011年までの読売・朝日の2紙の新聞記事を対象として語数調査で比較し調査した。
その結果として、変化後の語は96年代には殆ど使われていなかったのが、11年頃になると1000件以上の記事で使われていることや、逆に変化前の語は96年頃に1000件以上あったのが11年頃には50件を下回るという変化が見られた。また、現在でも変化前の看護婦や保母といった語が新聞記事内で使われていることや、法律の改正などの影響で語数に変化があったことが分かり、言葉は世相や風潮・時代に非常に影響されやすいものであるということが判明した。