呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「魚Bar 一歩」恵比寿

2007-10-08 | 食べ物・お酒の話
久しぶりに「呑み」の話題。
恵比寿駅の東口の奥まった住宅街に、ぽつんとあるお店。
仙台出身の元証券マンが脱サラ?で始めた店らしい。
カウンター10席+α、テーブル・小上がりに11~12名というこじんまりした店だ。
でも「魚Bar」というくらいで、肴はどれも美味かった。
刺身はもちろん新鮮、「ふわふわさつま揚げ」は本当にふわふわ熱々、「豚の粕漬け焼き」は、ちょっと不思議な初体験の味だ。
「キスの天ぷら」は肉厚の開いたキスが美味しかった。
「いわしの梅煮」は、もう少し炊き上げるか圧力釜を使って、骨や頭まで食べられると良かったな。でも味はgoodです。
〆の「鰹づけ丼」まで、どれも美味しかった。

そしてお酒・・・。
ビールはハートランドのみ。僕はこのハートランドが好きなんだよね!
焼酎もいろいろ置いてあったけれど、やっぱり日本酒が中心のお店です。
「雁木(山口)」「綿屋(宮城)」「撰勝山(宮城)」「東北泉(山形)」「陸奥八仙(青森)」もう一つ忘れた・・・、結局6種類6合呑んじゃった。
ここは「小=120ml」と「普通=1合」があるので、多分「普通」は正1合あるのだろう。
勝山と八仙がちょっと甘かったが、あとは美味しかったです。
相変わらず良く呑むなぁ・・・。
ほとんどがカップルだったけど、男一人の客もちらほら。
それも初めて来ました、という感じの若い男性。
う~ん、若者よ、そうやって一人でカウンターで美味しいお酒と肴を賞味するとは、いかにも天晴れ!
まっとうな酒呑みになれよ!

今度はマスターがトントンとまな板で刻む「なめろう」と、大振りの「あんきも」が是非食べたい。
そしてマスターと仙台の話でもしながら呑めれば、尚結構。
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映画「エディット・ピアフ~愛の賛歌」

2007-10-08 | 映画(DVD)の話

シャンソン歌手エディット・ピアフの波乱万丈の生涯を描いた映画。
エディット・ピアフは「愛の賛歌」や「ばら色の人生」で、世界的に活躍したシャンソン歌手だ。
3歳の頃に娼婦宿を経営する祖母に預けられたり、一時視力を失ったり、大道芸人の父とサーカスのドサ回りや街頭で歌わされたり・・・。
16歳で恋愛し娘を出産するが、2年後には病気で亡くしてしまう。
不遇の少女時代だ。
20歳の時に街頭で歌っているところを、高級クラブのオーナーに見出され、歌手としてデビューする。
その後は、歌手としては次々とヒット曲を出し順風満帆だったが、私生活では恋人だった世界チャンピオンのボクサーが飛行機事故で亡くなったり、交通事故に何度も遭遇したり、結婚と離婚を繰り返したりと、相変わらずの波乱万丈ぶりだ。
結局恋人の死や交通事故の痛みから逃れるために薬物に溺れはじめる。
しかし最後の最後までステージに立って、観客の前で歌うことを諦めなかった。
そして47歳という若さなのに、完全燃焼し身も心も老け切って生涯を終える・・・。

父親に急かされて、初めて人前で歌った曲が「ラ・マルセイエーズ」
革命を歌った勇ましい歌詞のフランス国歌だ。
これが堂々として、素晴らしかった。
吹き替えではなく、子役のポリーヌ・ビュルレ本人が歌ったのだと思うが、とても上手だった。
幼児役をやった子も含め、なんで外国映画の子役ってみんな上手なんだろう。
それから成人のピアフ役のマリオン・コティヤールも凄い!
普段はまっとうな美人女優らしいが、すっかりエディット・ピアフになり切った。
歌唱力も素晴らしいし、死に際の80歳のような老け方も見事に演じていた。
なんか映画俳優って、皆んな凄いなぁ・・・。

観ていていろいろな部分で美空ひばりを思いだした。それとレイ・チャールズも。
それぞれ苦難の人生を歩みながら、歌手として確固たる地位を築きあげたところは共通している。
エディット・ピアフの人生は不幸続きだったかもしれないが、シャンソンに全霊を注ぎ込んだ満足すべき人生だったのではないだろうか。
世代的にも僕の親の代の方々にも是非観て欲しい映画だ。

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徒然なる四方山話

2007-10-07 | 徒然なるままに
♪高校生ドラフト会議

佐藤君も山中君も唐川君も良かったね。
唐川君は地元千葉のロッテだものね、最高だ。
今の職場からマリンスタジアムが見えるので、なんか他人事とは思えない。
佐藤君は、なんていい奴なんだ!
あんな風に両親や兄弟のことで涙を流せる若者は、今時少ないよ。
家庭環境が良くて、素直に育ったんだろうね。拍手!!
まぁ、生粋の仙台人だから楽天に入れてあげたかったが、これは仕方がない。
会社を休んだので、ドラフトをTVで見ていたんだけれど、古田監督は最後に大きな手柄を上げたね。
さぞかし佐藤君の球を受けたいだろうなと思ったら、やっぱりその後のインタビューでそう言っていたね。(当たり前か・・・)
楽天の第1位指名は、札幌南高校の寺田君だ。
これは凄いことだね。
札幌南と言えば、北海道内トップの進学校だよ。
そこの選手がドラフトにかかるなんて、「文武両道」のお手本みたいだ。
ぜひ頑張って欲しいね。
仙台で頑張ってけさい!


♪出来ちゃった婚と離婚

若乃花が離婚した。
まあ、どうでもいい芸能ネタなんだけど、子供が4人もいての離婚というから、なんか奥さんと子供が可哀相になる。
もちろん離婚の理由はいろいろあるんだろう。
でも子供には罪はないからね。
随分前から「仮面夫婦」で別居状態だったらしい。
だったらそのまま夫婦を続けたっていいと思うけどね。
「さんまさんみたいになりたい・・・」お兄ちゃんよ、お前はアホか!

若乃花は違うけど、世の中「出来ちゃった婚」流行り。
なんだかんだ言っても、「出来ちゃった婚」というのは、結局自覚と責任感と注意力と自己抑制力の欠如が原因だと思う。
避妊なんて、所詮簡単なことじゃないか。
それをやらずに「出来ちゃいました!だから結婚します!」は、如何なものか。
その責任感や自己抑制力の欠如の結果として、離婚も増えているのではないか。
勿論、出来ちゃった婚でも末永く幸せに過ごしている夫婦も沢山いらっしゃる。
でも芸能人など世間から注目を浴びる存在の人たちが、出来ちゃった婚と離婚を繰り返し披露しているものだから、なんとなく当たり前みたいな風潮になっている。
出来ちゃった婚なんて、当たり前ではない!本来人間として恥ずかしい(計画性の欠如という意味で)ことであることを、もっと自覚するべきである!!


♪「乳がん月間」ピンクリボン活動

10月は「乳がん月間」だそうだ。
ここ数年、この運動も大分盛り上がってきた。
それだけ乳がん罹患率が上がっているということなのかもしれないが、みんなで意識して早期発見に努めることは、大変良いことだ。
以前にこのブログにも書いたが、「乳がん年齢」というのがあって、家族や親のこと、仕事のことなどに気をとられ、自分の体調変化に気づかない時が危ないと言われる。
ぜひ皆さんには、自己チェックと検診をきっちり受けていただきたい。
5~6年前から、この運動がもっと盛んになっていれば、妻の病気も早期発見できたかもしれない。
とても残念だ。
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呑む気父さんの“Dancyu”~最近の夕ご飯・五連発!

2007-10-03 | 食べ物・お酒の話

♪豚肉とキャベツの粒マスタード炒め&きのこ豆腐
豚キャベは、その酸っぱさとピリッとした味がビールにぴったり!
きのこ豆腐は、味噌汁の代わりに作ったが、なんかイマイチだった。
麺ツユで味付けするんだけど、ちょっと味に物足りなさが・・・。




♪塩ちゃんこ鍋
急に涼しくなったので、早速父さん大好きな鍋にした。
今までは特大土鍋でいっぱい作ったのだが、今は息子も帰宅時間がバラバラなので
前に買っていた一人用の土鍋を使った。
市販のタレを買ってきたけど、塩味がさっぱりしてとても美味しかった。
白菜にきのこ、残りキャベツ少々、水菜、鶏もも肉、鶏団子、海老(残り物)・・・。
鍋は野菜がたくさん食べられて、いいよね。
具を一通り食べ終わった後、うどんを入れて〆ました。
一人前の鍋では、ちょっと物足りなし。
次男は、うどんとは別にご飯を食べていた・・・。
(画像の通り、がんもが膨らみ過ぎ!)
(今日から禁酒・・・)




♪牛と里芋・きのこの煮っ転がし?&サンマ
新聞に「きのこいっぱいの肉じゃが」というレシピが載っていた。
今夜はこれだ!と思って買い物に行ったが、急に里芋が食べたくなって、ちょっと材料を変更した。
でも美味しかったよ!里芋は美味いなぁ・・・。
これに合わせるもう一品は、やっぱり魚、それもサンマが一番!?
なんか「正調秋の日本の夕飯」って感じ!
父さんのDancyuも、段々本格的になってきた?




♪鶏もも肉の照焼き&モヤシ炒め&ほうれん草胡麻和え
鶏もも肉(唐揚用)が少しずつ小分けになって冷凍庫に残っていたので、簡単にやっつけた。
フライパンで焼き目を付けて、後は焼き鳥のタレをかけて一煮立ち。
味噌汁は、キャベツに溶き卵。
禁酒3日目、ノンアルコールビールでも美味く感じる。




♪豚と白菜の納豆キムチ炒め&ブロッコリー辛子和え&ひじきご飯
極力冷蔵庫の残り物を使おう思って、レシピを調べた。
白菜を使ってしまいたかったので、白菜の炒め物に・・・。
豚肉と白菜を炒めて、熱湯を掛けた納豆を混ぜ、キムチの素で和える。
息子の評判は上々。
それにひじきご飯とアサリの味噌汁。
今日は午後休んでしまったから、ちょっと手間を掛けた。
これじゃぁ、安静にならないじゃないか!

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また蜂巣炎・・・、思わぬ休暇

2007-10-03 | 健康の話
日曜日から、また蜂巣炎になってしまった。
朝起きたら、なんか頭が重くて熱っぽい。
夕べ涼しかったので風邪かなと思っていたら、段々足が熱を持って赤くなってきた。
ありゃあ、蜂巣炎だぁ・・・。案の定、熱も出てきた。
朝37.4℃だったのに、昼には38.2℃になった。
日曜だというのに、どうしよう。
川崎市は、休日の医療相談と診療可能な病院を、電話で教えてくれるサービスを行っている。
早速電話して、取り敢えず内科を紹介してもらった。

先生は「あぁ~、間違いなく蜂巣炎ですね。抗生物質と解熱剤を出しますので、明日は必ず掛かり付けの病院に行ってくださいね。今日は点滴もしておきましょう」
ベッドに横になって、40分ぐらい点滴を受けた。
なんか点滴って嫌だね。退屈だし、気が滅入る。
妻も随分点滴を受けていた。
どんな気持ちで点滴していたんだろう。
薬によっては、その点滴で少しずつ髪が抜けたりするものもあった。
さぞかし憂鬱で悲しい時間だったろう・・・。
下から点滴のビニール袋を見上げていると、そんなことを考えてしまった。

翌日の月曜日、以前にも蜂巣炎で掛かった病院に行った。
ほぼ熱は下がったが、予約制の病院で結局午後しか空いていないというので、会社は休むことにした。
ここの病院の先生は、「なるべく安静にして、薬を暫く飲んで、点滴も続けた方がいいでしょう」とのこと。
3週連続の週休3日となってしまった。

火曜日は出社。そして本日水曜日、朝から病院へ行く。
今日の先生は「動きながら薬を飲んでも、治りが遅いですよ。それに再発の可能性が高くなります。本来ならば、入院して安静にするべきなんです」
「昨日会社に行った?う~ん、どうしても仕事があるのならば仕方がないですけど、出来れば家で安静にしていた方がいいです。安静というのは、動かないで寝ているということです」
今日は午後から出社するつもりでスーツで病院に行ったが、特に急ぎの用があるわけでもないので、結局休むことにした。
明日は、夕方丸の内に行く用があるんだけど、どうしよう・・・。
部下は、「今週休んだらどうですか?いろいろ疲れが出ているんですよ」と言ってくれた。
先生も、この病気は特に予防策があるわけでなく、体調を整えることと、罹ったらきっちり治すことが大切と言っていた。
体調不良のときに、体のどこからか菌が入り、それが原因で高熱や腫れが出るらしい。
明日は丸の内にだけ行って、金曜も休もうかな。
確かに無意識のうちに体が弱っているのかもしれない。
今年になってから、仕事も家庭もいろいろあった。
今はまだ気が張っているから持っているけど、心身共に相当疲れているのかもしれない。
お言葉に甘えて、休息を取らせて貰おうか・・・。
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映画「模倣犯」

2007-10-03 | 映画(DVD)の話
模倣犯

東宝

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♪森田芳光作品中、最低の駄作でしょう!

この映画は、DVDがレンタルされてすぐに観た。
その時は原作を読んでいなかったので、ストーリーの展開が早すぎて何がなんだかよく分からなかった。
ただラストの犯人の自殺の仕方や、最後の最後に赤ん坊が出てくるところなどが
原作と全く違うと聞いて、なんかがっかりしたものだ。
原作は別として、独立した映画として観た時に、とても面白い作品もあるが
これははっきり言って詰まらなかった。
あの森田芳光監督の作品とは思えない・・・。

今回、原作を読んだことをきっかけにどうしてもまた映画を観たくなって、読み終わって即DVDを借りてきた。
う~~~ん、原作を読んだら、映画のストーリーは良く分かったし、それなりに良く出来た映画であることは分かった。
でも、やっぱりラストの犯人自殺と赤ん坊は、いただけない。
あそこまで原作を曲解しては、何のために原作があるのかが分からなくなってしまう。
原作者への冒涜とも言えるのではないだろうか。
宮部さんも、脚本は読んだろうに・・・。
当時の新聞には、宮部さんが映画の出来に戸惑っているような発言をしている記事が載っていたと思う。
まあ、あの込み入った長編大作を2時間ちょっとの枠の中で映像にまとめようというのは、所詮無理だったということか!
せっかく中居君や山崎努など、役者は揃っているのになぁ・・・。
中居君の頭が吹っ飛び、被害者の祖父が加害者の子供を押し付けられるのは、まずいんじゃないのかなぁ。

PS)
と思って、上記リンク先のamazonのレビューのところを読んでみたら、み~んな酷評!
宮部みゆきが試写会の途中で席を蹴った?という情報も載っていた。
然も在りなん・・・。
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呑む気父さんの読書感想文 亥の18~22 「模倣犯」

2007-10-01 | 本の話
模倣犯〈5〉 (新潮文庫)
宮部 みゆき
新潮社

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♪「模倣犯(1)~(5)」 宮部みゆき著 新潮文庫

宮部みゆきの長編大作「模倣犯」を読了した。
結論から言えば、面白かったぁ!
前から何度も言っているように、宮部の現代物はあまり好きではない。
だから読むことに相当躊躇していたが、その心配が杞憂に終わってよかった。
分厚い文庫本5冊も読んで、つまらなかった・・・では洒落にならない。
まあ、相変わらず冗長なところもあったが、そこはストーリーが分からなくならないように斜め読みした。
あまりストーリーに関係ない人物のディテールまで書いているが、本当に必要なのかという疑問は、やはり残る。

連続殺人事件の被害者の家族、加害者の家族の苦悩が克明に描かれる。
特に被害者の家族は、後悔の念に苛まれる。
あの時こうしていれば、こう言ってやれば、ちょっとだけ気をつければ、こんなことにはならなかったのではないか・・・。
家族は、近親者を失った悲しみだけではなく、自分を責めて自問自答を続ける。
そういうものなんだろうね。
でも考えてみれば、酷な話だね。
本来被害者なのに、何でこんなに苦しまなくてはならないのかな。
病気とは言え、身近な家族を亡くした者として、その気持ちはよく分かる。
そのあたりの詳しい感想は、また改めて別な機会に・・・。

加害者、特に主犯格のピースの「劇場型犯罪」というものは、到底僕には理解できない。
ただ、最近の意味もなく簡単に殺人を犯す犯罪傾向は、この犯人達に通じるところがあるんだろう。
とても我々には信じられないし、理解したくもないが、でもその犯罪をごく普通の人間が犯すところに、恐怖を感じる。
(なんて、評論家みたいなことを言ってしまった・・・)

栗橋と高井が偶然?車ごと峠の崖下に転落して死亡するところや
小樽の女性が未遂に終わった拉致事件の犯人を、網川と気づくところなどは
多少無理を感じない訳ではないが、総体的には非常によく出来た筋書きで一気に読めた。
次は、是非とも最新作の「楽園」を読んでみたいものだ。
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