この前、なつかし屋で呑んだお酒。
石巻市の平孝酒造の「日高見(ひたかみ)」二十数年前に先代の社長である父親が、倒産寸前だった酒蔵について「もう酒造りはやめる」と言い出したことで、「俺がやる」と現社長が就職したばかりの会社を辞めて、引き継いだという。
宮城県の浦霞や一ノ蔵、山形の出羽桜と勝負できる酒を目指し悪戦苦闘して、ようやく全国区の銘柄になった…。
東日本大震災では、酒蔵は激震でタンクも倒れ、更に津波に呑み込まれて甚大な被害を被った。でもなんとか復活し、また旨い酒を提供してくれている。
日高見もいろいろな種類の酒があるが、確かにどれも旨い。全国区といいつつも、僕は最近まで知らなかった。いつも言っているように、宮城には旨い酒がいっぱいあります。
さて、この日高見は「辛口本醸造」のラベルをリニューアルしたものだそうだ。
「魚でやるなら日高見だっちゃ!!」う~ん、どうです、このラベル!まさに魚を食べながら呑みたくなるラベルでしょう。気が利いているねぇ。
さらりとした呑み口で、それでいて味もしっかりしていて旨かった。日本酒は奥が深いなぁ。当然、呑んだことがない酒がまだゴマンとあるわけで、これからも呑んだことがない旨い酒とたくさん出会うことだろう。
こりゃ、長生きしないと損をするっちゃ!
PS)
20代前半で酒蔵を引き継いだ日高見の平井孝浩社長も、もう50歳。でも写真で拝見する平井社長はイケメンです。
若い経営者による、良い酒を作る酒蔵が増えている。頼もしい限りです。
あ~、そういえばこの前、日高見の新酒発表会があったとか。元石巻支社長のEちゃん、今度は誘ってよ!