呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

「サイモンとガーファンクル」ライブ in 東京ドーム

2009-07-12 | コンサート・LIVE・演劇などの話

サイモンとガーファンクル。
僕にとって、なんとも魅力的なデュオだった。
ビートルズやローリングストーンズよりも、繊細で深刻で悩ましい。
ポールの華麗なギターの調べ、アートのハスキーながら甘美な歌声、そしてなによりも二人の完璧なハーモニー・・・。
憧れの「アメリカ」の匂いを撒き散らしていた。

そんな彼らの3度目の日本公演を聴きに行った。

〈SIMON&GARFUNKELコンサート〉
・2009年7月11日(土) 5:00PM開演
・東京ドームにて

いやぁ~、渋い!凄い!上手い!偉い!!
暗転したステージに二人が現れて、静かに「Old Friend」を歌い始める。
うぅぅ、良いなぁ・・・。
歌い終わってアートが「僕のOld Friend、ポールです」と紹介する。
その後は次々とヒット曲を歌ってゆく。
アートの歌声は、さすがにボリュームが少なくなった。そして昔と較べると完璧とは言い難い二人のハーモニー。
でもアートは相変わらずのハスキーさに甘さが融けた歌声を聴かせてくれたし、ポールのギターのアルペジオは、ずんずんと僕の胸に突き刺さってくる。
高校の頃、散々ギターで練習したっけ。

実は最初、二人ともちゃんと歌えるのだろうかと、ちょっと心配していた。
高い入場料を払って、年老いた二人の盛りを越えた歌声を聴かされるのではないか・・・。
でもその心配は杞憂に終わった。う~ん、やっぱり良いなぁ~。最高だなぁ~。
中締め?の「明日に掛ける橋」は、ポールもメロディを歌い、そしてアートがきっちり最後まで歌い上げてくれた。
もう涙ウルウル。
そしてその後のアンコールも「サウンド・オブ・サイレンス」「ボクサー」「セシリア」と超有名ヒット曲が続く。
大人の味だなぁ~。ニューヨークに行ってみたいなぁ。セントラルパークを散歩したいなぁ~。

今回のコンサートで、アートは何度かポールのことを「Old Friend」と呼んだ。
「Old Friend」の歌詞に「年老いた友人同士、旧くから友人同士、ブックエンドのように公園のベンチに腰掛ける・・・、僕らの姿を想像できるか?70歳になったらどんな気持ちになっているんだろう」
この歌を歌ったのは実に40年前の27歳のころだ。
今67歳になって、どんな気持ちで歌っているのだろう。アートはどんな気持ちでポールのことをOld Friendと呼ぶんだろう。
なんとも味わいの深い、大人のコンサートでありました。


PS)
S&Gの来日は1982年と1992年に続き、3度目。
実は僕はその全てを聴きに行っている。
82年は仕事が長引いてしまい、後半しか聴けなかった。
後楽園球場(ドームではない)に5月の爽やかな風が吹き込む中、スーツ姿で彼らを見守った記憶がある。
92年は東京ドームで、これまた大人の雰囲気が漂う静かで落ち着いたコンサートだった。
そして今回、もう最後かもしれないという思いと、二人とも70歳近いんだ!という感慨もあって、過去2回とは全く違う心持のコンサートだった。
3回とも聴けたなんて、幸せだね!

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男声合唱団~M病院フロアコンサート

2009-07-12 | コンサート・LIVE・演劇などの話

土曜日は大田区のM総合病院の「フロアコンサート」があった。
縁あって、昨年の12月に初めて訪問させていただき、今回は2度目。
今回は、外来の待合室でなんと50分の本格的コンサートだ。
入院中の患者さんやそのご家族、外来にいらした方、職員の方々、そして通りがかりの皆さん、約50~60人にお集まりいただいた。
演奏曲目は、我が団の愛唱歌(どこでも歌う曲)に、今練習中の新曲も5~6曲入れた。
音取りが終わって、数回歌っただけの曲もあり、ちょっと無謀?

演奏そのものは、結構の不安をそれなりに抑えて、なんとか歌い切ることが出来た。
我々の拙い演奏を、待合室の長イスで聴いてくださった聴衆の中には、ハンカチで目頭をおさえる方もいらっしゃった。
演奏が終わった時に、司会進行役の外来部長さんから、感極まった涙ながらの御礼のご挨拶を頂いた。
またその夜には、お世話になった事務方の職員の方から団長にメールを頂いた。
「今日のコンサート後のリハビリセンター内では、たくさんの賞賛と感謝の発言があった」ということ。
例えば・・・
・合唱演奏はとても素晴らしかった
・こんな演奏をタダで聴けてもったいない
・歌を教えて欲しい
・退院後も合唱団の演奏会を聴きに行きたい etc・・・。

なんとも嬉しいことだ。
外来部長の涙ながらのご挨拶には、僕も含めた多くの団員が目頭を熱くした。
こういうイベントは、続くと結構大変だけど、そんなに役立つのなら続けたいと思う。
そして、ちゃんと練習して少しでも完成度の高い曲を聴かせたい。
好きな歌を歌って、それが社会にとってなんらかの役に立つのなら、これほど合唱冥利に尽きることはない。
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熊本の馬刺し

2009-07-12 | 食べ物・お酒の話

男声合唱団のOさんのお誘いで、馬刺しを食べに行った。
場所は数寄屋橋の「銀座・熊本館」、Oさんは熊本出身です。
熊本県のアンテナショップで、2階に「ASOBI-Bar」という、熊本の名産品や焼酎を出すお店がある。
実はこのお店が入っているビルは、合併前の我が本社でありました。懐かしいなぁ~。

まずは地ビールで乾杯。
その後豆腐の燻製、辛子レンコン、そして馬刺しで焼酎を!
うん、どれも美味しいなぁ。
九州(熊本?)の豆腐は、縄で縛って持ち歩くほど固いそうだ。それを燻製にしたもの。チーズのような味わいだ。
そして、馬刺し!
左から、赤味、霜降り、ふたえご(あばらの部分)、たてがみ。
九州独特の溜り醤油の甘みが、脂の乗った馬の肉にぴったりだ。
大学を卒業した春に、佐世保の友人宅に遊びに行った。
その時出された白身の刺身は、この甘い溜り醤油で食べた。
あの時は、なんでこんな甘い醤油で刺身を食わないといけないんだ?と思ったが、この歳になると(というか、いろいろ食べ慣れてくると)、これがまた美味いもんだね。



このお店はアンテナショップの一角なので、午後8時には閉店する。
若手メンバーのⅠ さんとKクンは、7時半ぐらいに到着。
グイグイっと呑んで、ガバガバっと食べて(というほどの量ではないけれど)、当然「もう一軒行くか?」です。

もう前以て、Oさんが新橋の「いそむら」を予約していました。
「いそむら」のご主人はOさんの大学時代の合唱仲間。
トイレなどに、我ら男声合唱団や混声合唱団の定演のポスターが張ってあったり、気を利かせて?演奏会の録音を店内に流したりしていただいている。
このお店は2度目だが、どの肴も美味しい。
定番肉じゃが、飛魚や鯖の刺身、自家製さつま揚げ・・・。さつま揚げは、今目の前でこねて揚げたばかり!
日本酒もいろいろ取り揃えてあり、2合入る朱塗りの片クチで出してくれる。



明日は、男声合唱団の病院コンサートだ。
「今日は軽くにして、早く帰るぞ!」のはずだったが、結局それなりの時間までそれなりに呑んでしまった。
だって、お酒も肴も美味しくて、話も尽きないんだもの・・・。



*新橋の猥雑な雰囲気、好きだなぁ~。
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