号泣する準備はできていた (新潮文庫)江國 香織新潮社このアイテムの詳細を見る |
♪「号泣する準備はできていた」江國香織著 新潮文庫
この人には一度だまされた。
「冷静と情熱のあいだ」は辻仁成と連作だったし
映画も話題になったので(父さんの好きな竹之内が出ていた)、思わず読んでしまった。
でも江國の部分は全然面白くなかった。
もう読む気はなかったのだけれど
今回は、題名と「直木賞」にだまされてしまった。
なんなんだぁ~、この小説は!!
それぞれが十数ページから為る短編が12…。
どれ一つとして、面白かったり感動したり興味深かったりしたしたものはない。
よくもまあこれだけつまらない話を集めたものだ!
それから、無意味な言葉の弄び。
「秋美が目をほどいて笑う」?
「従業員が弁当をつかっている」?
「グラスをかぱりと干した」…??
日本語を徒に弄ぶんじゃないよぉ~!
「弁当をつかう」は、昔からの言い回しだけど、あんたの使い道はない!
なんでこんな話が直木賞?信じられないな。
読み終わっても不愉快で仕方がなかった。
420円の文庫本代が勿体無くて仕方がない。
もっとも、最近の若い女性はこの手の小説を好むのだろうか。
もっと中身のある小説(ホン)を書いて欲しいな!!