呑む気オヤジ/蔵王山麓蓬莱庵便り

蔵王山麓暮らしのオヤジの日記。合唱も映画もドライブも温泉も、たまには俳句も・・・😄

友人Sの復活

2007-03-25 | 食べ物・お酒の話
♪友人Sはやっぱり蘇った!

高校の頃からの友人Sが目黒で再就職したというので
H夫妻とともに久しぶりに呑むことにした。
彼とは父さんが札幌にいる時に、地元の同業組合の研修旅行で来札した時以来。
多分8~9年ぶりだろうか。

彼は結構波乱万丈の人生を歩んできた。
子供の頃にお袋さんと死別して、お父さんが再婚。
医学部を目指して二浪したけどダメで、全く方向が違うK大学の経済学部に入学。
大学では、小柄な体で支援会(応援団)に入って活躍していた。
某大手鉱業に入社し石油部門や鉱山の労務管理を担当したり、中近東への海外駐在も経験。
労務管理では鉱業部門の独立時に人員整理を担当し、相当辛い思いをしたようだ。
当時一緒に呑むと、相当荒れていたっけ。
そんな時に奥さんの実家が経営する工務店の跡継ぎの話がSに降りかかってくる。
義父の健康上の問題もあって、結局Sは会社を退職し工務店を継ぐことになった。
ところがそこで諸々の問題に巻き込まれ、結果的には会社を追われることになる。
家も地位も取られ、一家離散状態の時もあり
決着をつけるために離婚まで考えていたようだ。

でもSは諦めずに頑張った。
奥さんと協力し合って、一人娘を大学に進学させ
住まいも転々としながら、フリーターまがいの仕事もしたようだ。
昨年末に、Hから「Sが錦糸町の職業訓練校にいるって連絡が来たので
会って呑んできたよ」と知らせてくれた。
この年になって訓練校で何を学んで、何の仕事をするつもりなんだ?と思ったけど
今回話を聞いて、なるほど!と納得した。
彼の通っていた職業訓練校というのはホワイトカラー系の「アビリティガーデン」で
マーケティングや経営戦略、労務人事管理、財務分析などを学ぶところなのだそうだ。
そうだよねぇ、50から旋盤や機械いじりはきついものなぁ。
そこの関係と以前の勤務先の人脈で、今回イスラエル系の機器メーカーに
人事部長として声がかかったそうだ。
でも外資系なので、英語が必須。
彼も中近東にいたぐらいだから、昔は喋れたがもうすっかりさび付いてるらしい。
英語力アップと人事管理の手腕確認のため、当面は「嘱託」待遇とのことだ。

いやぁ~、でもとにかくめでたい!
このまま朽ち果てる奴ではないと思っていたけど、偉いぞSよ!さすがだね。
相当苦労したようだけど、本当に良かった!!
離婚しなくて良かったな!今は家族それぞれが離れて3重生活のようだけど
漸く落ち着けそうじゃないか。
昨日は、なんと奥さんと一人娘のAちゃんも参加してくれた。
嬉しいねぇ、奥さんとAちゃんは10年ぶりぐらいか。
実はAちゃんは、父さんの大学の後輩なんだ。就職活動中だって。
頑張ってくれよ!
6人で目黒駅前の「北前そば高田屋」へ。
実質5人で焼酎を3本も呑んだ。
Aちゃんはバイトがあるので先に帰ったが、二次会は大人5人でカラオケBOXへ。
そこでもワインを3本・・・。
昔はギンギンのロック少年だったSも、今は演歌を上手に歌う。
楽しそうに演歌を歌うSと声を合わせていて、涙が止まらなかった。
本当におめでとう!
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呑みながらの四方山話は楽しい~都知事選 他

2007-03-25 | 徒然なるままに

いらっしゃい!
今日も出社かい?お疲れ様!でも明日は休める・・・、良かったねぇ。
今日はもう初鰹が出ているよ。
もう1月には河岸に出ていたんだよ。やっぱり世の中、ちょっとおかしいかねぇ。
ハイ、脂は乗っていないけど、その分引き締まってさっぱりして
いかにも「初鰹!」って感じで美味いよ。
それに「沖あさり」焼きはどう?貝好きだもんね!ビールにも日本酒にも合うよ。

♪都知事選に俳優Sが立候補?
えっ、Sが出るの?なんで?
まあふたを開けてみれば、有力候補以外にも随分立候補者がいるんだねぇ。
みんなどこまで本気なんだろう。
もちろん自前で選挙資金を用意するんだろうけど
選挙って、税金だって結構使われるんじゃないの?
立候補する権利は誰にでもあるんだから別にいいんだけど、なんかねぇ・・・。
俳優のSなんて、何で突然?という感じだよね。
ひょっとして石原知事サイドの浮動票霍乱作戦じゃないかって、勘ぐっちゃうね。
石原都政に対する批判票を、浅野候補に集中させないための当て馬じゃないかなんてね。
考えすぎだって?そうかねぇ。

浅野さんは、我が母校(高校)の先輩。
宮城県ではいろいろ頑張ってきたと思うけど
母校の共学化を決めたのはちょっと気に入らないな。
まあ世の中の流れから見れば、仕方がない?
でもなんでも平等・均一化の時代だからこそ
質実剛健の公立男子校があったっていいと思うんだよね・・・。
いずれにしろ父さんには都知事選の選挙権がないので、高みの見物だな。
神奈川知事選は、全くわからん。
それも無責任か・・・。

♪ロシアが北朝鮮の借金80億円を帳消し??
なんだい、それ!
80億円の借金を帳消しにして、さらに各種援助を求めるって?
北朝鮮も何を考えているのかねぇ。
呑みながら政治や外交の話しをするつもりもないんだけど
あまりにも理不尽で、頭にくるよね。
6カ国協議もどうなっちゃったんだろう。
どこまで甘やかすんだろう。
そんなにあの国は脅威なんだろうか。
このままでは、一般国民が可愛そうだ。
国内にもまともに現状を危惧する層はいるだろうに。
自浄作用は期待できないのかねぇ・・・。

♪安藤美姫、4回転を封じて「金」
安藤美姫が、フィギュア選手権フリーで4回転ジャンプをやめて
金メダルを獲得した。よかったねぇ。
SPで2位につけていたのだから作戦勝ち?
今までは、前半の失敗を取り戻すために無理して4回転に挑戦することもあったよね。
そういう起死回生は、なかなかうまく行かない。
でも今回は余裕があったせいか、キムの不調を読んだせいか
無理せずにきっちりまとめて金メダル獲得だ。
浅田真央も惜しかったけど、1・2フィニッシュは気分がいい。
会心の演技を決めた二人の涙は、見ていても気持ちのいいものだ。
父さんも年のせいか涙腺が弱くなってきたけど
素直に泣けるって、いいことかもしれない。
父さんも、泣いちゃおうかなぁ・・・。
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呑む気父さんの読書感想文・亥の6 「カラヤンとフルトヴェングラー」

2007-03-25 | 本の話
カラヤンとフルトヴェングラー

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♪巨匠と帝王の壮絶なる確執

第二次大戦を挟んでクラシック音楽界に君臨した二人の巨匠の壮絶な確執。
フルトヴェングラーとカラヤン。
二人とも、クラシックファンならずとも名前ぐらいは知っているだろう。
特に日本人のカラヤン好きは、世界的にも有名だ。
20歳以上の年の差にも拘らず、フルトヴェングラーはカラヤンの台頭を危惧し
あらゆる手段で「自分のオケ」であるベルリン・フィルからカラヤンを遠ざける。
カラヤンはカラヤンで、フルヴェンに対し報復を企てる・・・。
またカラヤンは、フルヴェンが不得意だったレコードを積極的に活用する。
フルヴェンは1954年に68歳で死去。
録音技術も未熟であり、レコードの出来も悪かった。
それに対しカラヤンはレコードがEPからLPに進化し、更にCDが登場するなど
急激な技術の進歩を先取りして、映像と音響の世界にのめり込む。
しかしフルヴェンの死後相当経ってから
ラジオ放送用の録音がデジタル化されてCDとなり圧倒的な人気を博す。
果たしてカラヤンはフルヴェンに勝ったのか負けたのか・・・。

音楽やその他の芸術を鑑賞するとき、その作品の生み出された背景や歴史
作者や演奏者の人間性を論じることは必要か?という論議がある。
本書の筆者もあとがきの中で述べているが、その曲の演奏された時代背景や
録音時の状況を知った上で聴くことにより、感動が増すこともあるのだろう。
「カラヤンが戦後初めてベルリン・フィルを指揮したときの録音」で
「それまでフルヴェンに邪魔されてベルリン・フィルの録音が出来なかった」ことを
分かって聴くのと、そうでないのとでは、確かに気持ちの入り方が違うだろうね。
そういう意味では、ちょっとした「勉強」をすることにより
更に楽しく音楽を聴くことができるようになるんだね。
改めてフルトヴェングラーとカラヤン、そしてその二人に挟まれて
「抹殺」された(?)チェリビダッケの演奏を聴きたくなった。
レコードは結構持っているんだけどねぇ・・・。

♪そういえば・・・

本書を読んでいて、大昔にカラヤンの「第九」を聴きに行ったことを思い出した!
1977年11月の普門館でのベルリン・フィルのコンサートだ。
すっかり忘れていたよ。
最上階の一番後ろのほうの席だったけど、それでも1万円ぐらいだったような・・・。
学生の身には大金だったけど、実はあまり感動した記憶がない。
こんなに大好きな「第九」なのに。
カラヤンが普門館の音響を酷評したらしいけど、音の悪さのためだろうか。
多分、一緒に行った彼女と気持ちにズレが出始め、別離を考えていたことが主な原因だろう。
カラヤンとベルリン・フィルの「第九」を生で聴いたというのに・・・。
返す返すも残念至極である!!

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