呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

呑む気オヤジの、聴く!~葉加瀬太郎・クラシックシアター

2013-04-17 | コンサート・LIVE・演劇などの話

葉加瀬太郎は結構好きで、随分前からCDは聴いていた。そのうち生で聴きたいと思いつつ、なかなかその機会がなかった。
それが仙台で実現した。でも本番近くになるまでTVでCMをやっていて、ネットですぐチケットが買えたので、そんなに人気がないのかなーと心配していた…。

◎葉加瀬太郎・クラシックシアターⅢ
・日時:4月16日(火) 午後7時開演
・場所:イズミティ21

実はコンサートの中身をよく見ておらず、「葉加瀬太郎」というだけでネットでチケットを購入していた。なので、実際に演奏を聴いて、思っていたものと違っていて、ちょっとびっくり。
そうなんです、葉加瀬が自分の原点である「クラシック」の演奏形式で行うコンサートをやりたいという思いから始まった「クラシックシアター」。なので、所謂「アンプラグド」のコンサートで、マイクもアンプもシンセも一切登場しない。
前半は、完全にクラシックのバイオリンコンサート。1曲目が葉加瀬のソロでバッハのシャコンヌ、2曲目がピアノと合わせるブラームスのバイオリンソナタ第3番だ。
そして後半は、弦楽四重奏+コントラバス、ピアノをバックに葉加瀬が演奏する。曲目は、お馴染みの葉加瀬太郎オリジナルに、ビアソラのタンゴ、シュトラウスのポルカ、チゴイネルワイゼン。
バックバンド(?)と一緒に粋なパフォーマンスを披露し、ファンには有名(なんだってね)な軽快なMCも楽しかった。
いいねぇ、まさにエンターテイメントだ。もちろん曲も演奏も良い。これはクセになりそう。最近のCDは聴いていなかったが、ぜひ直近のDVDが欲しくなった。
心配したチケットの売れ行きも良かったようで、客席もほぼ満席。それなりの年齢の熱烈な女性ファンが多かったようだが、皆さん品良く聴きいり、でも最後はみんなでスタンディングオベージョン。まさに「大人のコンサート」の雰囲気いっぱいだった。今度は「電気楽器」を使ったコンサートをぜひ聴きたい。


PS)
1曲目の「シャコンヌ」、僕はこの曲に思い入れがあり、おそらくバイオリンのソロ曲では一番好きな曲だ。
葉加瀬太郎がシャコンヌを弾いているのは、CDを聴いてもちろん知っていた。CDの演奏がちょっと僕的にはイマイチだったが、今回は生で聴けるということで楽しみにしていた。
生演奏の感想は? う~~ん、この曲はやっぱりちょっとがっかり。CDと同じで、微妙に荒さがある。この曲はもっと完璧に弾いて欲しい。ブラームスもチゴイネルワイゼンもオリジナルもとても良かっただけに、残念!
無理にクラシックの超難関曲をやらなくてもいいのに。でも芸大出身の、元々がクラシックのバイオリン弾きとしては、やりたいんだろうなー。



コメント
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